〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2003年10月6日 〓〓〓〓〓〓
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◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 235号 ◆◆◆
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〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
1つの夢を追い続ける。
そうすると同志と協力者が増えていく。
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━━━━━━━━━━ 2003年10月4日付日経MJ1面より引用 ━━━
■およそワインとは結びつかない日本海沿いの新潟県巻町に、真の国産
ワイン造りを進めるワイナリーがある。落(おち)希一郎(55)が経営
するカーブドッチ(仏語で「落の蔵」の意)だ。輸入した原料に頼った
“国産ワイン”が大手を振って流通するのをよしとせず、ブドウは完全
な自家栽培。
■全量の8割以上が直売。上級品で1本が約3千円という価格は、国産
ワインでは高い部類に入る。「なぜこの価格なのか、お客には1時間か
けて私が説明する。問屋を通しては価値が伝わらない」
■車が必要な立地に客を呼ぶには、ワインだけでは心もとない。だから
飲食などの施設を充実させた。
■今年9月、落はカーブドッチ方式を授けるワイン学校を開講した。あ
くまで事業化が前提のため、生徒は3千万円を用意しなければならない。
‥‥「同じ志を持つ10軒以上のワイナリーが集まり、うちが自然に埋も
れていくこと。それがカーブドッチの最終形です」
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ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!
●日本にこのような所があったのですね。まだまだ知らないことが多い
です。記事を読んだだけで、本物の香りがプンプンしてきます。自社紹
介を文章で書いたとき、こんな香りがする会社にならねばなりません。
引用部分意外のところに、モデルは「米カリフォルニアのワイン産地、
ナパバレー」とありますが、間違いなく日本ではオンリーワンでしょう。
●さて、落さんは、今でこそ広大なブドウ畑を保有し、希少価値の高い
ワインを造っています。しかし、40代になった頃、「手元資金は数百万
円」だったとのこと。多くの日本のサラリーマンと同じではないでしょ
うか。
●結果的に3億円の資金を集めてカーブドッチはスタートしたわけです
が、新潟に流れ着いた当初の「手元資金は数百万円」の男が「自分の夢
である広大なブドウ畑を得るために3億円を集めること」が目標だと語
ったら、それを聞いた人は「そんな夢物語を言ってないで、まっとうな
仕事を探したらどう? 家族もあるんでしょ」と言うのが落ちでしょう。
●この段階で多くの人が夢をあきらめます。ところが、あきらめないで
いると、夢を実現するきっかけになる人やものと出あうことが多いよう
です。落さんは掛川さんに出会い、道を開くことができました。
●1口1万円で「里親」になってもらう仕組みと企業の出資者を募るこ
とで、資本金を集めることができたのです。「里親」というのは、つま
りこの事業への協力者ですね。協力者を多く集めることができれば、事
業は成功する可能性がかなり高くなります。
●協力者を集めるには、協力者になることによって発生するメリットを
きちんと伝えることが必要です。当然それはニーズに合致したものでな
ければなりません。ワイン好きな人にとっては、10年間、たった1万円
で上質なワインを送り続けてもらえるのは魅力的でしょうね。
●さらに、その協力者たちは、自社の上顧客になってくれます。もとも
とワイン好きですから、「里親」になっていなくても一度はカーブドッ
チを利用してみたいと思う人たちでしょう。それが、1万4千人も存在
しています。この上顧客たちからの売り上げは、毎年ある程度はほぼ確
実に計算できるでしょう。
●記事の横に「一口1万円でブドウの木の里親になると自ら収穫に参加
できる」という説明と共に、「里親」と思われる女性が収穫している写
真が掲載されています。ここには、売り手と買い手という対立はありま
せん。協力者がすなわちお客となっています。これからの商売は、お客
と共に事業を作り上げる形式が主流となっていくと思います。
●落さんが心に描く最終形のもとは、アメリカのナパバレーにあるよう
です。落さんはここを約30年前に訪れたと記事にあります。ということ
は、落さんはすでに1つの夢を30年追いかけているのです。着々と実現
させていますね。
●30年前ということは、落さんは25歳頃です。たった1人の25歳の青年
が心に描いた壮大な夢は、追い続けることで、多くの協力者と同志を獲
得し、現実のものとなりました。夢とは、戦略という言葉に置き換える
ことができす。「絶対に実現すると決心し、あきらめず、行動をひとつ
ひとつ積み重ねること」、これをするかしないかなのです。
――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――
■■■ちょっと一言
以前テレビ番組で、ワインの数十万円もするものと数千円のものとを飲
み比べて、どちらが高級品かを当てるものがあり、結構芸能人の皆さん
がはずしていました。数十万円のワインは飲んだことはありませんが、
きっと私もわからないでしょう。猫に小判、豚に真珠ですね。(^_^;)
つまり、ほとんどの日本人が味の見分けがつかないということです。安
物でも「超高級品で、イギリスでも王室で飲まれているワインなんだ」
と言われたら、その気になって飲むでしょう。
ですから、「おいしい」ということは大前提としても、微妙な味の違い
がわからない者にとっては、勧めてくれた人が信用できる人かどうかの
方が重要となります。疑わしいとなったら、もうその会社の商品は買わ
なくなり、某大手食品メーカーのような末路をたどるでしょう。
一般消費者は、ワインだけではなく、ほとんどのモノの品質が分かりま
せんから、品質の良さを訴えるのと同時に、自社の信用を高めることが
大事ですね。(#^.^#)
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