〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2004年1月26日 〓〓〓〓〓〓
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 305号 ◆◆◆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
社員の訓練は社内講師でやるのが基本。
先生臭さを取り除き、楽しく学べる工夫が必要。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
━━━━━━━━━━━━━ 2004年1月24日付日経MJ4面 ━━━━━
■居酒屋をチェーン展開する養老乃瀧では「大半が20代」「女性だけの
『接客指導チーム』」を作って「直営・FC加盟店の従業員教育を任せ
て」おり、「寸劇やゲームを盛り込」んだ講習が非常に好評とのこと。
「社外からも講習の依頼が舞い込む」という記事を読みました。
それで、↓↓↓
────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────
ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!
●302号でも、ドラッグストアのスギ薬局が自社の社員を講師として研
修をし、接客力を向上させて売り上げ増につなげているという記事をご
紹介しました。今回も同様の事例です。
●しかし、同じ接客でも、小売業のようにお客の問題解決を中心とする
接客とは異なり、飲食業ではいかに快適な時間と空間を提供するかがメ
インテーマとなります。
●養老乃瀧では、そのようなテーマは男性よりもむしろ女性の方がすぐ
れていると判断し、女性だけで指導チームを作ったわけです。それがみ
ごとに当たりました。
●もちろん女性なら誰でもいいというわけではなく、業務を熟知し、か
つ改善意欲にあふれている人でなければうまくいきません。そうでない
と、せいぜい一般論の研修ビデオをちょっとだけ変えた程度のものにな
ってしまいます。
●社内講師がなかなかうまくいかないのは、普段同じ職場で働いている
ことからくるなれ合い的なムードに流されてしまうことも大きな原因で
す。先生役には権威が必要ですが、それが最初から無ければ、先生が生
徒に教えるという形式は成り立ちにくいものです。
●その点、この女性指導チームは、大企業なので普段顔を合わせないと
いうやりやすさはあるでしょうが、それに加えて寸劇やゲームを盛り込
んだ楽しい講習を心掛けているので、先生臭さが少ないと思います。同
じ職場の人間が講師であってもさほど抵抗無く参加できるでしょう。
●その垣根(同じ職場にいながら先生と生徒に分かれるという抵抗感)
を越えられれば、社内講師による研修や訓練の方が、ピンポイントで自
社の問題を解決する内容を提供でき、学んだ方もそのまま活用できてよ
いのです。第一、外部講師に依頼するのに比べ、ずい分安価にできます。
●マーケティングは顧客に始まり、顧客に終わります。自社の顧客を観
察し、どんなニーズがあり、どう対応すべきかを考えねばなりません。
それを高める教育を行うに当たっては、社内で講師を育成するのが一番
です。
●外部の講師は新たな視点を与えてくれますが、さまざまな講師をとっ
かえひっかえ招くだけでは、いつまでたっても社内の体質は変わりませ
ん。内部の問題は内部で解決するという意志を持ちましょう。それがあ
って初めて、外部講師を生かすことができます。
――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――
■■■ちょっと一言
現代の日本人は、自分の内圧を高めて問題を解決するのがどうも苦手で、
つい外部の力に頼ってしまいます。政界も経済界も、外国人の力が欠か
せないようですね。
昨夜、テレビ番組『世界ウルルン滞在記』を見ていたら、中国の雲南省
に住むおじいさんが、孫を学校に行かせる理由について「この国の発展
に役立つ人間になって欲しいから」という意味のことを言っていました。
今、日本の親の中で、こういう考え方で子供に教育を受けさせている人
はほとんどいないでしょう。私自身も虚をつかれてハッとしました。
自分たち自身の手で、自分の国を、自分の会社をよくしていこうという
意志が無い限り、いつまでも外圧頼りにならざるをえませんね。まずは
社員教育、家庭内教育を自前で行えるように自分を鍛えることが出発点
でしょう。毎日、コツコツと・・・。(#^.^#)
|