あみやき亭、今こそ牛丼販売の好機

日経MJを読み解く!

 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2004年3月10日 〓〓〓〓〓〓 

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 336号 ◆◆◆

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     〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
       自社の強みと弱みをきちんと認識しているか。
        環境によっては弱みが強みとなる。

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 ━━━━━━━━━━━━ 2004年3月9日付日経MJより ━━━━━━
 □■□  本日の注目記事(7面)
 ■□■    今こそ牛丼販売の好機   あみやき亭(名古屋)
 □■□      国産牛のばら肉調達   一杯380円で提供  
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 吉野家、松屋など、牛丼大手チェーンがBSE(狂牛病)問題で牛丼の
 販売を休止している中、逆に牛丼の販売を始めたという記事です。

 ■あみやき亭は、愛知県内の3店舗で国産の牛肉を使った「牛焼肉丼」
 の販売を始めた。

 ■(吉野家が)一部店舗で販売を続ける国産牛を使用した牛丼は一杯
 500円前後と米国産牛肉を使用していた時の約2倍と高価。

 ■(あみやき亭は)焼き肉用として仕入れる10キロ以上の国産牛の塊
 から切り出すことで価格を抑えた。

 ■今月15日ごろまでに全36店舗に販売を拡大する見込み。

           とのこと。それで、↓↓↓

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  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
  ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


 ●新聞で大々的に「牛丼販売休止」と報じられると、「もう牛丼はしば
 らく食べられない」という気分になりますね。私が店で牛丼を食べたの
 はもう8年も前のことで、つまり普段は食べないのですが、吉野家に無
 いとなるとちょっと寂しい感じです。

 ●大手小売業や飲食チェーンは、大きいが故の弱点があります。中小企
 業よりも価格を安くできるのは大量に仕入れられるからですが、それが
 できなくなれば全店に影響が及びます。

 ●その点中小企業は、すぐにやり方を変え、臨機応変に対応することが
 できます。人がやっていることを真似ている限り大きな発展はありませ
 んが、世の中の流れとは反対の方を見てみると、そこにビジネスチャン
 スがあるものです。

 ●あみやき亭は、これまで牛丼をメニューに入れていなかったようです
 ね。仮にあったとしても、とても牛丼の大手チェーンには勝てなかった
 でしょう。焼き肉を食べながら牛丼を食べる人はまずいないでしょうか
 ら、相乗効果も期待できません。

 ●ところが、大手が出せなくなれば…。牛丼ファンは行き場が無くなり
 ます。高い牛丼は食べたくありませんし。

 ●そうなると、安く、しかも国産牛を使った牛丼を出せれば、牛丼ファ
 ンたちがどっと流れてくるでしょう。焼き肉店ですから、夜のお客が多
 いのでしょうが、昼食時も繁盛するようになるのでは。

 ●これは、同社が焼き肉店だからこそ「できる」ことなのですが、今ま
 では逆に、焼き肉店だから「できなかった」のです。どうしても、バラ
 肉を大量に安く仕入れる牛丼専門チェーンにはかなわないですから。

 ●このように、周囲の条件が変化すると、突然自社の弱みが強みとなり、
 環境条件の「機会」にぶつけることで、成果を得られる可能性が出てき
 ます。それを見逃さないようにアンテナを立てておくことが大切です。

 ●孫子は、第八篇「九変」で、「智者である『九変の術を知る者』の情
 勢判断の方法は、必ずメリットとデメリットとを交え合わせて、その両
 面から考え、決断を下すようにする」と言っています。

 ●焼き肉店であることのメリットとデメリットを普段からよく認識して
 いるから、牛丼大手チェーンのピンチは自社にとってチャンスだと判断
 できたのです。

 ●「自社はここがダメだ」あるいは「自分はどうしてもこれができない」
 と弱みとして認識していることは何でしょうか。それを裏返せば、必ず
 強みが現れるはずです。短所をも長所と捉えられる人はリーダーに向い
 ていると言えるでしょう。部下の短所もすべて長所に見えるのですから。

 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――

 ■■■ちょっと一言

 『論語』の中で孔子が「小利を見るなかれ」「小利を見れば則ち大事成
 らず」と言っています。目先の利益を追いかけていると、結局大きな仕
 事はできませんと。

 きっと世の中の大多数の人は「小利」を追いかけているのでしょうね。
 最近の警察での裏金作りの問題も、なんという「小利」狙いの所業でし
 ょうか。

 企業経営者が目先の利益を追いかけていると、10年たっても会社は変わ
 れません。体質の変革は、小さな利益を捨てる覚悟が無いとできないで
 すね。どうもこのあたりが、会社が発展するかどうかの分かれ目になる
 ようです。なるべく「小利」を見ないようにしましょう。(#^.^#)

 

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