〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2004年7月27日 〓〓〓〓〓〓
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 430号 ◆◆◆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
過去の成功体験に酔っていないか。
それを忘れなければ、いずれ危機に瀕することになる。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
━━━━━━━━━━━━ 2004年7月27日付日経MJより ━━━━━━
□■□ 本日の注目記事(1面)
■□■ 再生ファンドにより業績はV字回復 ドラッグイレブン
□■□ 店舗作業の見直しと安売りをやめたのが奏功
――――――――――――――――――――――――――――――――
今日は、2003年7月、再生ファンド、ユニゾン・キャピタルの傘下に入
ったドラッグイレブンの業績が急回復しているという記事です。
■レジ、商品補充、荷受けの3業務が全作業の60%を占めるが「日中に
補充が必要な商品など、1店舗1万5千品目のうち20〜30品目しかない」
と指摘する。
■開店中でも暇さえあれば補充作業を繰り返す店員に「回転率の低いそ
の商品は開店前の補充だけでいい」と口をはさむ。
■レジ前の“特等席”にあたる化粧品の棚には大手製品を押しのけて
「ウィズアウト」など無名ブランドの商品が並ぶ。
■広告宣伝をしないから一部商品は粗利益率が5割超。「大手ブランド
を安売りして大量販売するより、専売品を1日1個売った方が利益は出
る」
とのこと。それで、↓↓↓
────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────
ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!
●最近、「再生ファンド」(ファンド=基金)という言葉を、よく新聞
紙上で見かけるようになりました。「過剰債務に陥った企業の立て直し
を目的に、投資家から資金を集めること」です。ここでわかりやすく解
説してありました。
⇒ http://www.h7.dion.ne.jp/~shindan/saiseifund.html
●さて、ユニゾン・キャピタルのような企業再生ファンドが、経営のプ
ロを送り込んで建て直しをはかるとき、どのような手法を用いるのか。
万年赤字を黒字体質に転換しようと思ったら?
●秘策があるのかというと・・・。結局のところ、売り上げや粗利益を
増やし、経費を少なくするということしかありません。それがきちんと
できていなかったから、赤字になってしまったわけですから。
●ドラッグイレブンをV字回復させたのも同じことです。とても単純な
ことなのに、それまでの経営者ができなかったのはなぜでしょうか?
●最も改革を邪魔するもの。それは、自分自身の成功体験ですね。「こ
のやり方でうちの会社はここまで大きくなれたんだ」という思いが、す
でに時代に合わなくなっている仕組みを継続させてしまうわけです。
●まして、創業社長のカリスマ性で伸びた会社は、幹部社員クラスでも
思考停止状態に陥っていたり、下位の社員から画期的な改善案が出ても
中間管理職が握りつぶしたりしています。硬直化しているのです。
●例えば、「売り場は常に商品が整然と並んでいる状態を保て」と命令
されており、乱れているときに抜き打ちチェックでこっぴどく叱られた
りしたら、店員は疑問を感じながらも、商品補充やきれいに並べる作業
ばかりやってしまいます。
●また、そのための店員数が「どうしても必要」と経営者が考えていた
ら人件費も削ることができません。「常に商品が整然と並んでいる」か
らこそ、売り上げが確保できるという固定観念から脱却できないのです。
●商品についても、「テレビで派手に宣伝している大手の有名な商品が
無ければお客は来ない」と思い込んでいる小売業経営者は少なくありま
せん。
●しかし、実際のところ消費者は、例えば自分が風邪をひいたなら、そ
れを解決してくれる風邪薬があれば、別に有名なものでなくてもかまわ
ないのです。信頼している店舗で教えてくれたら、そちらを買うでしょ
う。
●ユニゾン・キャピタルから送り込まれたプロは、そのあたりにどんど
んメスを入れたようです。外部から来た人間には悪い点がよく見えます
し、実権も握っているから躊躇無く、推し進めることができます。そし
て業績を回復させました。
●ということは、万年赤字体質に陥る前に、普段から「果たして今のや
り方で今後もいいのか」と反省し、社員を馬鹿にせず、社内の改善案を
吸い上げる仕組みを作っておくことが大切だということです。
●「衆知を集めよ」とは松下幸之助氏も言っていたことですが、これは
簡単なようで難しいものです。あなた自身の思想の問題です。あなたが
どのような立場の人であっても、衆知を集め、決断は自分の責任で行う
ことを実践し続けるならば、将来は明るいでしょう。
――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ――――――
■■■ちょっと一言
今日のテーマは私も反省しなければいけない点で、「そうだ、気をつけ
なければ」と思いながら書きました。あなただけでなく、私の将来も明
るくしなきゃ。(^_^;)
「経営コンサルタントは口ばかり」。よく企業経営者から聞く批判の言
葉です。マネジメントを指導しながら、自分のマネジメントがなってい
ないコンサルタントも結構います。
でもこれから先は、口先だけでごまかすのは難しいでしょう。
当メルマガ読者の中には、コンサルタント志望の方も少なくないようで
す。知識の習得もいいですが、それよりも「実践」して実際にできるこ
とが、今後コンサルタントとして生き残るには必要でしょう。
まず自分でやって結果を出すこと。人に指導するのはその後です。そう
すればうまくいくと思いますよ。(#^.^#)
|