カクヤス、細密な宅配網で高シェア獲得

日経MJを読み解く!

 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2004年6月17日 〓〓〓〓〓〓 

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 403号 ◆◆◆

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      〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
      自社はどの方向に進めば存続・発展できるのか。
         勇気を出して戦略を決断しよう。

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 ━━━━━━━━━━━━ 2004年6月17日付日経MJより ━━━━━━
 □■□  本日の注目記事(15面)
 ■□■  細密な宅配網が高シェア構造を実現  カクヤス(東京・北)
 □■□     宅配品目を酒類以外にも拡大することを検討中
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 今日は、小商圏チェーン展開で好調な酒販店カクヤスに関する記事です。

 ■同社の2004年5月期の売上高は前の期比20%増の430億円。

 ■最大の武器は現在都内に百店ある店舗網。

 ■同社の店舗の売上高構成比は家庭用宅配4割、業務用2割で店売りも
 4割ある。

 ■カクヤスの宅配客は登録世帯数で40万世帯。‥‥毎月16万〜17万世帯
 に酒類を運んでいる。

 ■酒の宅配網を活用した応用テーマは多彩に広がる。

           とのこと。それで、↓↓↓

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  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
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 ●「酒屋」と言えば、業種店ですね。酒類と酒にまつわるモノ(つまみ
 など)を売る店です。記事のカクヤスも酒販店と書いてありますが、売
 り上げの半分は宅配によるもの。

 ●昔から酒屋は宅配することが多かったですが、それが武器だとは思っ
 てもみなかったでしょう。皆やってることでしたから。では何が武器だ
 という認識だったか? それは、酒販免許だったのです。

 ●「人口基準」(人口に応じて地域に割り当てる免許の数を決める)、
 「距離基準」(新規参入する場合、既存の店から一定の距離を置く)、
 という規制に守られていた酒販店。競争がありませんでした。

 ●昨年の9月1日から原則自由化され、その武器は無くなりました。も
 ちろんこうなることは数年前からわかっており、おそらく全国いずこの
 地域でも酒販店生き残りのための勉強会は盛んだったことでしょう。今
 もやってますね。

 ●自分の生殺与奪の権限を他者に握られているとは、なんと恐ろしいこ
 とでしょうか。絶対的に信頼していた「お上」が、自店の存続が危うく
 なる措置を取るとは・・・。

 ●しかし、これは酒販店だけの問題ではありません。年金問題もまさに
 同じです。年金は納めつつも、自分が老後生きていくためのお金は、自
 分で確保しなければいけません。

 ●さて、カクヤスですが、ホームページには「大正10年創業」とありま
 す。創業以来80年以上経過している老舗ですね。
 サイトはこちら⇒ http://www.kakuyasu.co.jp/

 ●1993年、細川内閣によって規制緩和が最重要政策となりましたが、そ
 れ以前、1989年にはすでにスーパーやコンビニでも酒類が売れるように
 酒販売免許制度が改正されていました。

 ●自社を取り巻く経営環境が徐々に厳しくなることを感じとるには十分
 ですね。沿革を見ると、「1995年6月物流センターを足立区新田に開設」
 とある頃から、同社の攻勢が始まっています。店舗網の構築はそのあた
 りからです。

 ●「1998年1月無料宅配サービス開始」。そして、現在のような酒の宅
 配網を築き上げました。他の酒販店が右往左往している間に、これだ
 けのことを成し遂げています。

 ●いかに、企業にとって経営戦略が重要かを教えてくれます。同社はす
 でに単なる「酒販店」という業種店ではありません。消費者ニーズに応
 えた、宅配メインの業態店です。すでに、酒類以外の商品の取り扱いも
 検討する段階にきています。

 ●「厳しくなってきたなぁ」と嘆いているばかりでは、何もよくなりま
 せん。今後、何に強くなることが生き残る道なのかを早く決定すること
 です。戦術には失敗がありますが、戦略に失敗はありません。成功する
 までとことんやり続けるだけのことです。

 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ――――――

 ■■■ちょっと一言

 経営者の仕事は「決断」すること。

 人生は前途に不安ばかりがあり、普通の人は足がすくんで動けなくなり
 ます。「誰か」が、「こっちにおいで。大丈夫だよ。幸せになれるよ」
 と言ってくれないと、なかなか動けるものではありません。

 その「誰か」が、企業経営者を始めとしたリーダーです。その人たちは
 「道の無いところに道をつくる」のが仕事です。とても危険な仕事で、
 場合によっては命を落とすかもしれません。

 「義を見てせざるは勇無きなり」。明治維新で多くの若い武士たちが命
 を落としましたが、自分が正しいと思うことに突き進んだ結果です。経
 営者は武士のようなもの。社会のために戦うのです。

 その最初に「決断」が必要となります。何が自分にできるのか、今社会
 に何が必要なのかを見極めて、方向を決めることですね。リーダーを目
 指す人には、「勇気」が必要です。(#^.^#)

 

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