葬祭情報を収集、お仏壇のはせがわ

日経MJを読み解く!

 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2003年4月13日 〓〓〓〓〓〓 

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 75号 ◆◆◆

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     〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
         
情報を収集する仕組みはあるか。 
        情報をつかんだ者が主導権を握る。
  
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 ━━━━━━━━━ 2003年4月12日付日経MJ4面より引用 ━━━

 ■仏壇販売最大手のはせがわが、営業活動のベースとなる葬祭情報の収
 集に「シニア制度」を導入し成果を上げている。各店舗が地域の事情に
 詳しい中高年の人と契約し、葬祭情報をいち早く提供してもらうことで
 販売に結びつける戦略だ。

 ■はせがわが「シニア制度」を本格的に始めたのは2001年から。制度導
 入の背景には、同社の営業にとって最も重要な葬祭情報が一筋縄では集
 めにくいことがある。そこで目を付けたのが地域に住む中高年だ。

 ■長く住んでいれば人付き合いも多く、地域の事情にも詳しいのだ。

 ■こうした中高年の委託職員を通じた商品の販売実績は、2001年に約4
 千2百万円だったものが、2002年は約1億6千万円と4倍に膨らんだ。

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ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
  ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


 ●仏壇はどういうときに売れるのか? 当然ながら人が亡くなったとき
 が一番で、次は古くなった仏壇の買い替えでしょう。お客は普段、仏壇
 を買うことなど全くといってよいほど考えていません。必要になってみ
 て「さて、どこから買うのがよいか」と考えます。

 ●高齢社会で葬儀が増える時代ではありますが、お客が選んでくれるの
 を待っていて収益が伸びるとまではいかないでしょう。競争も激しいの
 です。やはり他業者よりも早く情報をつかみ、アプローチをかけること
 が勝負の決め手となります。

 ●情報収集が重要なことは、どの企業も知っています。しかし、その仕
 組みをどう作っているかで優劣が生じます。「おい、情報集めてこいよ」
 と声をかけるだけのところが最低レベルです。「情報集めろと言ってる
 のになかなかやらないんですよ」とボヤいている営業部長のところがそ
 うです。

 ●やはりきちんと組織的にやらなければ成果は出にくいものです。中小
 企業では身内マーケティングといって、社員の身内、同窓会名簿、その
 他友人知人を全てリスト化し、そこへ向けてきちんと定期的に情報発信
 をし続けるという手が有効です。何かあったときに声がかかってくる関
 係を作り上げておくのです。
 
 ●はせがわでは、一般的に死というものに近い高齢者の情報を、地域の
 中高年層に集めてもらう仕組みを作りました。必要な情報を最も集めや
 すい人に集めてもらうということです。詳しくは触れませんが、このよ
 うなやり方は孫子の兵法でも重視されています。

 ●最寄品、買回り品、専門品という3区分で考えると、仏壇は専門品で
 す。家具・自動車・ピアノなど、専門品は顧客情報の量と質が明暗を分
 けます。小売業でなくても、営業マンは常日頃から顧客情報が自分にき
 ちんと入ってくるようにしておき、「買う人に売る」仕組みを作ってお
 くことが大切です。普通の営業マンが陥っている「買わない人に売ろう」
 とする努力はムダが多いのです。

 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――

 ■■■ちょっと一言

 江戸時代の武士の教科書に『武道初心集』があります。一番最初に「武
 士たる者は、元日の朝の雑煮にはしをつけた時から、その年の大晦日の
 夜まで365日、死を忘れてはならない」と書いてあります。常にわが命
 は今日限りと考えて、精一杯主君と親に尽くせと言っています。

 人生80年なんていっても、いつどうなるかわからないですよね。イラク
 も落ち着きつつあるかもしれませんが、イラクの人は「今日をなんとか
 生き抜きたい」と思って過ごしているのではないでしょうか。そこに生
 の充実があります。死を意識すると生が充実するのですね。
 
 平和ボケの日本人はなかなか「生」が充実しないようです。平和だった
 江戸時代の武士が「死を忘れるな」と教えられていたことは、現代の参
 考になるのではないでしょうか。


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