〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2005年5月27日 〓〓〓〓〓〓
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◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 626号 ◆◆◆
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〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
あなたのターゲットはひそかに困っているのだ。
楽にしてあげることを考えよう。
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━━━━━━━━━━━━━ 2005年5月27日付日経MJより ━━━━━
□■□ 本日の注目記事(3面)
■□■ 「男はずぼら」を前提に商品開発 花王
□■□ 同時にひげそりができる洗顔料、ヒット
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今日は、ひげそりにも使える洗顔料という新しいコンセプトの商品を投
入した花王に関する記事です。
■男性用洗顔料を発売している各社からの聞き取りや日経POSデータ
などをもとに4月下旬から5月上旬のシェアを推定‥‥。
■2位の「メンズビオレ 泡タイプ洗顔」は昨年9月の発売。
■「泡タイプ洗顔」はポンプを押すと洗顔料が泡になって出てくる。手
のひらで泡を立てなくても、顔に広げるだけで洗えるようにした。その
結果、泡がシェービング剤の役割を果たすので、ついでにひげをそって
も肌を傷めない。
■購入対象の年齢層がテレビをよく見る深夜帯に、従来より多くCMを
流すようにした。
■10代男性 ‥‥28%がせっけんを、7%が洗顔料を泡立ててひげをそ
り、約3割は肌に何もつけていないことが判明。女性同様「肌荒れ」に
悩む男性が増えていることも突き止めた。
とのこと。それで、↓↓↓
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ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!
●あなたは何で顔を洗っていますか。私は普通のせっけんです。(^_^;)
遠い昔、高校生の頃までは、家族と共に、殺菌効果のある洗顔料を使っ
ていたような気がしますが。「スキンライフ」だったかな・・・。
●一人で住むようになってからは、ずっとせっけんばかり。洗顔料を別
に買うのがもったいないし、面倒くさかったからです。記事によると、
「20代では5割、10代では6割」の男性が洗顔料を使っているとのこと。
マメですね。
●しかし、ひげをそるときは何もつけていない人が3割もいます。それ
で「肌荒れ」に悩んでいる・・・。このあたりを読むと、やっぱり面倒
くさがっている男も多いな、とも感じます。
●花王は、ターゲットの現状をしっかり調査したうえで、肌にやさしく
て、しかもひげをそるときにもさっと使える泡タイプの洗顔料を開発し
たのです。顔を洗うのとひげをそるのを、同じタイミングでできます。
ずぼらな男性にピッタリですね。
●特に10代男性は「ひげの太さは成人男性の約半分」なので、洗顔料で
もひげそりが可能だとのこと。例えば、今の私が何もつけずにかみそり
でひげをそると、なかなかそれず、しかもひげそりあとが痛くてたまら
ないでしょう。
●10代男性がターゲットだからこそ、この商品でいけると判断したわけ
です。このように、ターゲットを絞り込んだ商品なのに、男性用洗顔料
売れ筋ベスト10の2位になっていることに注目してください。ターゲッ
トの周辺にも売れている証拠です。
●ここまでターゲットを意識した商品ですから、当然ながら宣伝の方法
も10代男性に狙いを定めたものになっています。彼らがよくテレビを見
るのは深夜ですね。
●深夜のテレビでは、CMが長いし、しかもそれがつまらない。記事に
よると、花王は深夜帯に、Jリーグの坪井慶介選手がひげをそる15秒の
映像を流したのです。
●若い男性のほとんどは、坪井選手を知っているでしょう。若くて活躍
しているJリーガーですから。しかも熱狂的なファンが多い浦和レッズ
の選手です。この映像は、見ていた若い男性たちにインパクトがあった
のでしょうね。
●かくして、昨年9月に発売されたばかりの「メンズビオレ 泡タイプ
洗顔」は、ランキングで2位となりました。1位も花王の製品で、こち
らは1995年発売のもの。「泡タイプ洗顔」が、いかに電撃的に登場し、
急速に広がった商品であるかがわかります。
●さて、今回もターゲットを絞り込んだ商品がヒットしているという記
事でしたが、そのターゲットのどこを突いたかを考えてみましょう。肌
荒れに悩んでいるけど、きちんとケアするのは面倒くさいという潜在ニ
ーズがありました。
●これを顕在化させると「簡単にひげがそれて、しかも肌にもやさしい
洗顔料があったら欲しい」ということになりますね。ここまでわかれば、
あとは開発技術力の問題です。
●皆、「楽をして、よい状態を手に入れたい」と思っています。「いや、
苦労が大事」などと言っていては売れません。苦労するのは開発する側
だけでよいのです。どういう商品があればターゲットが楽になるか、そ
れを探し出せれば、8割はうまくいったも同然です。
───────────── 今日はここまで (^o^) ──────
■■■ちょっと一言
4面の「マーケティングの『非・常識』」に、プロ野球の話題が書かれ
ています。巨人戦の視聴率が落ちっぱなしですが、プロ野球人気低迷の
原因分析と対策案を紹介したもの。交流戦も不発みたいですね。
いろいろと書いてありますが、プロ野球って、今や最も気持ちが伝わっ
てこないプロスポーツになってしまったのではないでしょうか。マンガ
『巨人の星』のようなど根性も感じられず、楽しさもない・・・。
このあたり、ソフトバンクや楽天がどんなふうに改革していくかが見物
です。マーケティングを知り尽くしている両企業に期待したいですね。
今日は、JMMO(日本マーケティングマネジメント研究機構)の月例
会に参加しますが、午前中だけで帰ってきます。いろいろと仕事がたま
っているもので・・・。
最近、読者の方からいただいたメールに返事ができていません。ただ、
全部しっかり読ませていただいております。ありがとうございます。ま
た書いてくださいね。心から喜んでおります。<(_ _)>
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