連泊の個人客に照準を合わせて成功、鄙の座

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日経MJを読み解く!

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 557号 ◆◆◆

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      〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
       あなたの店はじっくり見ても飽きない店か。
       滞在時間が長ければ、売り上げも増える。

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ━━━━━━━━━━━━━ 2005年2月9日付日経MJより ━━━━━
 □■□  本日の注目記事(14面)
 ■□■    連泊の個人客に照準  鄙(ひな)の座(北海道阿寒町)
 □■□       北海道初、全室露天風呂付き高級旅館 
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 今日は、老舗旅館を全面改装した北海道の高級旅館が、順調な立ち上が
 りを見せているという記事です。

 ■客室は広さに応じ、特別室とA−Dの4タイプの5種類に分かれるも
 のの、25室すべての内装や間取りは異なる。

 ■3階は民芸調、4階は純和風、5階はアイヌ文化の趣を盛り込んだデ
 ザイナー風と明確なテーマを打ち出した館内は客室だけでなく、エレベ
 ーターホールや廊下なども含めて、各階ごとに全く違う雰囲気に仕上が
 っている。

 ■「一泊の場合、寝ている時間を除けば、旅館での滞在を楽しむことが
 できるのはせいぜい6時間。連泊してもらえれば、その時間が3倍にも
 4倍にもなる」と考える大西社長は客室のほかにも、「癒やし系」の施
 設を館内の至る所に用意した。

 ■「開業から1ヵ月あまりで4度も訪れた」という常連客もできるほど
 評価は高く、まずは順調な立ち上がりとなっている。

           とのこと。それで、↓↓↓

  ────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ─────── 
 
  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
  ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


 ●社員旅行などの団体客を相手にして儲かった時代は、もう過去のもの
 となりました。企業研修ですら、個室を用意しておかないと嫌われるご
 時勢です。あなたも家族以外との相部屋は嫌なのではないですか?

 ●もしかしたら、ゆったり寝られる相部屋よりも、窮屈なカプセルホテ
 ルを選ぶ人の方が多いかもしれません。最近は、デラックス仕様のカプ
 セルホテルもできているとか。

 ●団体客にとって、宿泊所は食事(宴会)をし、風呂に入り、寝るとこ
 ろです。そこで風流を楽しもう、癒やされようなどという気持ちはあま
 り無いでしょう。あくまでも懇親の場です。そして、このような上辺の
 つきあいに対するニーズはもう50歳未満の人にはありません。

 ●個人客は、2通りあります。ひとつは、なるべく旅館以外の場所での
 観光に時間をかけたいというグループ。もうひとつは、旅館そのものを
 楽しみたいグループです。

 ●高級旅館というのは、後者になります。その旅館で時間を過ごすこと
 が旅行の目的なんですね。誰に気兼ねすることも無く部屋に備え付けら
 れた露天風呂に入り、豪華な食事に舌鼓を打ち、その他さまざまな癒や
 し空間を楽しみます。

 ●記事によれば、鄙(ひな)の座には、「バーも兼ねる足湯の喫茶、ア
 イヌ文化など地元にゆかりの文献をそろえた書庫、『売値で700万円』
 というオーディオシステムを備えたリスニングルーム」なども備えてい
 るそうです。

 ●また、部屋そのものがまた、「民芸調」、「純和風」、「アイヌ文化
 の趣を盛り込んだデザイナー風」と分かれています。一度泊まったお客
 の中には、他の部屋に泊まってみたいとか、癒やしの施設をもっと利用
 したいという気持ちになるのでしょう。

 ●そして、ファンになればなるほど、連泊してゆっくり旅館を楽しみた
 い気持ちが大きくなっていくわけです。この現象は、例えばディズニー
 ランドや、魅力的な情報がぎっしり詰まったホームページに似ています
 ね。

 ●じっくり楽しみたいと思うほど、滞在時間が増し、それだけそこで落
 とす金額も増えていきます。このように、ずっといたくなる空間を作っ
 ているところは、特定の顧客ととことん付き合うようになり、結果とし
 て儲かるのです。

 ●さて、あなたの会社の商品は、奥の深さを感じさせるものでしょうか。
 値段が高いものとは限りません。例えば、100円ショップなど低単価の
 ものを販売しているお店でも、種類が多ければ、何度も足を運んでしま
 います。

 ●店舗で、「回遊性を高める」工夫をするのも同じことです。長く滞在
 していると、何か欲しいものを見つけてしまいますね。ネットショップ
 も同じです。

 ●何度も来てもらおうと思ったら、あなた自身が専門家となり、ウンチ
 クを披露できるくらいになったらなお良いのです。好きなことを仕事に
 すれば、中身が濃くなり、ファンが付きやすくなりますよ。ぜひ、あな
 たやあなたの店舗の魅力で、お客の足をとどめさせて下さい。
 
 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ――――――

 ■■■ちょっと一言

 昨夜のワールドカップサッカー予選の対北朝鮮戦、すごかったです。北
 朝鮮が強いことに驚きました。しかし、後半、中村俊輔選手が投入され、
 流れを日本に引き寄せたのはさすがでした。だてにイタリアでプレーし
 てないですね。

 昨夜の試合を見て、改めて「正を以て合い、奇を以て勝つ」という孫子
 の言葉を再確認しました。日本チームは大変レベルが高いのですが、敵
 も同じくらいだと、なかなか試合の主導権を握れません。

 ところが、中村俊輔が「奇」のプレーを出してくれたので、そこからは
 完全に日本のペースになりました。でもその「奇」は、日本チーム全体
 のレベルが高い、つまり「正」があるからこそ功を奏するわけです。

 奇正の織り成す変化こそ、あなたに勝利をもたらします。連休は、普段
 しないようなことをすれば奇策を思いつくかもしれませんよ。(#^.^#)

 

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