〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2004年1月7日 〓〓〓〓〓〓
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◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 293号 ◆◆◆
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〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
すでに「百貨店」ではない百貨店が元気な時代。
中小企業は特徴ある一貨店を目指そう。
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━━━━━━━━━━━ 2004年1月6日付日経MJ1面より引用 ━━━
■1990年代後半から地方の主要駅に出店した百貨店が、デフレ経済をも
のともせずに売り上げを伸ばしている。
■「うちは七十貨店でスタートした」と語るのはジェイアール西日本伊
勢丹(京都市)の筧元則社長。呉服やスポーツ用品の売り場も小さい。
■かわりに衣料品は色やサイズの欠品を減らし、最新の流行も京都流に
アレンジするなど「ファッションに強い伊勢丹」を打ち出し、9割を占
める地元客の需要を取り込む。
■大丸札幌店は‥‥ どこに行くにも比較的遠い北海道の事情を踏まえ、
大丸の地下食料品売り場では洋菓子は道内各地の有名店を、和菓子は京
都の老舗をそろえている。
■三越福岡店は長崎や熊本など広域からの集客が多く、「日本橋三越」
への期待が高いことがわかり、若者を意識した開業当初の品ぞろえを1
〜2年で変えた。
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ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!
●記事では「ゆとりある売り場作り」「若手重視の経営」についても説
明してあるのですが、今回は「思い切った品ぞろえの絞り込み」につい
ての部分のみを引用しました。
●おそらく英語のデパートメントストアを百貨店と訳した(名づけた?)
のは、総合的な品揃えがなされた店だからでしょう。何でもあるという
意味ですね。ところが今回の記事を読むと、「七十貨店」などという言
葉も出てきています。
●経営者自らが、百貨店という業種店ではもたなくなったと認めている
わけですね。
※ある特定の顧客ニーズに合致するようにした業態店(コンビニ、ドラ
ッグストアなど)に対し、消費者の都合に関係なく生産者やメーカーの
ものを上から下へ流す感覚の小売店を業種店と言います。従来の八百屋
さん、魚屋さん等。百貨店は総合業種店と言えるでしょう。
●とは言え、駅ビルということになると、まさに老若男女、さまざまな
人が行き交うわけですから、ターゲットと商品を絞るのは勇気がいると
思います。このような場所では、ネットショップと同じような感覚を持
つのがよいのではないでしょうか。
●インターネットの世界は日本中、世界中の人が行き交っていますが、
それに対応したつもりで何でも屋でいると、とても成功は覚束ないこと
になります。現在成功しているショップも得意分野に絞り込んだところ
ばかりです。
●百貨店は、もうこの「百貨店」という一般名詞で自らを呼ぶのはやめ
た方がよいのではないでしょうか。それぞれが顧客ニーズに合致した業
態を形成し、それを表す名称にしてはいかがでしょう。
●紙面の中央に掲載してあるこの4店舗を比較した表の中に、各店の
「顧客の特徴」が以下のように書かれています。「JR京都伊勢丹『9
割が地元客』、三越福岡店『九州各県からの集客』、JR名古屋高島屋
『過半数が名古屋市民』、大丸札幌店『7割が札幌近郊』」。
●顧客が住んでいる地域しかわかりませんが、商圏の広さの違いがわか
りますね。基本的には、狭ければ最寄品的で値ごろ感のあるもの、広け
ればより買回品、専門品的で高額品の品ぞろえが必要となります。
●私がたまに行く三越福岡店の横には、地場の百貨店である岩田屋があ
りますが、両方を訪問すると顧客層がずい分違う感じがします。マーケ
ティングは顧客ニーズに始まるわけですから、三越福岡店と岩田屋は同
じく百貨店と呼ばれていても、違う業態になって当然ですね。
●これからは、多くの人が集まる立地であっても、特徴ある品ぞろえが
できていなければ滅んでしまいます。特徴が無ければ、よほど人口の少
ない、競合店の無いところに移動しなければ商売は成り立たないでしょ
う。それもひとつの道ではありますが。
●元気な百貨店というのは、すでに「百貨店」では無くなっているとい
う点に注目しましょう。まして中小企業が何でも屋でうまくいくわけが
ありません。また、業種店ではダメで業態店になる必要があります。顧
客に合わせて自分の姿を変えてこそ、主導権が握れ、存続できるのです。
――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――
■■■ちょっと一言
ちょっとローカルな話で申し訳ありませんが、特急かもめに乗って福岡
まで行き、天神で買い物をする長崎の若者たちを「かもめ族」と呼ぶそ
うです。私が若い頃はそういう習慣は無かったように思いますが…。
電車のスピードが速くなったり、高速道路が整備されたりすると、人々
の行動が変わってどんどん遠方へ移動するようになりました。今後はブ
ロードバンドやデジタル放送の普及で、特に買い物を目的とした国内の
移動は少なくなりそうです。三越福岡店はどう対応していくでしょうか。
環境の変化と言えば…。皆さん、年賀状はもう書き終わりました? う
ちの息子達を見ると、年賀状のやり取りもかなりメール交換で済ませて
いるようでした。年始の挨拶が廃れたように、ハガキの年賀状も無くな
るでしょう。将来のビジネスを考えるのに、環境変化を考慮に入れるの
は不可欠ですね。(#^.^#)
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