カッシーナ・イクスシー、EbEwで30歳前後を取り込む

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 589号 ◆◆◆

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      〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
        「将来の顧客」を考えたことがあるか。
       それこそがあなたの戦略方向を示すものだ。

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ━━━━━━━━━━━━━ 2005年3月30日付日経MJより ━━━━━
 □■□  本日の注目記事(9面)
 ■□■   将来の“顧客予備軍”を作る  カッシーナ・イクスシー
 □■□      価格を抑え、30歳前後の新規顧客を取り込む 
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 今日は、新たな顧客層を開拓するため、オリジナルブランド「イクスシ
 ー」のテコ入れに取り組んでいるカッシーナ・イクスシーに関する記事
 です。

 ■そのための戦略商品が「イクスシー・イースト・バイ・イースト・ウ
 エスト」(EbEw)。

 ■価格を本来のイクスシーの2分の1から3分の1に抑え、デザインに
 「アジア」や「和」の要素を取り込んだ。

 ■イクスシーは同社の売り上げの45%を占める主力商品。中心価格帯は、
 例えば2人がけソファで30万円、イスで6万円。これまで30代後半以上
 の中間富裕層を中心に受け入れられてきた。

 ■EbEwは販売実績でまずまずの成果をあげた。2003年10月の発売以
 来、直営店を訪れる若い世代が増え、‥‥ 2004年の売り上げは目標の
 2億円を上回る2億5千万円に達したという。

 ■同社の2004年12月期の売上高(単体)は約98億円。

           とのこと。それで、↓↓↓

  ────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────

  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
  ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


 ●仮に今、繁盛していても、将来に渡って顧客を創り続けなければ、企
 業は存続できません。アメリカの経営コンサルタント、P・F・ドラッ
 カーは、「事業の目的は顧客の創造である」と言いましたね。

 ●既存客にリピート購入をしてもらいつつ、新規客を獲得する必要があ
 るわけです。カッシーナ・イクスシーの場合、現在の主力商品は高単価
 で、30代後半以上の中間富裕層しか手が出ません。

 ●同社は、この層にターゲットを絞り、商品を供給してきて成功しまし
 た。しかし、今以上の収益向上を目指すために、底辺を広げることにし
 たわけです。

 ●その対象が、30歳前後なんですね。30万円のソファが3分の1の価格
 になったとしても10万円です。10万円のソファを購入する30歳の人って
 どれくらいいるでしょうか。やはり、こだわりの強い人でしょう。

 ●つまり、この方々は、本当はイクスシー商品が欲しいのだけれど、価
 格が高すぎて手が出なかった人たちです。いくらなんでも30万円のソフ
 ァは買えないと。しかし、10万円なら1回のボーナスで十分買えます。

 ●そのソファを購入して使いながら、「今度は、あの30万〜50万円する
 ソファを買うぞ」と夢見るわけです。10万円のソファにある程度満足す
 れば、数年後にその数倍の価格のソファを購入する確率も高いでしょう。

 ●カッシーナ・イクスシーは、それを狙って、「イクスシー・イースト
 ・バイ・イースト・ウエスト」(EbEw)という戦略商品を投入した
 のです。この商品、直訳すると「東西によるイクスシーの東」ですか?

 ●カッシーナは、1927年に設立されたイタリアの家具メーカー。そこの
 商品の輸入・販売を行いつつ、イクスシーという独自ブランド商品を作
 り上げた同社は、「東西の感性を融合することで、イクスシーの東、特
 に和」の商品を生み出したと言いたいのでしょう。たぶん。

 ●同社は、現在の「金のなる木」である主力商品に頼り切るのでなく、
 これからの「花形」としての戦略商品を投入しています。と同時に、若
 い新規客を生涯顧客にしようとしているのです。

 ●現在の状況にあぐらをかいている様子は、同社には見受けられません。
 おそらく着実に成長していくものと思われます。

 ●さて、あなたは、「今の顧客」と「将来の顧客」について考えたこと
 がありますか。「今の顧客」が将来に渡ってあなたを食わしてくれると
 は限りません。減少していく可能性もあります。

 ●もし、ある程度順調に行っているなら、次のターゲットを考えてみま
 しょう。既存客の周辺に、そのような存在は見当たりませんか。相乗効
 果を生み出せるような人たちが。

 ●ただし、あなたが1人で複数のターゲットを追いかけるのは、少し危
 険です。どっちつかずになる可能性があります。信頼の置けるパートナ
 ーと分担し、それぞれが集中して取り組む方が、大きな成果につながり
 やすいでしょう。
 
 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ――――――

 ■■■ちょっと一言

 「カッシーナ・イクスシー」って、会社名からしてかっこいいですね。
 こんなネーミング、私にはまるで浮かびません。センスのあるものに触
 れることが少ないからでしょうか。それとも、天分かな。

 大企業の方は、いよいよ人事異動の季節ですね。あれって突然、「辞令」
 が出てびっくりすることが多いようです。昔、近所に住んでいた大手建
 設業の方は、毎年のように「そろそろかなぁ」と不安な様子でした。

 企業は軍隊と同じ。命令にいちいち兵隊がそむくようでは戦争に勝てま
 せん。「行け」と言われれば、どんなへき地にでも行かねばならないの
 です。厳しいですね。でも、兵隊は逃げたら銃殺刑ですが、社員には辞
 める権利があります。

 メール講座の受講者の方の中には、いよいよ独立する方、まさに辞表を
 提出しようとしている方などもおられます。あなたも人生の転換点が迫
 っているのでは。じっくりと考えてくださいね。(#^.^#)  

 

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