アフタヌーンソサエティ、「家守」ビジネスでビルと街を活性化

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 701号 ◆◆◆

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      〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
          既存商品を別の用途で使えないか。
      それができれば新商品を開発したようなものだ。

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 ━━━━━━━━━━━━━ 2005年9月12日付日経MJより ━━━━━
 □■□  本日の注目記事(1面)
 ■□■   ビルを建て替えずに再生   アフタヌーンソサエティ
 □■□      江戸時代の「家守」が現代によみがえる 
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 今日は、地域の老朽化したビルを再生し、地元のニーズに合ったテナン
 トを集めて活性化させているアフタヌーンソサエティに関する記事です。

 ■江戸時代、地主に代わって長屋を管理し、店子(たなこ)の面倒を見
  た職業「家守(やもり)」が街づくりの担い手としてよみがえった。

 ■‥‥JR神田駅(東京・千代田)近くにある築48年の大蓄ビルには、
  Tシャツ姿の若者が出入りする。

 ■若者らは、同ビルの2階をアフタヌーン社がSOHO(スモールオフ
  ィス・ホームオフィス)向けに改修した「REN−BASE(レンベ
  ース)」で働くデザイナーや編集者たちだ。

 ■330平方メートルほどの広さの2階フロアをビルオーナーから借り受
  け、同社が出版やデザインなど個人事業者ら8組を誘致した。

 ■資金力が少ないSOHOのため、共同利用できる会議室やコピー機も
  設置した。一室の賃料は月10万円弱と周辺ビルより割安だ。

           とのこと。それで、↓↓↓

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  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
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 ●記事によれば、江戸時代の「家守」は、商売のやり方を店子に教える
  こともあったとのこと。長屋の管理人でありながら、コンサルタント
  のような仕事もしていたのですね。

 ●今後は人口が減少する社会となりますが、特に減少が著しい地方都市
  ほど、新築しても投資回収の見込みが立たず、古くなった建物を新築
  する割合は減るでしょう。

 ●しかし、古いままでは使い勝手が悪く、そのままだとテナントは減る
  ばかりとなります。どんなに家賃が安くても、不便な建物の借り手は
  ありません。

 ●貸したいビルオーナーと、借りたくても尻込みするテナントをつなぐ
  役割、つまり古い建物を現代に合うようにリフォームする人が必要で
  すね。「それは、不動産屋ではないか」と思うでしょう。

 ●ところが、従来の不動産屋は、「テナントを集めるために、建物をど
  う変えるべきか」ということについては素人です。それはオーナーの
  仕事だという認識なのです。

 ●結局、古いまま入居者募集を繰り返すのですが、どんなに強力に営業
  しても借り手は集まりません。ターゲットを絞り、コンセプトを練っ
  てビルをよみがえらせるという、マーケティング力が必要です。

 ●建築・街づくりコンサルティング会社のアフタヌーンソサエティ(東
  京・千代田)は、まさにそのような仕事をしている会社です。改修す
  るビルだけでなく、地域の活性化まで視野に置いて活動しています。

 ●記事には、繊維問屋が軒を連ねる東京・馬喰町にある築35年のビルに、
  デザイナー集団を入居させた事例が挙げてあります。繊維問屋とデザ
  イナーによるコラボレーションが期待できますね。

 ●環境問題を考えても、「あるものを活用する」ことが重要なテーマと
  なっていくでしょう。この「家守」ビジネス、日本中に広がっていき
  そうです。

 ●さて、あなたは「用途開発」ということを考えたことがありますか。
  新商品の開発も大事ですが、すでにあるものを別の用途で使えれば、
  それをPRすることで、まるで新商品のように売ることができます。

 ●考えてもなかなか思いつきませんが、お客が商品を使用しているのを
  見て気づかされることが少なくありません。

 ●こちらの思い通りに顧客が使ってくれないからこそ、新しい発見が生
  まれるのです。顧客がどういう使い方をしているかを観察しましょう。
  そして売り上げを効率的にアップさせてください。

 ───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

 ■■■ちょっと一言

 先日、中国の青島市から来られた政府関係者の皆さんに、日本企業の経
 営戦略等についてお話をしましたが、休憩中に「今の中国の企業のマー
 ケティングはどのような段階か」という話題で盛り上がりました。

 ある人は、「マスマーケティングだ」と言い、別の人が「いや、個客管
 理まできちんとやっている」と言います。「中国企業」とひと括りにで
 きるわけはないのですが、実態が少しわかるようで面白かったです。

 例えば、ハイアールという家電メーカーは、ある顧客が洗濯機で芋を洗
 っているのを見て、芋専用の洗濯機を作ってしまったとか。また、24時
 間いつでも電話一本で修理におもむくそうです。

 ある面では、日本よりもはるかに顧客志向の部分があると知りました。
 一概に、日本より遅れているとは考えない方がいいようです。

 今日は、その修了パーティがあります。(#^.^#)

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