ポプラ社、『Good Luck』発売4週間で35万部突破

日経MJを読み解く!

 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2004年7月15日 〓〓〓〓〓〓 

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 423号 ◆◆◆

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      〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
       ち密にマーケティングプロセスを設計しよう。
        「伝えたい」気持ちが原動力になる。

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 ━━━━━━━━━━━━ 2004年7月15日付日経MJより ━━━━━━
 □■□  本日の注目記事(17面)
 ■□■    書店での露出を増やす作戦奏功    ポプラ社
 □■□      『Good Luck』発売4週間で35万部を突破 
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 今日は、計算された販促策でベストセラーを生み出しているポプラ社に
 関する記事です。

 ■著者は日本で無名のスペイン人経済学者

 ■まず2千〜3千書店に試作版やニュースリリースを配信し、書店の関
 心を高めた。

 ■「書店発のベストセラーを作りたい」という書店の意識に訴求、「売
 れる本を並べよう」と呼びかけ書店から異例の事前予約を集め、「万単
 位の予約が発売前日にそろった」という。

 ■本という商品の開発にもこだわった。まず第一の仕掛けは300人のモ
 ニターを集めた。

 ■第二の仕掛けは表紙づくり。読者や編集者の意見を元に4つのタイト
 ルを選定。それぞれに表紙のデザイン案を作り、30枚の中から選んだ。

 ■本の帯も「ビジネス書と思われないように」配慮。

 ■第三の仕掛けは本そのものに「七つの秘密」を付けたこと。

           とのこと。それで、↓↓↓

  ────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────

  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
  ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


 ●出版社は、売れる本のネタを必死で探しています。しかし、それはあ
 くまでも結果として「売れる」ということです。読後に「感動」があり、
 口コミで広がるような本でなければ、お客はなかなか動かず、売り上げ
 は伸びません。

 ●もしも、中小出版社がたいしたことのない本を大々的に売ろうとして
 失敗したら、販路である取次店や書店は、次からその出版社の本に不信
 感を持ち、多く扱おうとはしなくなるでしょう。

 ●私のこれまでの経験上(出版社にも勤めたことがあります。^_^;)、
 書店や出版社には善意あふれる人が多いという感じを受けます。基本的
 には、皆おかしな本はあまり作りたくないし、売りたくないんですね。

 ●今回の記事は、以前も当メルマガ360号で取り上げたポプラ社の第三
 編集部の取り組みです。児童書専門だった同社が、一般書に進出するた
 めに設けた編集部ですね。続々とヒットを飛ばしているようです。
 ⇒ http://www.bushidoman.com/360poplar.htm

 ●編集者が本にするネタを決定する際に大事なこと。それは、「自分が
 読んで感動したか、人に伝えたいと思ったか」ということです。これは、
 お店で取り扱う商品を決めるのとまったく変わりありません。

 ●ネットショップを開設する際も、そのような商品を取り扱うことが成
 功の第一歩です。それを最初から、「売れるかどうか」で判断しようと
 すると失敗します。第一、仕事をしていて楽しくないはず。

 ●もしも、そんなすばらしいネタ(商材)に出合ったら、きちんと商品
 化して大々的に世の中に広めるのは義務ですね。本来、商品の良さが正
 しく相手に、しかも多くの人に伝わるように工夫して宣伝や営業活動を
 行うのは、企業の使命とも言うべきものです。

 ●同社は、本を作るにあたり、300人ものモニターの意見を聞き、表紙
 のデザイン案を30枚も作り、4つのタイトル案まで考えて選定しました。
 本の帯もターゲットを意識したものにしています。商品開発への本気さ
 が伝わりますね。

 ●また、最近は「アマゾンで1位」など、ネットから評判になった本が
 たくさん出ていますが、これは書店としては面白くない現象でしょう。
 いつもネットの後追いになります。

 ●ポプラ社は、その心理に応えました。書店発のベストセラーを作ろう
 という呼びかけは、多くの書店経営者の賛同を得たのです。書店の店員
 の「予約をとろう」とする行動も活発だったことでしょう。

 ●このような商品開発やマーケティングプロセスの設計は、ターゲット
 を意識し、商品を購入するまでのお客の心理、感情を予測して、そこか
 らこちらの為すべき行動を設計して作ります。

 ●しかし、その設計がち密で、よい結果につながるものになるには、開
 発者、設計者に「どうしても伝えたい」という熱い気持ちが必要です。
 あなたにその原動力とも呼ぶべきものがあれば、それにほんの少しマー
 ケティングの知識と技術を加えたら、必ず良い結果が出るはずですよ。

 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ――――――

 ■■■ちょっと一言

 『Good Luck』は、今はやりの言わば幸福本(幸福をつかむ方法を書い
 た本)のようです。

 アマゾンのカスタマーレビューを読むと賛否両論といった感じ。出版社
 の内容紹介文には、「マーケティングの神様、フィリップ・コトラーは
 『星の王子さまのようだ!』と絶賛」と書いています。

 薄くて読みやすいということなので、今の風潮には合っているんでしょ
 うね。繰り返し読むとよい本なのかもしれません。

 ところで、新潟県は大変なことになっているようです。私も数年前、福
 岡の博多駅前が大雨で川のようになったとき、ズボンをまくりあげて歩
 きましたが、新潟の映像を見ると首までつかっている人がいました。

 被害に合われた方の状況の回復をお祈りいたします。

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