ライオン、衣料用洗剤の販売戦略を転換

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 640号 ◆◆◆

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      〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
          あなたの狙いは定まっているか。
        顧客の顔や姿までハッキリと意識しよう。

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ━━━━━━━━━━━━━ 2005年6月15日付日経MJより ━━━━━
 □■□  本日の注目記事(6面)
 ■□■  衣料用洗剤「トップ」を特定の顧客へ   ライオン
 □■□   「1つの商品でマスの消費者がつかめる時代は終わった」 
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 今日は、1979年に発売した「トップ」の販売戦略を転換しているライオ
 ンに関する記事です。

 ■ライオンは全国の幼稚園を通じて10万個のサンプルを配布。

 ■新しい「トップ」が狙うのは12歳未満の子供を持つ30代主婦。この年
 代層の家庭が最も洗濯量が多く、洗剤も全世帯平均の倍も使う。

 ■商品をリニューアルするにあたり消費者へのインタビュー調査も実施。
 そこから浮かび上がったのは「子供の食べこぼしが時間がたつとなかな
 か落ちない」という強い不満だった。

 ■洗剤の代表的ブランド「トップ」が特定客層を狙って明確に特徴を打
 ち出すのは複数メーカーによる競合激化への危機感から。

 ■2001年に発売した「部屋干しトップ」の成功も戦略転換に踏み切った
 理由。

           とのこと。それで、↓↓↓

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  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
  ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


 ●1979年の発売以来、25年に渡ってマスマーケティングを行ってきたラ
 イオンの衣料用洗剤「トップ」。1980年代にはすでに「モノ余り」現象
 が見られ、マスマーケティングの時代は終わったと言われていたにもか
 かわらず、売れ続けてきました。

 ●洗剤は、人によって異なる機能を欲するということが、比較的少ない
 のかもしれませんね。「汚れが落ちる」という点だけすぐれていれば、
 それでOK、あとは価格次第という主婦が多いかもしれません。

 ●しかし、ライオンは2001年に「独り暮らしの若者」を対象とした「部
 屋干しトップ」という洗剤を世に出し、ヒット商品に成長させました。
 記事によれば、企画段階で「顧客を絞り込みすぎではないか」という疑
 問の声もあったそうです。

 ●マスマーケティングでそこそこ売れている時期に、あえてターゲット
 を絞った商品を投入するのは、勇気がいったことでしょう。やみ雲にや
 るのであれば、一種の賭けです。

 ●記事には書いてありませんが、当然ながら事前に市場調査をしている
 はず。まず「独り暮らしの若者は、洗剤について主婦とは異なるニーズ
 を持っているのではないか」と仮説を立てるところからスタートしたの
 だと思います。

 ●留守にしている間など、下着を含む洗濯後の衣料品を外に干すのが嫌
 であれば、必然的に部屋の中に干すことになります。そうすると、乾く
 のがおそく、部屋にニオイがたちこめる感じになりますね。

 ●調査によって、このような不満をキャッチしたのでしょう。同社は、
 ニオイを抑える洗剤を作り、発売しました。そして、世の中全体から言
 えば、数少ない層のニーズに応える商品を作ってヒットさせたのです。

 ●ピンポイントでターゲットを絞り、それに合った商品をこれまたピン
 ポイントで機能を絞り込んで、商品を作りました。しかし、このような
 商品は、ターゲット以外にも売れることになります。

 ●なぜなら、商品の特徴がはっきりしているので、「あ、これは私が求
 めていたものだ!」と思う人が、ターゲット層以外からも続々と現れる
 ことになるからです。

 ●ライオンは、今度は「子供の食べこぼし」に困っている30代主婦に狙
 いを定めました。「部屋干しトップ」のヒットで、成功体験を積んだこ
 とが大きいですね。今後は、同様の絞り込んだ商品を複数開発していく
 とのこと。

 ●現代の日本人は、ライフスタイルが多様化してきているので、それに
 伴って、人の悩みも多様化しています。昔のように、みんなが同じ悩み
 をかかえているということは少なくなりました。

 ●だから、ターゲットを絞らないと、「帯に短し、たすきに長し」とい
 う商品ができ上がり、売れない可能性が高くなります。今までにまった
 く世の中に無かったという画期的な商品を除いては。

 ●あなたの商品は、誰のどんな悩みに応えたものですか? その特徴を
 明確に述べることができますか? 小さな点のターゲットに、小さな点
 の商品をぶつけるのです。そうすると、大きな輪ができますよ。

 ───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

 ■■■ちょっと一言

 ビデオカメラで話を収録するのは、結構、体力を使いますね。セミナー
 で話をするのとは、また違ったところに力が入ります。

 昨日、ビデオ収録の経験者の方から、

 「アシスタントをつけてもらって、掛け合い形式」

 でやると、間が取りやすいとアドバイスをいただきました。

 私はアシスタントはいないのですが、1人なら、腹話術のいっこく堂さ
 んみたいにやったら伝わりやすいかも、とふと考えました。(^_^;)

 ともかく、なれるまでは時間がかかりそうです。(#^.^#)

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