エキップ、常識破りの新ブランドSUQQU好調

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 321号 ◆◆◆

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     〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
        どんな人がヒット商品を開発できるのか。
      それは顧客の悩みや不満をよく知っている人。

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 ━━━━━━━━━━━━ 2004年2月17日付日経MJより ━━━━━━
 □■□  本日の注目記事(24面)
 ■□■  常識はずれの化粧品と美容術大好評  SUQQU(スック)
 □■□      カネボウ子会社エキップの新ブランド展開
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 今日は、「2003年9月に日本で産声を上げたばかりの『SUQQU』」
 という化粧品ブランドに関する記事を取り上げます。

 ■化粧品「SUQQU」クリエーター田中宥久子

 ■映画やテレビを中心にメークなどを手がけ、俳優の指名で「極道の妻
 たち」を担当。

 ■ブランドマネージャーが田中に白羽の矢を立てた。

 ■東京・新宿の伊勢丹1階。

 ■知名度が低い国産新ブランドにもかかわらず売り上げは毎月3000万円
 に達している。

 ■最大の売り物は、田中が生み出した「顔筋(がんきん)マッサージ」。

 ■「業界の常識を破りたかった。新しい化粧品を期待して買って、夜に
 使って翌朝何も変わっていない、あの落胆する思いをさせたくなかった」

           とのこと。それで、↓↓↓

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  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
  ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


 ●同じ場所(新宿の伊勢丹1階)で海外有名ブランドの3倍売れている
 という化粧品の登場です。幅広い年代の女性に受け入れられています。

 ●ブランドのクリエーターである田中宥久子(ゆくこ)さんは、「幼少
 のころから美容の基礎を学んで育つ」と記事にありますので、相当なキ
 ャリアを積んでおられるようです。

 ●豊富な経験に基づいた独自の理論をカネボウの研究員相手に展開して
 作り上げたブランドなんですね。今までの化粧品とはかなり違うという
 感じが記事から伝わってきます。

 ●それにしてもどうしてこんなに売れるのでしょうか。田中さんは「違
 いがすぐに分かるという即効性があるから」と分析しているようですが。

 ●まずは商品開発段階にさかのぼらなければなりません。このブランド
 はカネボウ子会社エキップのものですが、そこのブランドマネージャー
 が田中さんをクリエーターに選んだところが始まりです。

 ●つまり、これは田中さんの成功であると同時に、そのエキップの成功
 なわけですね。最初に仕掛けたエキップの側からすると、「誰に」まか
 せるか、がポイントでした。

 ●田中さんは、テレビや映画の世界でメークを担当してきたそうですが、
 撮影で疲れた俳優の顔をカメラ映りがよいようによみがえらせなければ
 なりませんでした。即効性が求められ、できなければお払い箱となる厳
 しい現場でしょう。

 ●そんな中では、田中さんにとって「業界の常識」など何の役にも立ち
 ません。実際に効果の上がる方法論を自分で探し続け、そして、独自の
 化粧品とマッサージ方法を生み出したのだと推察されます。

 ●田中さんの主張は体験に裏付けられていますので、カネボウの研究員
 がいくら理屈を振り回そうが負けません。なんとこの新ブランドのファ
 ンデーションに使われている粉は、「主流の微粒子より100倍大きいサ
 イズ」だそうです。明らかに従来の化粧品とは異なります。

 ●田中さんを起用した段階で、すでに7割は成功と言えるのではないで
 しょうか。その後にさまざまな問題はあったでしょうが、問題を乗り越
 えられる人を最初に起用したわけですから。「あの人なら大丈夫だ」と。

 ●店は新宿の伊勢丹1階ですので立地は申し分なく、試しに利用してみ
 ようという女性も多いでしょう。そして一度体験したらその効果に驚き、
 口コミで広がっているのでしょうね。新規客を取り込み、リピーターも
 確保できるだけの商品力があるものと思います。

 ●既成概念が役に立たなくなりつつある現在、過去の理論ではなく、目
 の前の事実に謙虚になって己を虚しくし、難問をも解決していく人が必
 要とされています。

 ●私たちが誰かを起用する場合のポイントは、「その人がどれだけその
 現場に精通しているか」「現場への意識が高いか」「研究心があるか」
 です。そして、自分自身もそうでなければじきに役に立たなくなってい
 くことを、肝に銘じましょう。
 
 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――

 ■■■ちょっと一言

 常識を破る人というのは、「おかしい」と感じたときに、その自分の感
 覚を信じて、他人が何と言おうと自分が納得いくまであれこれ試してみ
 る人なのでしょうね。

 「おかしい」に対して、「ま、いいか」というのがあります。これはこ
 れで楽天的というか、憎めない感じがありますね。ほとんどのことは、
 「ま、いいか」で済ます方が楽しく人生を送れそう…。

 しかし、ある1つのことについてだけは、どうしても譲れない。それが
 戦略となってきます。田中さんの場合、「あの落胆する思いをさせたく
 なかった」という気持ちが、「おかしい」を極めさせました。さて、皆
 さんは何にこだわりますか?(*^_^*)

 

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