相鉄ローゼン、「家庭の味」を掲げて差異化

日経MJを読み解く!

メルマガ登録・解除 現役中小企業診断士が執筆中! 読者数3万人超
 


 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2004年10月14日 〓〓〓〓〓〓 

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 482号 ◆◆◆

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

      〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
        あなたが他の同業者と異なる点は何か。
          それをひとことで言えますか。
 
      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ━━━━━━━━━━━━ 2004年10月13日付日経MJより ━━━━━━
 □■□  本日の注目記事(5面)
 ■□■   「家庭の味」を掲げて差異化     相鉄ローゼン
 □■□       自家製タレを使った味付け、支持集める   
 ――――――――――――――――――――――――――――――――

 今日は、惣菜の差異化を図って売り上げを伸ばしている食品スーパー、
 相鉄ローゼン(横浜市)に関する記事です。

 ■「タレには家庭料理の基本である『さしすせそ』しか使っていません」
 営業本部惣菜部の安達高志課長はこう話す。

 ■同社は惣菜コンサルタントのハルコーポレーション(東京・江戸川)
 と自家製タレを共同開発した。

 ■他店ではメーカー製の調味料を使用するため「味付けが同じになって
 しまいがち」(安達課長)。

 ■味付けやご飯の炊き方を「家庭の味」に近づけることで、主婦層の需
 要を開拓する狙いだ。

 ■スーパーの全60店の1割程度で自家製タレを使った惣菜を販売してい
 るが、惣菜の売り上げが前年比2ケタの伸びになった店もある。

           とのこと。それで、↓↓↓

  ────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────

  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
  ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


 ●10年ほど前、3ヶ月間アメリカの親戚のうちに滞在していた経験があ
 ることは何度か書きましたが、そのとき、マヨネーズを使った料理が出
 てきました。食べてみて「これがマヨネーズ?」と首をかしげました。

 ●私にとってはマヨネーズと言えば、「キューピーマヨネーズ」だった
 のです。子供の頃から食べ続けているので、キューピーマヨネーズの味
 を舌が完全に覚えているわけですね。

 ●おそらく、日本人のほとんどがそうなのではないかと思います。ネッ
 トで調べてみると、家庭用マヨネーズ市場に占めるキューピーのシェア
 は7割だとか。かつてのキリンビールと同じですね。(これから味の素
 や花王がアサヒビールみたいになるかも)

 ●マヨネーズほどのことは無いにしても、メーカー製の調味料が市場に
 あふれている昨今、どこの家庭も味は似かよってきているかもしれませ
 ん。昔のおふくろの味を求めるのは、とても贅沢なことになりました。

 ●で、そこを相鉄ローゼンは突いてきました。「さ…砂糖」「し…塩」
 「す…酢」「せ…しょうゆ」「そ…みそ」の「さしすせそ」だけを使っ
 たタレをコンサルタント会社と共同開発したのです。

 ●これらを混ぜ合わせる量の違いや、入れる順番の違いで、味は微妙に
 変わりますね。ということは、昔は家庭の数だけ味があったということ
 になります。

 ●今は調味料メーカーの数だけ、というところでしょうか。数はかなり
 少なくなってしまいますね。例えば、焼き肉のタレを自前で作っている
 家庭はとても少ないでしょう。隣の家も「エバラ焼き肉のタレ」なら、
 肉が少々違ったところで味はほぼ同じになります。

 ●家庭はまだいろいろな味があるとしても、スーパーで売られている惣
 菜はまさにそんな感じに陥っているのかもしれません。相鉄ローゼンの
 惣菜は食べたことがありませんが・・・

 ●もしかなりおいしいとすれば、それが「さしすせそ」しか使っていな
 いという事実は、消費者(特に主婦)にとって刺激的かもしれません。
 それなら自分もやってみようと思うかも。さらに、とても健康的だとい
 うこともあって、支持する消費者が増えているのでしょう。

 ●同社は、単に惣菜の品ぞろえを増やして強化するというのではなく、
 同社オリジナルのコンセプト(家庭の味の追求)で惣菜を作り、売り上
 げを伸ばしています。

 ●ただ「惣菜を強化」ではダメなのです。「どんな惣菜にするか」まで
 絞り込まないと、差異化ははかれません。あなたはそこまで絞り込むこ
 とができていますか。何に絞るかを決心すること、それが戦略です。内
 容をひとことで言えるようにしてください。

 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ――――――

 ■■■ちょっと一言

 私が好きなテレビ番組の『世界ウルルン滞在記』で、イタリアの家庭に
 日本の若い女優さんが滞在したとき、そこのお母さんが、「イタリアに
 は家庭の数だけ、カルボナーラがある」と言っていました。

 それだけ家庭によってレシピが異なるんですね。とても豊かな感じがし
 ました。電子レンジで冷凍のスパゲティをチンして食べるのもよいです
 が、それと共に日本では大切なものが失われているかもしれません。

 大学時代にお金持ちのお嬢さんの学生がいて、「私、インスタントラー
 メンって食べたことが無いの」と言っていたのをふと思い出しました。
 すべてきちんと作った料理だったそうな。やはり、そのような「おふく
 ろの味」というのは贅沢なものになってしまったんでしょうね。

 「食は命(めい)なり」と言って、どんな食事をとっているかが運命も
 左右するそうですよ。食生活を見直しましょう。(#^.^#)

メールマガジンのご購読はこちら

現役中小企業診断士の勉強部屋 マーケティング資料室ホームへ