丸しめ志賀商店、チラシ配布せずに連続増益中

日経MJを読み解く!

 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2004年5月26日 〓〓〓〓〓〓 

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 387号 ◆◆◆

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      〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
       大手と同じ「常識的」なことをやってもダメ。
          「非常識」の中にヒントがある。

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 ━━━━━━━━━━━━ 2004年5月25日付日経MJより ━━━━━━
 □■□  本日の注目記事(4面)
 ■□■  チラシを配布しない食品スーパー 丸しめ志賀商店(北海道) 
 □■□    「大手の物まねはしない」「地域超密着」を標ぼう
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 今日は、業界の常識を全くやらずに、1993年以来増益を続けているスー
 パーに関する記事です。

 ■「特売チラシは配布しない」「ポイントカードはやらない」

 ■昨年11月から5月下旬まで店頭販売してきた焼きイモには同社の商売
 の精神が表れている。「志賀商店に行くと、おいしい焼きイモが買える
 というのはお客さんと無言の約束」と志賀社長。

 ■形の良いサツマ芋(ベニアズマ)を仕入れ、量り売りせず1本150円
 で売ると全11店舗で毎日1千本が売れるという。

 ■同社のもう一つの基本方針は「地域超密着」だ。従業員には来店客と
 「会話」をするようにとの指示が出ている。

 ■単なるあいさつではなく、客の要望や不満を吸い上げて客の目線で品
 ぞろえや数量、グラム数、大きさ、鮮度をチェックする。さらに「明日
 はこんな魚が入りますよ」といった会話を交わすことで客に来店を促す。

           とのこと。それで、↓↓↓

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  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
  ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


 ●私が今住んでいる福岡に引っ越してきたのは3年前でした。そして、
 妻と近所のスーパーへ行ってみて感じたのは、「何もかも、とても安い」
 ということ。広島と福岡でこんなに物価が違うのかと驚いたものです。

 ●しかし、それから2週間ほどして、妻が「最近、あんまり安くないよ」
 と言いました。少しがっかりした感じです。実はたまたま私たちが引っ
 越した時に、そのスーパーの周年記念セールをやっていただけのことで
 した。(^_^;)

 ●スーパーやドラッグストア、ディスカウントストアでは、全く利益の
 とれない目玉商品でお客を引き寄せておき、なるべく他の商品もお客に
 買わせて粗利を稼ぐという手法をとるのが一般的です。

 ●しかし、このような価格戦略を柱にすると、お客は特売商品が無けれ
 ば来店しなくなります。特売商品があるかどうかは新聞の折込チラシで
 知るわけですから、当然店側はチラシを打ち続けなければなりません。

 ●それに、価格の安さで売ろうとした場合、たいてい従業員教育はおろ
 そかになります。経営陣に接客のよさでお客をつかもうという発想はほ
 とんどないですし、利益が薄いので教育をする余裕も無いのです。

 ●実際のところ、スーパーで働いても、接客業という感じはほとんどし
 ません。ただバックヤードから商品を出してきて、売り場に並べるのみ
 です。そして、「声を出せ」と上司に言われるので、「いらっしゃいま
 せー」と、誰にともなく叫ぶだけ。

 ●考えてみると、商売の原点からどんどん離れている感じを受けます。
 まさに効率のみを追いかけた、ベルトコンベヤーを使った流れ作業のよ
 うなもの。物が行き渡っていない時期だけに通用するやり方ではないで
 しょうか。

 ●丸しめ志賀商店は、バブル崩壊後の1993年以後、増益を続けていると
 のこと。ほとんどのスーパーが下降線に傾いた中でのこの業績は立派で
 すね。記事によれば、2003年8月期で売上高136億円、利益は1億4千
 7百万円(税引き前)、店舗数は12店という規模だそうです。

 ●これくらいの規模だとかえって経営は難しいものです。大手のまねを
 してもダメですし、かといって独自色をすぐに浸透させられるような小
 企業でもありません。社長以外に片腕と呼べる幹部が2〜3名いればよ
 いのですが、そういう人が育っている会社はかなり少ないです。

 ●しかし、同社は社長の信念が長い間変わっていないようですから、社
 長の分身もずい分育っているのかもしれません。そうでなければ、社長
 自身が12の店舗をこまめに回り、口をすっぱくして社員に説いて回って
 いるのでしょう。

 ●考えてみれば、従業員に来店客と「会話」をするようにと指示を出す
 なんて変ですね。まだスーパーが普及していない頃は、そんなの当たり
 前でした。でも、今はお客と話さない方が普通です。指示をしなければ、
 従業員は動きません。

 ●商品をただ並べるだけで買ってもらうというスーパー等の歴史は極め
 て短いのです。人類は気が遠くなるほどの長期間、接客で販売してきま
 した。そして今も、そのような本来の姿にまた戻りつつあると感じます。
 お客とのコニュニケーションをしっかりとるよう、工夫しましょう。 

 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ――――――

 ■■■ちょっと一言

 コミュニケーションと言えば、昨日初めて通訳を介した経営相談という
 経験をしました。

 相手はイギリス人で、日本語も結構話せるのですが…。雑談ではなくビ
 ジネスの話ですから、間違って理解をするといけないと思ったのか、ご
 自分で通訳を連れてこられました。

 しかし、通訳を介すると普段の倍時間がかかります。こちらに言いたい
 ことがひらめいても、なかなかすぐに口をはさめません。

 通訳をしてくれた方は本職の方ではなかったので、ややたどたどしかっ
 たことを考慮しても、直接同一言語で話すのと比べたら、はるかに相互
 理解の難易度は高まります。

 小泉首相と金正日総書記との会談も、「1時間半とはいえ、実際にはそ
 の半分だ」と誰かが言ってましたが、それを実感できました。でもね、
 面白かったですよ。また、英会話勉強しようかな。(^_^;)

 

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