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◆◆◆ 日経MJに見る社長のための兵法的経営戦略 2202号 ◆◆◆
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〜〜〜【兵法マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
自ら変革の核となろう。
そして、周囲を巻き込むのだ。
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━━━━━━━ 2011年12月26日付日経MJ(3面)より ━━━━━━
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◆◇◆ 「最近は嗜好品的な買われ方になってきた」
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◆ 亀田製菓社長 田中 通泰 氏
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今日は、経営環境の変化に対応すべく、固定概念を捨てて市場開拓に
取り組もうとしている亀田製菓社長、田中通泰(たなか・みちやす)氏
へのインタビュー記事です。
■「うちの主力の大衆菓子は生活必需品のような存在だと思っていたの
ですが、最近は嗜好品的な買われ方になってきたようです」
■「欧州債務問題や日本社会の閉塞感など景気や社会情勢に敏感に反応
しています。お客様の大衆菓子に対する期待やニーズが相当変わって
きているのを肌で感じます」
■「全般的に言えるのは濃い味を求めているようです」
■「うちは米菓が中心ですが、今までの固定概念で商品開発をしている
ようでは小麦粉主体のスナック菓子には到底、勝てません。これから
は米菓のスナック化に取り組んでいきます」
■「‥‥コンビニエンスストアの担当者と話をするとお客様のことを
よく分析されていることに気が付きます。変化の感性が鋭いですね。
PBを作ることで勉強になることがよくあります」
とのこと。それで、↓↓↓
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わかったゾ!!! これぞマーケティングの極意なり。
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今、社会全体を覆っている閉塞感、不安感。
これが人々の味覚にも影響を与えているようです。
亀田製菓社長の田中通泰さんは、
「日本の食は、あと味が重視されてきたのですが、最近は食べたときの
瞬間で判断しているようですね」
と語っています。
これが本当だとすれば、味覚においても、
・即時性
が求められるようになってきたということでしょう。
味の奥深さを表現する日本語には、「風味」「のどごし」「噛めば噛む
ほど味が出る」などがあり、
・味の複雑さ
を楽しんできたとも思えるのですが、それは心のゆとりがあってこそ。
不安なときにはそんな余裕がなく、食べてすぐに美味さが分かるもので
ないと受け入れなくなるのかもしれません。
亀田製菓は1946年創業の、日本を代表する米菓メーカー。
日本人の味覚に合う米菓を作ってきたからこそ、ここまでの成長を遂げ
たのでしょうが、味の捉え方、感じ方が変わってきた以上、同社もこれ
まで通りでは支持を失うという危機感を、田中社長はお持ちのようです。
しかし、味を変えるのはかなり難しいことなのではないでしょうか。
例えば、数十年、頑固一徹に味を守り抜いてきたラーメン屋のおやじが
味を変える決断をするのは相当な苦痛を伴うでしょう。
同社の定番商品には歴史の長い菓子が多く、各担当者はそれぞれの味に
深い愛着をもっているに違いありません。
田中社長は、同社内で売り上げ上位8ブランドに経営資源を集中させる
「トップ8」戦略を設け、一定の成果を挙げてきました。内部で競争原
理を働かせ、味や売り方の革新を後押ししようとする仕組みですが、
上位の8ブランドはほとんど入れ替わっていないようです。
当メルマガ1952号 亀田製菓、売り上げ上位ブランドに経営資源集中
⇒ http://www.bushidoman.com/1952kameda.htm
「あの8ブランドには太刀打ちできない」
というような意識が社員に広がっているとすれば、せっかくの仕組みも
機能しないでしょう。
記事によれば、同社では数年前から全社員参加型の「お菓子作り研究会」
を設け、
「お菓子のことでけんかしよう」
をキーワードに議論を重ねているとのこと。
このようにしていかないと、既存商品の味を変えるとか、新商品を開発
するというのはなかなか進まないのでしょう。
コンビニなどのPB(プライベートブランド=自主企画)商品を作るの
も「勉強になる」と田中社長は言います。
外部からの要望を直接、聞かされれば、担当者も変化せざるをえないと
いう面が大いにあるはず。
変化を促進することについての田中社長のご苦労が偲ばれますが、同社
の売上高は右肩上がり。その苦労が報われていることを示しています。
・企業は環境適応業である
ことを再確認させてくれる事例です。
亀田製菓 沿革
⇒ http://www.kamedaseika.co.jp/company/companyHistory.html
●さて、あなたは、
・自己変革は、その意志なくしては起きない
ことを強く認識していますか。
人間には変化を嫌う習性があり、これは相当、頑固です。社員の自主性
を重んじるばかりではいつまでたっても変わらないでしょう。
まず、あなた自身が変わること。
次に、社員が変わらざるをえない仕組みを作ること。
こうした努力を日々、倦むことなく続けた企業だけが、20年後、30年後
に生き残るのです。
あなたが変革の核となり、周囲を巻き込んでください。
【孫子の名言】「衆は害に陥りて、然る後によく敗るを為す」(九地篇)
───────────── 今日はここまで (^o^) ──────
■■■ちょっと一言
CCCカルチュア・コンビニエンス・クラブ社長の増田宗昭(ますだ・
むねあき)氏が、先週の
カンブリア宮殿
⇒ http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/list/list20111222.html
に登場されましたが、その中で、
「顧客の囲い込み、顧客管理といった言葉には違和感がある」
という意味の発言をしていました。私は便宜上、「顧客管理」は使いま
すが、「囲い込み」は使いません。ただ、新聞記事の表現で使ってある
ときにメルマガでもそう書くことはありますが。
顧客の誰一人として、囲い込まれたり、管理されたりすることを望んで
いないにも関わらず、こうした言葉を社長が無造作に使うと、社員の
意識は、顧客の上に立っている存在のように錯覚してしまうので、注意
が必要です。
言葉と思想はくっついています。よって社内で使う言葉を「管理」する
必要あり。来年に向けて検討されることをお勧めします。(#^.^#)
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