ライオン、クリニカのブランド戦略成功

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日経MJを読み解く!

 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2004年10月28日 〓〓〓〓〓〓 

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 492号 ◆◆◆

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      〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
       ブランディングはきちんとできているか。
     特に商品の販売後を、お客は注意して見ている。
 
      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ━━━━━━━━━━━━ 2004年10月27日付日経MJより ━━━━━━
 □■□  本日の注目記事(11面)
 ■□■   ブランド価値とはイコール企業価値   ライオン
 □■□        クリニカのブランドイメージ形成   
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 今日は、ブランド戦略で市場占有率を着々と上昇させているライオンの
 歯磨き粉「クリニカ」に関する記事です。

 ■製品の価値を顧客に分かりやすく発信する「インターフェース(接
 点)」としてブランドを位置づけた。

 ■「顧客は製品をライオンという企業名で買うのではなく、クリニカと
 いうブランド名で選ぶ」。

 ■「予防歯科」の概念を前面に押し出したブランド・メッセージは3月
 に「オーラルケア事業ステートメント」として発表した。

 ■奥歯のイメージをあしらった新マークを作成したのに続き、ブランド
 ・コンセプトを伝える小冊子30万部の配布を小売店店頭などで始めた。

 ■‥‥クリニカの市場占有率は今年2月末の時点で10%をやや下回る水
 準だったが、3月に入ると3ポイント以上上昇した。

           とのこと。それで、↓↓↓

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  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
  ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


 ●ビジネスの世界は、よくわからないカタカナ言葉がたくさん飛び交い
 ますね。でもおもしろいことに、そういう言葉を多く知っている人ほど
 商売が下手で、知らない人ほど上手な気がします。なんとなく。(^_^;)

 ●ブランドとは商標、つまり商品に付ける標識です。これだけわかって
 いれば大丈夫、あとは芋づる式に理解できます。まずは、その標識を見
 たときにどんなイメージを抱くかが、ブランドイメージです。

 ●当然、良い方がいいに決まっています(悪役レスラーは悪い方がいい
 ですけど)。では、イメージを浮かべてください。ソニー、トヨタ…、
 バイオ、カローラ…、ビートたけし、黒澤明。

 ●ソニーやトヨタというのは、企業名がそのままブランドになっていま
 す。「トヨタの車なら大丈夫」などという具合にイメージを抱きますね。
 ファミリーブランドと呼ぶことがあります。

 ●それに対して、バイオやカローラは、個々の製品名からブランドを形
 成したもので、個別ブランドといいます。ビートたけし監督作品などと
 言えば、ビートたけしさんの顔と映画のイメージが浮かぶでしょう。こ
 のように人名もブランドになります。

 ●ブランド戦略とは、その企業や製品に関するイメージをどのようなも
 のにするかを検討し、中心となる価値(コンセプト)や、それを表すマ
 ークなどをどんなふうに表現し、どう浸透させていくかということにつ
 いての大きな方向性のことです。

 ●さらにブランディングというと、その管理までを含むことが多いよう
 です。商品開発、生産、販売、クレーム対応など、すべての部門で統一
 された対応ができるように管理するわけですね。

 ●そのブランディングによって、購入前のイメージが、購入後にもきち
 んと保たれるようにしていきます。「とても良さそうだったから買った
 のに、実際にはひどかった」では、ブランドイメージはどんどん落ちて
 いくでしょう。そうならないようにします。

 ●ライオンという企業名も立派なブランドだと思いますが、それだけで
 勝負ができるとは思えないですね。同社は、個別ブランドを徹底的にブ
 ランディングするという戦略を採用しました。その結果が出ています。

 ●歯磨き粉「クリニカ」のコンセプトは「虫歯予防」ということなので
 しょう。記事によれば、同社はブランディング活動で「関係者は各地の
 イベントを駆け回った」り、「商品構成を8品目に拡大」したり、「小
 冊子30万部を配布」したりしています。

 ●それによって、市場占有率を上げることができました。これは「ブラ
 ンド」を中心に据えたマーケティング活動だと言っていいでしょう。ブ
 ランドが明確であれば、マーケティングは展開しやすくなります。

 ●単に露出度を上げればよいというものではありません。ブランディン
 グをしようと思えば、全社的な体制作りが必要となるのです。どこから
 接しても、「さすがクリニカ」という感想を抱かせねばならないからで
 す。

 ●さて、あなたの会社ではどのようなブランドを扱っていますか。それ
 は、売るまでと売った後の対応がコロッと変わるなどということになっ
 ていませんか。お客が良いブランドイメージを維持できるように、その
 後の対応も気をつけてください。

 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ――――――

 ■■■ちょっと一言

 大企業に勤めている人は、会社の名刺にインパクトがあります。有名な
 企業名というのはそれだけで人を引き寄せますね。「お近づきでいたい」
 と思わせます。

 ところが、その人が独立すると、一転してただの人になります。サラリ
 ーマン時代に偉そうにふるまっていた人ほど、孤独を味わうことになる
 んです。どんな状況でも、謙虚さだけは失ってはいけませんね。

 中小企業は、社長名がブランドになっている会社が結構あります。社長
 の信用で仕事がはかどります。当然、その社長がいなくなったら窮地に
 陥ることになってしまいます。

 社員は「そうなったらそうなったで自分はどうにかなるさ」と考えてい
 るもの。社長が元気なうちに手を打っておかなければ、会社の存続は危
 ういでしょう。

 ともかく、あなたが今どんな立場であっても、長期的な視点を失わない
 ようにしてください。(#^.^#)

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