〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2005年2月15日 〓〓〓〓〓〓
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 559号 ◆◆◆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
顧客の立場でチェックする機能はあるか。
積極的に、自ら情報を開示しよう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
━━━━━━━━━ 2005年2月13日付日経MJ(3面)より ━━━━
◆
◆◇◆ 価格比較サイト急成長 仮想商店街とは逆の立場
◆◇◆
◆ カカクコム社長 穐田 誉輝(あきた よしてる)さん
――――――――――――――――――――――――――――――――
今日は、現在22分野15万点もの商品・サービスの価格を比較できるとい
うサイト「価格.com」を急成長させているカカクコム社長のインタビ
ュー記事です。
■「登録する店は月1万円から10万円まで4種類ある固定料金を払い、
こちらで用意した型番商品データベースに店頭価格を入力していきます。
他店の値段をにらみながらリアルタイムで安さを競っていくわけです」
■「カカクコムは、消費者にいい買い物をしてもらうための情報を提供
するサービス。売り手側に立つ仮想商店街などとは逆の立場です」
■「‥‥月300円の有料会員を設けます。例えば3万円でハワイ旅行に
行けるとか、数量限定のパソコンを安く買えるといった特別な商品や情
報を優先的に提供するためです」
■「一般利用者と登録会員、有料会員の3層で提供する情報の中身を変
えていくことになります」
■収入の柱はカカクコム経由でパソコンとブロードバンド回線が売れた
場合にメーカーなどから成果報酬を得る「販売サポート」事業‥‥。
とのこと。それで、↓↓↓
────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
わかったゾ!!! これぞマーケティングの極意なり。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
●記事によれば、このサイトの利用者数はものすごい勢いで伸びていま
す。掲載されている折れ線グラフでは、2001年3月には100万人そこそ
こだったのが、2005年3月の予想では750万人にもなるとのこと。
●取扱商品・サービスが増えるに従って、利用者も増えたのでしょう。
数年前に見たときは、パソコンとその周辺機器ばかりだったような気が
しますが。サイトはこちら⇒ http://www.kakaku.com/
●中古車査定・保険・旅行・不動産、葬儀まであります。これでもまだ
「考えているアイデアの5%」に過ぎないそうですよ。残りの95%が表
示されたら、利用者数は今の何倍になるでしょうか。
●トップページを見る限りでは、まるで仮想商店街のようです。しかし、
社長の穐田(あきた)さんは、「逆」だと言い切ります。売り手側に立
つか、買い手側に立つかの違いですね。
●実はここの部分は、マーケティングの根本思想の話でもあります。企
業というのは「売り手」でありながら、「買い手」の立場に立とうとし
ますが、なかなかそうできません。
●穐田さんは、仮想商店街は売り手の立場に立っていると見ています。
カカクコムとの違いはいったいどこで見分けることができるでしょうか。
それは、消費者側に立った情報があるかどうかなのです。
●仮想商店街では、出店しているお店や、商品・サービスに関する消費
者側からの評価欄やページを設けていません。なぜかというと、商店街
側にとって、出店者こそが大事なお客様だからです。
●結局のところ、出店者の立場に立ったモール運営になるわけです。た
だ、個々の店舗ごとには購入客からの評価を掲示板などで公開している
ところもありますね。苦情も含めて。しかしこれは、商店街側がやって
いることではありません。
●カカクコムは、自ら、ユーザーの声をそのまま掲示し、値段の安い順
に店を並べます。これは仮想商店街にはかなり困難なことです。出店者
からすぐにクレームが来ることになるでしょうから。
●しかし、それでも同サイトに店舗の方から登録したいと言ってくるん
ですね。記事によれば「サイトを見て買いに来るお客さんが増え」るの
だそうです。クレームを掲載されるデメリットより、利用者が多いサイ
トで露出度を高くするメリットの方が大きいわけです。
●あくまでも、消費者サイドに立ったサイト運営をするカカクコム。こ
のスピードで成長すれば、もしかしたら仮想商店街を上回り、日本最大
の買い物サイトになるかもしれません。
●さて、あなたは本当に顧客の立場に立っているでしょうか。口ばかり
「お客様のために」と言っても、最近の消費者はすぐに見抜きます。お
客にとってよくない情報も出した方が親切で、顧客志向だと言えます。
●そのような情報を出しても、カカクコムに出店しているお店は売り上
げが伸びています。つまりカカクコムは、買う側にも売る側にもメリッ
トを提供しているのです。もしもあなたの社内にそういう部門があった
らいいと思いませんか。
●どんなに隠してもオープンになってしまう・・・。インターネットの
発展でそんな時代になりました。ならば、自らの中にその機能を保有し
ましょう。完全に顧客の立場でチェックする機能を持つことが大切です。
――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ――――――
■■■ちょっと一言
昨日、3月初めに実施する中国は青島(チンタオ)市の政府関係者向け
セミナーの打ち合わせをしました。同市は福岡市と友好関係にありまし
て、その交流活動の一環です。
私は日本企業の経営戦略や日本的経営の特色をレクチャーするのですが、
通訳の方を交えてやるのは初めてなので、昨日はその予行演習をしてき
ました。
中国人の方3名(男性1人、女性2人)に囲まれてプレッシャーを受け
つつの練習でしたが、皆さん、親切でにこやかで明るくて、とてもなご
やかに進みました。中国ファンの人たちの気持ちがようやく少しわかっ
た気がします。
雑談の中で、中国の大学生は、孔子・老子・孫子が必修科目であること
を知りました。本番ではこの辺の話もできそうです。自己紹介文を中国
語に訳してもらいましたし、少し中国語も特訓します。(#^.^#)
|