〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2004年5月17日 〓〓〓〓〓〓
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 380号 ◆◆◆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
企業は「環境適応業」という。
しかし、「環境創造業」を目指すのもよし。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
━━━━━━━━━ 2004年5月15日付日経MJ(1面)より ━━━━
◆
◆◇◆ “紅茶の貴公子”と呼ばれる男 熊崎 俊太郎 氏
◆◇◆
◆ 紅茶を普及させるすべての活動を手がける
――――――――――――――――――――――――――――――――
今日は、ティー・コーディネーターの熊崎さん(36)に関する記事です。
■オリジナルティーのブレンド、カフェの経営指導、出張ティーパーテ
ィなど紅茶に関することなら何でもこなし、日本にカフェ文化を根づか
せるべく日夜奔走する。
■6月からは24種類のブレンドティーの扱いをネットショップなどに委
託、6百円から千円(ティーバッグ6個入り)で販売する。
■紅茶が見せる様々な表情に魅せられ、慶応大学の付属中学入学から社
会人になるまで、各地の紅茶の名店に通った。北海道から九州まで‥‥
■大学卒業までの10年間で、当時の主だった紅茶専門喫茶100店あまり
を制覇。
■熊崎が当面の目標に掲げるのは、ラーメン博物館ならぬ「ティー博物
館」の建設。
とのこと。それで、↓↓↓
────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
わかったゾ!!! これぞマーケティングの極意なり。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
●新聞に掲載された熊崎さんの写真を拝見すると、今はやりの言葉を使
えばイケメンと言えるのではないでしょうか。確かに“紅茶の貴公子”
という雰囲気が漂っています。
●熊崎さんは子供の頃から紅茶一筋なんですね。記事によれば、最近は
紅茶だけでなくあらゆるお茶に関心の対象を広げておられ、その集大成
が「ティー博物館」の建設ということのようです。
●自分が好きなことをビジネスにして成功している典型的な例ですね。
企業経営者(個人事業主を含む)の場合、このように人生戦略がそのま
ま事業戦略になると、イキイキと時間を過ごすことができます。
●ところで、事業が成功したり、失敗したりする要因には、自社内部の
経営資源の問題と外部の環境条件の問題がありますね。だから、事前に
それらの諸問題を分析し、なるべく良い結果を導き出そうとします。
●この内部と外部、どちらが重要だと思いますか?
●企業は「環境適応業」と言って、いかに外部環境の変化に自社の資源
を適応させうるかが成功の鍵となります。その意味では、内部と外部、
甲乙つけ難いですね。
●しかし、ひとことで環境と言っても、自分の手で動かせるものと、そ
うでないものとがあります。自社内部のことは自分で変えていくことが
できますが、外部環境は…。
●どうしようもない、というわけではありません。時間をかければ外部
環境の中にも変えられるものがあります。外部環境は絶対的な存在で、
それに合わせるしかない、というものではなく、自分の手で外部環境を
創造することも不可能ではないのです。
●記事の熊崎さんの例を見てみましょう。今はどうか知りませんが、社
会人になる前の熊崎さんは、まず外部環境など考えていなかったと思い
ます。ひたすら自分の趣味に打ち込み、自分の紅茶に関する見識を高め
ていったのでしょう。
●そして、今や熊崎さんは、メーカー、輸入業者、小売店、カフェなど
紅茶業界全体に影響を与える人物になりました。内部を徹底的に強化す
ることで、外部に対して大きな影響力を持つようになったのです。
●つまり、戦略を考える際には、「外部環境に合わせる」ばかりでなく、
「自社が外部環境を変える」というほどの意気込みが必要なのです。現
在の大企業の創業者は、皆そのような志をもっていたのでしょう。
●熊崎さんはまだ36歳ですが、紅茶の研究を始めてからすでに25年以上
はたっているようです。自分が外部環境を変えられるまでになるには時
間がかかりますが、できないことではありません。
●目先の売り上げや利益に気をとられると、このような戦略的発想がで
きなくなります。基本的には長期でものごとを考え、自分や自社の力を
コツコツと伸ばしていきましょう。
――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ――――――
■■■ちょっと一言
私も学生時代には、紅茶やらコーヒーやら少し凝ってみようかなと思っ
たこともありますが、長続きしませんでした。熊崎さんは紅茶と幼少期
に出合い、ずっと紅茶と付き合っています。この違いはどこからくるの
でしょうか?
仏教の「因縁」(因…直接的原因、縁…間接的条件)で言えば、熊崎さ
んにもともと紅茶好きという「因」があって、そこに幼少期から紅茶に
頻繁に接するという「縁」が与えられたわけですね。私の場合は、ほん
の少ししか「因」は無く、「縁」も薄かったようです。(^_^;)
自分にとって何が天職かを考えるときに、この「因縁」の考え方は役立
ちます。つい自分から求めてしまうような「因」と、なぜかたびたび接
することになるという「縁」。あなたにとってそういう存在は何ですか?
自分は何をやるべきかと迷っている人は、時間をかけて、幼少期からの
「因」と「縁」を探してみてください。(#^.^#)
|