マーケティング資料室:良品計画、「足なり直角靴下」効果検証し公開

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執筆者:兵法経営コンサルタント 濱本 克哉

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2011年12月9日 〓〓〓〓〓〓 

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◆◆◆ 日経MJに見る社長のための兵法的経営戦略 2191号 ◆◆◆

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    〜〜〜【兵法マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
         商品の良さを「見える化」しよう。
       そうすれば顧客は勝手に宣伝してくれる。

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━━━━━━━━━━━━ 2011年12月9日付日経MJより ━━━━━
□■□  本日の注目記事(3面)
■□■   「足なり直角靴下」の販売好調     良品計画 
□■□       ずれにくさ、効果検証し公開
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今日は、8月下旬にリニューアルした「足なり直角靴下」の販売が好調
という、「無印良品」を運営する良品計画に関する記事です。

■「よくわからないけど、いいらしい」。大伴氏は店頭で偶然聞いた
 言葉にショックを受けたという。

■‥‥どんな効果があるのか、「消費者にあまり伝わっていないのでは
 ないか」と考え、リニューアルに踏み切った。

■大伴氏は効果を科学的に検証し、数値化するために、奈良県工技セン
 ターで以前から靴下の研究をしていた辻坂敏之主任研究員と昨年、
 共同研究を始めた。

■研究結果は店頭販促(POP)やネットでグラフなどにして、消費者
 に公開した。

■また、約5万人のモニターを募り、使用感などのアンケートもまとめ
 た。集計結果は交流サイト(SNS)のフェイスブック上で公表し、
 「インフォグラフィック」と呼ばれる手法で絵のように表示し分かり
 やすく表現している。

          とのこと。それで、↓↓↓

────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────

ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
 ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


料理を食べ、その味わいを伝えるテレビレポーターは、

「うまい!」
「おいしい!」

などというばかりでは失格です。なぜなら、どんなふうにおいしいのか、
が視聴者に分からないからです。そこで、各レポーターは頭の中にある
語彙を総動員して伝える努力をします。

「酸味がある」
「クリーミー」
「コリコリした歯ごたえ」
「和と洋のコラボレーション」
「味の宝石箱」

などなど、視聴者が味を感じられるように表現を工夫するのです。

しかし、これは仕事だからそうするのであって、そうでない一般人が
味の伝え方を思案する場面はそう多くはないでしょう。たいていは
「うまいよ」の一言で片付けてしまいます。

これは他のすべての商品についても同じことがいえます。「いい」か
「よくない」か「いまいち」か。せいぜい、その程度のことしか言わな
いものなのです。


良品計画が「無印良品」で2006年から販売している「足なり直角靴下」
は、履き心地の良さが評判となりヒット商品に。

しかし、靴下の開発担当者である同社の大伴崇博氏は、あるとき店頭で、

「よくわからないけど、いいらしい」

というお客の言葉を聞き、ショックを受けます。

そこそこのヒット商品ではあるものの、爆発的なヒットにつながらない
原因を探り当てた感じだったのかもしれません。

「いい」という評価の中身がもっと具体的な言葉で語られるようにならな
いと、小ヒット、中ヒットにはなっても、大ヒット商品にはなれない…。

大伴さんは、奈良県工技センターの靴下研究の専門家と共同研究をすると
ともに、約5万人のモニターを募って使用感などのアンケート調査を実施
しました。

5万人に対して行ったものなので、それだけでもかなりのインパクト。
インターネットで「足なり直角靴下」で検索すると、

「新・足なり直角靴下をもらってきた」

というブログ記事も複数見られ、アンケート調査がそのまま広告宣伝にも
なっていると気付かされます。

こうして足なり直角靴下の効能を、言わば、

・見える化

して公表。これによって、単に「いいよ」とか「いいらしい」としか
表現しなかった既存のファン客も、伝え方が大きく変わったのではないで
しょうか。

足なり直角靴下が爆発的なヒットと言われるようになる日も、
そう遠くないかもしれません。


新・足なり直角靴下 はき心地体験アンケート結果発表
http://question.muji.net/poster/index.htm


●さて、あなたは、

・顧客が商品の良さの中身を語りたくなる

ようにしていますか。


商品そのものの特長が見てわかるようなものなら、顧客はそれを他者に
伝えてくれるので、さほど苦労はいりません。

そうでなければ足なり直角靴下で行ったような、「良さの見える化」が
必要になります。

消費者が自ら語りたくなるように工夫してください。


【孫子の名言】「これに形すれば、敵必ずこれに従う」(勢篇)


───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

■■■ちょっと一言

昨日、日本球界の至宝、ダルビッシュ有投手がメジャー挑戦を発表した
一方で、41歳の斎藤隆投手もメジャーで評価が高いというニュースが
ネット上で流れていました。

人は体力が落ちたとか、あちこち痛いなどの肉体的な変化を感じた時、
自分の年齢を気にするもの。それは仕方ないとしても、逆の「○○歳
だからもうダメだ」的な発想はいけませんね。

105歳となっても世界を飛び回り、講演活動を行っておられる
しょう地三郎氏(しいのみ学園、園長)の例を見ても、

・年齢から自分の限界を勝手に決める愚

は犯してはならないと思います。何歳でも今が青春!

では、また来週! (#^.^#)

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