森下仁丹、通販に進出して危機脱出

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 763号 ◆◆◆

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      〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
       あなたが注意すべき「環境変化」とは何か。
         それが整理されていなければ適応は難しい。
  
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 ━━━━━━━━━━━━━ 2005年12月14日付日経MJより ━━━━
 □■□  本日の注目記事(9面)
 ■□■  直販に乗り出して危機脱出      森下仁丹
 □■□     売上高全体の50%近くを占め収益の柱に
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 今日は、販路(街の薬局・薬店)の低迷に危機感を抱き、通販に進出し
 て成功した森下仁丹に関する記事です。

 ■口中清涼剤「仁丹」で有名な森下仁丹。

 ■ビフィズス菌と乳酸菌を使った健康食品「ビフィーナ」、緑茶と大麦
  若葉を合わせた「緑茶青汁」──。両商品とも森下仁丹が通販専用に
  開発し現在、通販売り上げの大半を稼ぎ出す人気商品だ。

 ■森下仁丹が通販に着手した93年当時は、ドラッグストアがチェーン展
  開を本格化し始めた時期と重なる。

 ■‥‥商品力には自信があった。そのため打開策としてメーカーである
  同社が消費者への直販に乗り出すのは自然な流れだった。

 ■成長軌道に乗った通販事業の現在の課題は、顧客の高年齢化だ。

           とのこと。それで、↓↓↓

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  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
  ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


 ●企業は「環境適応業」であると言うのは簡単ですが、自分のこととし
  て考えてみると、「果たして自分はきちんと変化に適応できているの
  だろうか」とあせりを感じませんか?

 ●「環境」と一口に言っても、ものすごく範囲が広いので、とらえどこ
  ろがありません。そこで、その環境の中でも「市場」「流通」「競合」
  というふうに分野をいくつか限定して見ることが必要になります。

 ●果たして「市場」は拡大しているのか、縮小傾向なのか。「流通」経
  路上で変化はあるか。「競合」他社はどのような動きをしているか。
  などと絞って考えれば、ずい分「環境」をとらえやすくなるでしょう。

 ●1993年当時の森下仁丹に置き換えて考えてみましょう。「市場」は有
  望です。高齢化社会となり、健康志向が広がっていく段階ですから。
  「流通」では、自社の販路である薬店・薬局がドラッグストアに押さ
  れて低迷していきます。

 ●「競合」はいろいろあるでしょうが、ちょうどこの頃から通販に進出
  する健康産業が多かったと思います。これらから考えれば、同社が直
  販に乗り出すのは「自然の流れ」だったことが理解できますね。

 ●同社の場合、創業100年で、しかも「仁丹」があまりにも有名です。
  ということは、通販が新規事業であっても、最初から消費者の信頼を
  つかんでいるわけですからそれほど苦労は無かったのではないかと思
  います。

 ●しかし、軌道に乗ったあとも、当然ながら環境は刻々と変化するので
  す。今、同社が直面しているのは「顧客の高齢化」。それで同社が打
  った手は・・・

 ●記事によれば「今月、30、40代を対象とした通販サイトを新設、同世
  代向けのサプリメント(栄養補助食品)を売り出した」とのこと。こ
  の層を取り込めなければ、10年後の同社は危うくなります。

 ●企業というのは常に問題を抱えているものです。「我が社に問題はな
  い」とおっしゃる経営者がいれば、それは気づいていない証拠なので、
  とても危ない状態だと言えるでしょう。絶えず、アンテナを立ててお
  かなければいけません。

 ●さて、あなたの周囲では、どのような「環境変化」が起こっているか、
  きちんと押さえていますか。これは、1度調べればよいというもので
  はありません。少なくとも年に1度は調査をする必要があります。

 ●特にインターネットビジネスは数ヵ月で変化が起こりますので、情報
  収集を怠るわけにはいきません。どんなポイントで変化を見なければ
  ならないか、視点を整理しておきましょう。

 ●10年先に生き残っているためには、「今」を大事にしなければならな
  いのです。収益が上がっている間に、次の手を小さく早く打つように
  してください。

 ───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

 ■■■ちょっと一言

 今日は、中国・大連の政府関係者の皆さんに、戦後、日本企業が歩んで
 きた道と、今から日本が進もうとしている方向について、2時間半、お
 話ししてきます。

 まさに、「環境変化」に対する企業の対応がテーマです。日本がこの50
 年間に経験してきたことが、中国では最近のほんの数年の間で起こって
 おり、とまどっている様子。だから、日本の話が参考になるそうです。

 この話をするのは今日で3回目なのですが、毎回、中国の方々の元気の
 良さにはとても刺激を受けます。今日も講義をしつつ、逆にパワーをも
 らってくることになりそう。

 日中友好をがんばってきます。(#^.^#)

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