住宅もオンリーワンがいい、メリッツジャパン等

日経MJを読み解く!

 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2004年1月20日 〓〓〓〓〓〓 

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 301号 ◆◆◆

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     〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
            住宅もオンリーワン志向。
       商品に特徴の無い企業は淘汰されるのみ。

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 ━━━━━━━━━━━ 2004年1月20日付日経MJ20面より引用 ━━━

 ■リトル・モア(東京・港)が昨年春に出版した「間取りの手帖」が売
 れ続けている。

 ■初刷り5000部からスタートし、現在の累計発行部数は12万部。

 ■間取り図への関心の高まりに合わせ、「住宅案内の情報誌や書籍でも、
 間取り図付きの紹介が増えている」(リトル・モアの大嶺さん)という。

 ■住宅販売の現場でも間取り図の役割が変わり始めた。インターネット
 上に「間取りネット」というページを開設したのは広告代理店のメリッ
 ツジャパン(東京・渋谷)。プロが作成した間取り6000種をデータベー
 ス化し、部屋数などの条件から検索、希望者には有料で印刷する。

 ■メリッツジャパンはプロ側だけが用いた間取り図という道具を買い手
 側が準備し対等に交渉する、新時代の住宅購入スタイルを狙った。開設
 1年半で3500人の会員を集めたという。

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 ●住宅を購入するのは一生のうちに1回、多くても2回までという人が
 大半ではないでしょうか。俗に、3回建てないと満足する家はできない
 とも言いますが…。

 ●そこで、建てるからにはなるべく満足できるものにしたいと、住宅展
 示場やオープンハウスをあちこち見て回る人が多いでしょう。もちろん
 新聞の折込チラシの中古物件や新築の戸建、マンション等の間取り図も
 チェックしますね。

 ●ですから、すでに住宅を建てる意欲を持った人がいろいろな家の間取
 り図に興味を持つのは当たり前です。そのような人々が、記事で紹介さ
 れた本を購入して研究するのは理解できます。

 ●しかし、住宅着工戸数が右肩下がりで減少している中、間取りの本が
 12万部も売れるという現象は、住宅業界の人からすると「なぜ?」と言
 いたくなることでしょう。それほど需要があるなら、どうしてもっと家
 を買ったり、リフォームの注文をしてくれたりしないのかと。

 ●本が売れている原因について、記事にあるように「個性的な間取りが
 増え」て見るだけで楽しめることや、そう簡単に今住んでいる住宅から
 逃れられない人々が「非日常さに面白さを見いだ」しているとも考えら
 れますね。

 ●テレビでもいろいろと住宅を紹介する番組があります。日曜日夜8時
 からの『大改造!!劇的ビフォーアフター』を毎週見ている読者の方も少
 なくないでしょう。あのようなテレビ番組を見て、とても自分には起こ
 りえない非日常を楽しむ感覚です。

 ●その一方で、本気で家を購入したい人たちの思いが爆発していると取
 れなくもありません。日本の住宅がこれまでずっと画一的で、潜在的に
 「どうも欲しい家が見つからない」という悩みを抱えている人たちが間
 取り本を購入しているのかも。

 ●日本の住宅は、原始時代からずっと、基本的に画一的だったのではな
 いかと思います。時代劇を見ても、江戸時代の民家の作りなどはほとん
 ど同じに見えます。いつの時代も、その時代の最新モデルが横に広がっ
 ていったのではないでしょうか。

 ●ところが、おそらく歴史上初めての「物余り」という時代を体験して
 いる現代人にとって、住宅すらも他人と同じでは満足できなくなってお
 り、自分だけのオンリーワン住宅を欲しているのでしょう。さまざまな
 情報を容易に入手できるようになったのも追い風となって。

 ●1月17日(土)付の日経MJ2面に、携帯電話に関する記事が書かれ
 ており、日本の携帯電話は「機能の先進性では世界トップクラス」です
 が、デザインでは「画一化が著しい」とありました。

 ●そして、海外のメーカーの携帯電話の写真がいくつか掲載されている
 のですが、ひし形のものやネックレスになるものなど非常に斬新です。
 こういうところにも、日本人の伝統的な横並び意識が垣間見える気がし
 ます。

 ●そのような意識が、若い人を中心にオンリーワン志向へ変わりつつあ
 るのでしょう。住宅においても、もちろん住み心地は大切ですが、それ
 だけではなく、テレビ番組のいわゆる「匠」と言われる人が作ったよう
 な特別仕様の家に住んでみたいと…。

 ●住宅においても、「自分だけの間取り」を欲する時代です。それを後
 押しする、メリッツジャパンのような会社も生まれています。
 間取りネット⇒ http://www.meritsj.co.jp/madori.html

 ●特徴の無い、あるいは特徴を伝えられない住宅建築関連の会社は、こ
 の先、生き残れないことは明白ですね。しかしこれは、住宅関連のこと
 だけではなく、どの業種にも言えることを肝に銘じておかなければなり
 ません。他社品に無い、自社商品の特徴をスラスラと言えますか。
 
 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――

 ■■■ちょっと一言

 住宅については、よく「購入するのがいいか、賃貸の方がいいか」と、
 経済的にどちらが得をするのかという点で議論をされますね。

 それも確かに気になるところではありますが、「どんな環境のどんな家
 に住むか」の方が、もっと重要かもしれません。生活者のニーズを満た
 す方が先で、購入か賃貸かは二の次だという考え方もあるのでは。

 それで、仕事に支障を生じない環境に身を置き、たくさん働きたくさん
 稼いで、一生のうち3回家を建てるも良し、世界のあちこちにセカンド
 ハウスを持つも良し…。どうでしょう。

 私はその路線を目指そうかな。なんちゃって。(^_^;)   

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