〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2004年1月13日 〓〓〓〓〓〓
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◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 296号 ◆◆◆
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〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
安かろう悪かろうはダメ。
どんなに安くても価値を感じさせることが大事。
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━━━━━━━━━━━ 2004年1月13日付日経MJ1面より引用 ━━━
■地方のテーマパークが軒並み苦戦を強いられている中、入場客数を伸
ばし続けている施設がある。熊本・阿蘇山の中腹に位置し自然と健康を
テーマに掲げる阿蘇ファームランド(長陽村)だ。
■ファームランドには観覧車、ジェットコースターなど電動アトラクシ
ョンはもとより、ゲームコーナーすらない。この1年で新設したのはグ
ラウンドゴルフ場と炭を使った工芸品の展示・学習施設。
■入場料なし、駐車場無料──。阿蘇ファームランドは文字通り「立ち
寄るだけならタダ」。各施設を利用して初めて料金が生じる仕組みで、
安く遊べる印象を持たせる工夫を凝らしている。
■個別の料金設定も抑えている。温泉は大人500円、アスレチック同900
円、動物ランドが同600円など大半が1000円未満で、いつの間にか財布
のひもを緩ませる。現在の平均客単価は約1500円となっている。
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ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!
●テーマパークと言うからには特定のテーマ(主題)に基づいている施
設のはずなので、そこでしか味わえない独特な何かを持っていることを
顧客は期待します。
●ところが、どんなところだろうと行ってみたけれども、結局はどこに
でもあるような乗り物にいくつか乗っただけで帰ってきた…。私も何回
かそんな体験をしました。テーマパークとは名ばかりの金太郎飴的遊園
地となっており、2度と顧客は行かないのです。
●このことからしても、いかに絞り込むということが難しいかがわかり
ます。「絞り込んだ挙げ句に来園者が少なかったら経営が成り立たない」
という恐怖があるから、つい広げてしまうのです。
●だから、一応テーマは設定し、それに沿ったものも用意するけれども、
万人受け、子供受けする乗り物も用意しておこう、となるわけです。開
園してしばらくたち来園者が減ってくると、余計によそで人気のある遊
具やイベントを導入し、差別化がほとんど図られなくなってしまいます。
●ここ20年ほどのテーマパークがそうなのですから、古くからある商店
街の商店主が顧客や商品を絞れないのも無理はありません。広げること
で目先の売り上げや儲けを追いかけて、長期的には結局のところ顧客に
逃げられてしまいます。
●引用部分以外に、阿蘇ファームランドは「石川県の大手製菓会社、大
喜製菓(加賀市)の北川勝幸社長が阿蘇の自然にほれ込み、現地生産の
食品販売を思いついたことがそもそも」とあります。
●1995年にスタートしたそうですから、まだ10年たっていませんね。北
川さん自身が「自分が客だったらこんな施設に行きたいと思うものを造
っている」と言っています。自分のニーズが、老若男女の「健康・自然」
ニーズと合致しているわけです。決して万人受けを狙って迎合している
のではありません。
●また、立ち寄るだけならタダという施設は結構ありますね。しかし、
たいていは中身がうすいのです。お金をとらない分、お金をかけずに造
ろうという方向にいってしまうからです。一度造ったら、改修すること
もまれになってしまいます。
●同施設は、「宿泊、温浴、アスレチック、動物ランド、物販、飲食、
工芸」等のさまざまな魅力ある施設を保有し、しかも「工事業者が入ら
ない日はない」とのこと。絶えず理想に向かって改善を続けているので
すね。顧客は繰り返し利用しようという気になります。
●今の時代は、「安かろう悪かろう」ではダメなのです。価格に関わら
ず、本物を追求したものでなければなりません。100円ショップが「え、
これが100円?」というような価値のモノを提供して成功しているよう
に。
●テーマパークならぬ、テーマ経営をしましょう。万人に合わせようと
せず、自社の強みを絞られたターゲットにぶつけます。必要な人に必要
なモノを提供するのが正しい筋道。勇気をもって絞り込みましょう。
●また、低価格化するなどして顧客にとっての入り口の敷居を低くする
のはよいのですが、その際に提供する商品やサービスの品質には十分注
意しましょう。価値の低いものは見破られ、かえって顧客を失います。
「本物」が垣間見えることが大切です。
――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――
■■■ちょっと一言
昨日は、全国高校サッカー選手権大会で、長崎代表の国見高校が優勝し
ました。同校はここ4年で優勝3回、準優勝1回の強豪です。
総監督で校長でもある小嶺先生は、現在58歳。30数年前から長崎県の島
原商業でサッカー部の顧問として指導を始め、同校を全国優勝に導きま
した。サッカー王国である静岡県まで、自分でマイクロバスを運転して
選手を連れて行き、練習試合をさせたりしたそうです。
長崎出身の私にはわかりますが、決して長崎は他県に比べ、サッカーが
盛んだったわけではありません。ほとんど何も無いところから小嶺先生
が一人で築き上げたのです。その情熱が九州全体に広がり、今回の選手
権のベスト4は3校が九州勢ということになりました。
ひとつの小さな点に過ぎなかったものが主流へと変革したのですが、そ
の原動力は小嶺先生の主体的努力にありました。明確で強い意志があれ
ば、周囲をも変えることができるんですね。(#^.^#)
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