松屋銀座本店、異なる部門が共同で購買意欲をあおる

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 738号 ◆◆◆

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      〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
     欲しい商品1つより、2つ以上ある方が顧客は動く。
          商品を組み合わせて提案しよう。
  
      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ━━━━━━━━━━━━━ 2005年11月9日付日経MJより ━━━━
 □■□  本日の注目記事(5面)
 ■□■  「もう1品買おう」と思ってもらう   松屋銀座本店 
 □■□       異なる部門が共同で購買意欲をあおる
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 今日は、4期連続で客単価が前年を上回り続けているという、松屋銀座
 本店に関する記事です。

 ■まず3年前、ブランドの垣根を越えて衣料品の組み合わせを提案する
  「ファッションクルー」と呼ばれる販売員を設置。

 ■今年のゴールデンウィークは若い女性に人気が高いジーンズと化粧品
  が共同で販促を仕掛けた。

 ■顧客データによると両ブランドを訪れた客のうち、双方の商品を購入
  した人の比率は17%に達した。

 ■同様に6階の大きいサイズの婦人服売り場と、地下1階の和洋菓子売
  り場の買い回り率も21%にのぼることが判明。

 ■「自分の売り場とどの売り場が関係しているか、常に考える習慣が身
  に付いてきている」(本間本店長)。

           とのこと。それで、↓↓↓

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  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
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 ●大手スーパーで働いた経験上、売り場担当者が「自分の売り場のこと
  しか考えていない」というのはわかります。自分のところで購入した
  後にどこへ行くかなど、どうでもよいと思っています。

 ●ところが、松屋銀座本店では「自分の売り場とどの売り場が関係して
  いるか、常に考える習慣が身に付いてきている」とのこと。これはす
  ごいことなんです!

 ●大型店舗で顧客がどのように買い回るかを考えるのは、店舗設計者や
  店長など幹部クラスの仕事であって、売り場担当者は自分の売り場の
  ことだけに集中するのが当たり前だったのですから。

 ●売り場担当者に関らず、人を動かすには「データ」の裏づけが必要で
  す。記事によれば、同店では3年前からコーディネート販売力を向上
  させる努力をしてきたそうですが・・・

 ●「昨年末から導入したカード顧客のデータ分析システムが弾みをつけ
  た」とのこと。これによってお客の動きがハッキリわかるようになっ
  たわけです。

 ●その結果、「化粧品購入客は他の売り場でも全売上高の2割相当を買
  い上げる」などの事実が判明しました。他の売り場の担当者は「化粧
  品と組めばうちの売り上げも伸びる」と考えるでしょう。

 ●「大きいサイズの婦人服売り場と、地下1階の和洋菓子売り場の買い
  回り率も21%にのぼる」ともあります。しかし、これがわかっても店
  内で婦人服と和洋菓子を一緒に売ることはできませんね。

 ●そこで同店では、「6月、婦人服のダイレクトメール(DM)を送る
  際に菓子の商品紹介も同封」した結果、来店率は27%にのぼったとの
  こと。

 ●DMを送付したうちの4人に1人以上が来店するとは、かなりの高確
  率です。欲しいものが1つでは動かないお客も、2つ並べられるとた
  まらずに動いてしまうということでしょう。

 ●松屋銀座本店では、異なる分野の商品を組み合わせてお客に提案する
  ことで、魅力をアップさせる術を得ました。見た目は今までの百貨店
  と同じでも、中で働く従業員はかなり変わってきているようです。

 ●古代中国の兵法家である孫子は、「組織は常山の蛇のようでなければ
  ならない」と言います。この蛇は、頭を攻撃されると尻尾で反撃し、
  尻尾を攻撃されると頭で反撃し、胴体を攻撃されると頭と尻尾が同時
  に反撃します。

 ●つまり、組織全体が連動して敵に向かうわけですね。自分の売り場の
  ことしか考えない人は、他の売り場がどうなろうが知ったことではあ
  りませんが、「そこと自分の売り場はつながっているのだ」という認
  識を持つと、協力しようという姿勢も生まれます。

 ●あなたの会社は、「常山の蛇」状態になっていますか。そうするため
  には、いかにつながっているかをきちんと説明しなければいけません。
  松屋銀座本店のように、少し時間をかけてでも連動して動く組織を作
  り上げましょう。

 ───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

 ■■■ちょっと一言

 ただ、「大きいサイズの婦人服売り場と、地下1階の和洋菓子売り場の
 買い回り率も21%にのぼる」などということがわかってしまうと、女性
 はお菓子を買いにくくなりそうですね。(^_^;)

 これからICタグも普及してくると、まるで行動を監視されるかのよう
 な状態にもなりかねません。個人情報保護という考え方とは相反します。
 何を買ったかについて誰かにこっそりのぞかれ、おどされるなどという
 世の中が来ないことを祈ります。

 ところで・・・

 フランスで非常事態宣言が出されたことには驚きました。発展途上国や
 お隣の中国等でなく、あのフランスで! 発生した暴動が深刻な状態に
 なっている模様です。

 でも、よく読むと、暴れているのは「移民」のようです。日本も少子化
 で、移民をどんどん受け入れる必要があるとも言われていますが、フラ
 ンスのようになる可能性があることも頭に入れておきましょう。(#^.^#)

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