江崎グリコ、「白ビスコ」売れ行き好調

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 672号 ◆◆◆

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      〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
     あなたは「表」のターゲットばかり見ていないか。
       「裏」に狙うべきターゲットが隠れている。

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 ━━━━━━━━━━━━━ 2005年8月1日付日経MJより ━━━━━
 □■□  本日の注目記事(2面)
 ■□■   「白ビスコ」売れ行き好調       江崎グリコ
 □■□     赤ビスコは子供向け、白ビスコはOL向け 
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 今日は、昔なつかしいビスコの姉妹品がOL層に受けているという記事
 です。

 ■‥‥白ビスコは健康に敏感な20代OL層をターゲットとして開発され
 た経緯があるという、塩味のクラッカーだ。

 ■曜日別の売れ行きで、平日が高めで土曜や日曜に落ち込んでいること
 からも、オフィスでの需要が高いことが見て取れる。

 ■江崎グリコは「赤ビスコがブランドとして浸透していたからこそ、白
 ビスコがそのバリエーションとして注目されたのだろう」と分析する。

 ■子供のころからなじんでいるブランドの体裁を残しながらも、パッケ
 ージや味覚の趣向をやや変化させ、かつ、より健康をアピールすること
 で、購入層を拡大させることに成功したといえるのではないだろうか。

           とのこと。それで、↓↓↓

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  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
  ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


 ●早速、妻に買ってきてもらいました。白ビスコ。食べてみると、塩味
 でサクッとしており、あまりビスコという感じはしません。妻は赤ビス
 コの方が好きだそうです。私は、ウーン、ビミョーですね。白かな。

 ●1つのブランドを浸透させて、次にいろんなバリエーションを増やし
 ていくのは商品開発の常套手段といえるでしょう。お菓子だけでなく、
 他の加工食品や、バッグ、靴、家電製品等、到るところで見られます。

 ●江崎グリコの白ビスコも、赤ビスコが浸透しているので、それを少し
 変えて売ってみたわけですね(味はかなり違いますが)。ビスコファン
 なら、手を出してみたくなるでしょう。

 ●記事によれば、2002年2月に発売されたとのこと。「乳酸菌の数を増
 やし、サクサク感をアップ」するというリニューアルを行ったのが、こ
 の4月だそうです。

 ●「リニューアル以降はこの赤ビスコよりよく売れている」とあります。
 つまり、2002年2月に発売したあとの約3年間は、赤ビスコの方が売れ
 ていたのでしょう。

 ●リニューアル前のものを食べていませんので何とも言えませんが、健
 康によいおやつという点をうたっているのは同じでしょうから、おそら
 くリニューアル後のサクサク感が受けているのだろうと思います。

 ●少しスナック菓子のような感じもするので、15歳未満の男子に好かれ
 るのもわかる気がします。ただ、肝心の赤ちゃんや幼児には、ちょっと
 塩味がきつすぎるのでは。

 ●箱の正面の子供の絵は、赤ビスコと同じ、おそらく5歳前後の幼児で
 すし、裏面には母親らしき女性と赤ちゃんの絵があります。パッケージ
 からすると、ターゲットは完全に子供ですね。

 ●でも、「20代OL層をターゲットとして開発された経緯」があり、中
 学生の男子も好んで買っています。味は幼児には??? という、不思
 議な感じがするものになっています。

 ●確かに、ビスコのブランドで注目された点はあるでしょうが、もしか
 したら、まったく新しいブランドとして売り出したら、もっと売れたか
 もしれません。このあたりの判断はまさにビミョーですね。今のところ
 は、子供狙いと見せかけてOLを引き寄せる作戦が成功しています。

 ●さて、ターゲットにも、表のターゲットと裏のターゲットがあります。
 表の方は、誰が見てもそこを狙っているというのがわかります。しかし、
 たいていの場合、そこだけを狙っていることはありません。

 ●ターゲットを明確にすることで、ターゲット以外のお客が引き寄せら
 れるのです。白ビスコの場合は、表が子供、裏がOLですね。

 ●裏の方は、最初から狙うのはなかなか困難です。しかし、「裏」もあ
 ると認識しておけば、実際にやってみて、寄ってくるお客を見ながら裏
 用の売り方を強化することもできます。「表」と「裏」、両面をしっか
 りと見るようにしましょう。

 ───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

 ■■■ちょっと一言

 昨夜は、福岡の夏の風物詩、大濠公園での花火大会がありました。観客
 は約45万人だったそうです。私は行きませんでしたが、うちの高校生2
 人と中学生は、それぞれ友人たちと出かけました。

 6000発の花火が打ち上げられたそうです。きれいではあったのでしょう
 が、うちの中学生の娘は「長すぎる」と感想をいってました。恋人と行
 けば短く感じるのでしょうけどね。(^_^;) 

 ところで、昨日のメルマガに対し、3年間、ロサンゼルス市郊外で生活
 をした経験をお持ちのMさんから、以下のメールが届きました。

  『●アメリカでは、12歳までの子供が通学するのに、必ず親が付き添
   わなければならないそうですね。』
   〜〜〜
   文章自体は実情にあらまし合致していると思われます。
   が文脈の全体の流れから判断すると、読者はこう思うことでしょう。
   “アメリカはこれほどセキュリティに関心をはらっているんだ”と。
   だとすれば、いささか異論をはさまざるをいません。
   かれらはセキュリティ上という理由もあるのかもしれませんが、多
   くの場合、以下のような理由でありましょう。

   + 単に日本のように交通が至便ではない。
   + 父親・母親の通勤途上に学校があれば、多少遠回りでも子供を
     乗せてゆく。
   + 「連れてゆく」など、学校に協力的であることが一種のステイ
     タスという親の虚栄心を満たすという側面もかいまみられる。
   + 地方に行けば徒歩で、あるいは自転車で通うこどももいる。

  繰り返しますが、セキュリティ上の理由で、アメリカ全土で親がか
  ならず送迎する・・・は文脈の流れから誤解を招くのではと思いま
  す。
  コンサルタントとして影響力の大きい貴メイルのこと、「断定的」
  にならぬよう、“細心”のご注意を、と申しあげるしだいです。

 私のアメリカでの3ヵ月間の経験では、ここまでわかりませんでした。
 子供を送っていくことが「親の虚栄心を満たす」ことにつながっている
 とは・・・。Mさん、ありがとうございました!

 実際に住んだり関ったりしていると、ひとつの現象の背景にいろんなこ
 とがあるのが見えてきますね。

 アメリカに限らず、中国やその他の国について書いたときや、日本の中
 でもメルマガで取り上げた店舗の近辺に住んでいたり、実際にその企業
 と関った方から「実態」をご報告いただいたりします。

 こういうメールは大歓迎です。ナマの情報をお待ちしています。(#^.^#)

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