松下系列屈指の元気家電店、でんかのヤマグチ

日経MJを読み解く!

 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2004年1月29日 〓〓〓〓〓〓 

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 308号 ◆◆◆

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     〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
             お客の顔が目に浮かぶか。
      顧客管理でなく「個客管理」を徹底しよう。

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 ━━━━━━━ 日経MJ2004年1月22日付12面と29日付15面 ━━━━━

 ■「東京・町田にある『でんかのヤマグチ』」という家電店の記事を読
 みました。

 ■「店は1店舗」のみ、「従業員数は約50人」ですが、「松下電器産業
 の系列販売店の中で屈指の元気印」だそうです。「その秘密は顧客への
 徹底したサービスにある」。
 
 ■「売上高管理をやめて粗利管理に変更」し、「安売りを徐々に排除」。
 「『それで客が減ってもかまわない。客がウチを選ぶのではなくウチが
 客を選ぶ」(山口社長)』」。

 ■「でも選んだ客に対しては『冷蔵庫が冷えない』『電球が切れた』と
 電話が来ればすぐに飛んで行く」。

 ■「量販店に対抗するために実施したのは顧客の大幅削減だった」。
 「『死に筋顧客』の温存はコストのむだだし、客数が多いと『個客』ご
 とのきめ細かいサービスができないからだ。」という内容です。

             それで、↓↓↓

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  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
  ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


 ●この記事には久しぶりにうなりました。中小家電店の模範的存在です。
 家電店だけでなく、中小企業がやらなければならない「個客管理の徹底」
 とはどういうことかを教えてくれています。

 ●今、中小家電店に将来は無いと言っていいでしょう。ヤマダ電機やビ
 ックカメラなどの大手が安売りとサービスの向上を進める中、独自商品
 の無い中小家電店は滅び行く運命にあります。

 ●「弱者に戦法無し」です。中小家電店は、孫子の兵法にある「10倍の
 兵力で敵を囲め。それだけで敵は戦意を喪失するだろう」という強者の
 戦法をやられている状態。近所にヤマダ電機ができたら、もうお手上げ
 ですね。

 ●しかし、「だからと言ってただ座して死ぬのを待つのか? 死んだら
 すべてが終わり。ならば、死んでもともと、一度狂ったように戦ってみ
 ようじゃないか、必死の覚悟で」と腹のすわったリーダーは叫びます。

 ●で、これが戦国時代のように大兵に囲まれ、万策尽きた状態だったら、
 まさにただ力の限り戦い、中央突破を狙うしかないわけです。しかし、
 リーダーはできるだけそうならないように、最後まで冷静さを保ち、何
 か策はないかと妙案を探し続けなければなりません。

 ●私はジャスコにいたのでわかりますが、大手小売業というのは「顧客
 管理」はできても、なかなか「個客管理」はできません。

 ●ニュアンスの違いを言えば、「顧客管理」とはデータで管理するイメ
 ージです。大勢の人が来店するので、いちいち顔を覚えていられません
 し、ましてそれぞれの好みや家族構成などまったく把握していません。
 
 ●データで押さえているのは、氏名・住所・電話番号・購買履歴・ポイ
 ント保有残高等ですね。パソコンの画面やちょっと進んだレジの表示を
 見て初めてわかることばかりです。それらのデータをもとに、ときどき
 DMを打ったりして集客するわけです。

 ●一方、「個客管理」とは、近所の駄菓子屋さんのイメージです。例え
 ば、店主は店を通りかかった若いお母さんにこう声をかけます。

 ●「あんたんとこのカー君、転んでひざ擦りむいて泣きよったよ。あん
 まり悲しそうに泣くけん、この5円のアメばやったら、にっこり笑うた
 バイ。傷口ば洗うて赤チンばぬってやったけん大丈夫やろ。はよう帰っ
 てやらんね」(以上、長崎弁でした。失礼)

 ●駄菓子屋の店主は、お客の好みはもちろんのこと、その家族構成まで
 知っていますし、ただ商売に徹するというだけでなく、人間としてお客
 に接します。お客と商売を超えた付き合いをするのです。これが「個客
 管理」のイメージです。

 ●これは、効率を追求せざるを得ない大手にはできません。ですから、
 この点においてのみ、中小企業は大企業に対して「強者」になれます。
 このように、弱者がある局面を演出して強者の戦法を行うことを、一般
 に「弱者の戦法」と呼んでいるのです。

 ●周囲を強者に取り囲まれた中小家電店でも、この「でんかのヤマグチ」
 のように「弱者の戦法」を活用して成果をあげている企業があるのです。
 ということはその気になれば、ほとんどの業界で可能だということでし
 ょう。

 ●中小企業は、「個客管理」を徹底することが生き残る道です。自社で
 はお客をどれくらい知っているか、再確認してみましょう。「何も知ら
 ない」と気づいたら、その時点が「個客管理」の出発点です。
 
 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――

 ■■■ちょっと一言

 思えば1年前の今日、ほんの数人の方に対して第1号を配信しました。
 「自分が書いたことを他人が読んでくれる」というだけでうれしかった
 のを覚えています。それまでメルマガは読むばかりでしたが、書く側に
 転じた瞬間でした。

 昨年は、メルマガを書くことが私にとって新しいチャレンジだったので
 すが、書き続けていると、今まで自分にたまっていたものがどんどん出
 ていって、だんだん空き容量が出てきました。今年はそこに新しいこと
 をいれ、それを私というフィルターを通して、また皆さんに発信できる
 よう努力したいと思います。

 安岡正篤先生によると、エビは「固くなった殻を脱ぐ」ことを繰り返す
 から、めでたい席に必ず出されるのだとか。(『運命を創る』より)

 武士道で重んじる「勇気」を奮い立たせ、挑戦し続けます。
 「ダメもと」ですからね。(#^.^#)
        
 

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