ソースネクスト、低価格販売でトップシェア

日経MJを読み解く!

 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2004年2月26日 〓〓〓〓〓〓 

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 327号 ◆◆◆

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     〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
        マーケティングの4Pを考えているか。
         価格を変えれば、販路も変わる。

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 ━━━━━━━━━ 2004年2月26日付日経MJ(23面)より ━━━
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 ◆◇◆     ソースネクスト社長 松田 憲幸さん
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  ◆   低価格、販路拡大   パソコンソフトでトップシェア
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 パソコンを活用する人なら誰でもお世話になるパソコンソフト。今日は
 その分野でトップシェアを獲得しているソースネクストの社長、松田憲
 幸さんへのインタビュー記事を取り上げます。

 ■「…心理的に買いたくなる値段のラインを探りました。価格に数量を
 掛け合わせた数値が最大になったのが1980円でした」

 ■「1980円という価格は販路を広げるのにも有効でした」

 ■「これまで多くのソフト会社が販路を広げようと試みましたが、一度
 も成功しませんでした。失敗の原因が値段の高さとソフトの質の低さで
 す」

 ■「だからソフトを置くことに戸惑う店舗には、安くするために機能を
 落とさない、ソフトの使用期限を半年などに限定しない、最新の製品を
 提供するという3点を説明します」

           とのこと。それで、↓↓↓

  ────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ─────── 

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     わかったゾ!!! これぞマーケティングの極意なり。
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 ●ソースネクストの製品は、私もいくつか活用していました。一番使っ
 たのはタイピングソフトですね。少しでも文字を打つスピードを速くし
 たくて購入しましたが、これは私の家族も結構使ったので、十分にもと
 がとれました。

 ●価格設定は、結構頭を悩ませる問題です。安易な安売りはいけません。
 中小企業は資金力が無いので、自分で自分の首を絞めることになります。
 かといって特徴が無ければ値段が高いと売れないし…。

 ●同社のサイトによると、ソースネクストは資本金約7億円です。もち
 ろん大企業ですね。しかしよく見ると、会社設立は1996年で、まだ10年
 もたっていません。しかも従業員数は100人ちょっと。

 ●つまり、中小企業が急成長している最中と考えてよいでしょう。ソフ
 トの安売りに踏み切って成功しています。薄利多売ですね。競合他社は、
 マイクロソフト、ジャストシステム等です。同社にとっては不気味な存
 在でしょう。

 ●安く売っても儲けられるのは、たくさんの人が買うからです。スーパ
 ーや100円ショップを思い浮かべるとわかりますね。テレビ等の家電製
 品も普及すると安くなったように、パソコンも10年前と比べたら格段に
 普及して、今は高性能なものを低価格で売っています。

 ●それに伴い、パソコンで使うソフトも数多く売れるわけですから、安
 くする方向に向かって当然です。ワープロや表計算のソフトはマイクロ
 ソフトが8割近いシェアを占めていますが、今後はどうなるでしょうか。

 ●マイクロソフトの「オフィス」は数万円、ソースネクストが2月から
 販売する「スタースイート7」は1980円です。オフィスの10分の1以下
 ですね。ネットでスタースイート7の使い勝手がよいという評判が広が
 れば、法人は別としても、個人に一気に広がる可能性があります。

 ●そうなるとマイクロソフトも脅威を感じ、価格を下げてくるかもしれ
 ません。松田さんは「(マイクロソフトは)やらないでしょう」と言っ
 ていますが。ただ指をくわえて見ているとは思えません。

 ●このように、一般大衆が広く活用するものは、価格は安くなっていく
 のです。逆に、いつまでたっても安くならないものもあります。例えば
 宝石、貴金属、ブランドもの等ですね。

 ●商品そのものが数多く作れない、ニーズをもった人が少ないなどの場
 合は、本物商品を適正価格、場合によっては高めの値段で売った方がよ
 いのです。例えば、「5千円のダイヤモンド」など、ご婦人は恥ずかし
 くて指につけられないでしょう。

 ●また、価格帯によって、取扱う業者も変わってきます。ソースネクス
 トが価格を下げたことで、ソフトをコンビニや書店に置けるようになり
 ました。

 ●マーケティングの4P(プロダクト=製品、プライス=価格、プレイ
 ス=販路、プロモーション=販促)と言いますが、これらは別個のもの
 でなく、連動していることがよくわかります。

 ●自社商品の特性をよく押さえましょう。ターゲットはどこでしょうか。
 パソコンソフトのように、大金持ちから普通の人まで同じのを使うよう
 なものか、それとも限られた層に向けたものか。それによって4Pがす
 べて変わってくるのです。
 
 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――

 ■■■ちょっと一言

 急成長すると、非常に華やかに見えます。「すごいな、あんなふうにな
 りたい」と周囲は思うものです。しかし、世の中のものはすべて、表が
 あれば裏があります。目立つ部分よりも目立たない部分の方が、実はは
 るかに大きいことを知っておかねばなりません。

 特にベンチャー企業というのは、社長の経験が少ない分、チヤホヤされ
 たときの対処法がわからず、「このままではいけない」と思いながらも
 天狗になって、自社の経営がおろそかになり破綻に至ることがあります。
 会社は火の車なのに、表情は必死で余裕をつくろっているケースをたま
 に見かけます。

 大事なのは、近くを見ながらも、毎日遠くを見ることを忘れないことで
 す。パソコンばかり見ていたら目が疲れますね。窓から遠くの山を眺め
 ましょう。自分が本当に目指しているものを忘れなければ、一喜一憂す
 ることはありません。(#^.^#)

 

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