マーケティング資料室:キッコーマン、「生」で味に磨きデザインに工夫

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執筆者:兵法経営コンサルタント 濱本 克哉

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◆◆◆ 日経MJに見る社長のための兵法的経営戦略 2177号 ◆◆◆

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    〜〜〜【兵法マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
        あなたの商品の良さは伝わっているか。
         まだ工夫の余地はあるはずだ。

     〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

━━━━━━━━━━━━ 2011年11月18日付日経MJより ━━━━━
□■□  本日の注目記事(3面)
■□■   ランク上位ほぼ独占         キッコーマン 
□■□     「生」で味に磨き、デザインに工夫
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今日は、容器500ミリリットル以下のしょうゆの商品ランキング(日経
POSデータ8〜10月)で、ベスト10に8商品がランクインした、
キッコーマンに関する記事です。

■‥‥4位に入ったのが、ヤマサ醤油の「鮮度の一滴 特選しょうゆ
 パウチ」。

■しょうゆは空気に触れると酸化が進みおいしさが落ちる。「鮮度の一
 滴」はパックの注ぎ口を逆止弁にする密封構造にして空気の侵入を防
 ぎ、常温で70日間鮮度を保つ。

■キッコーマンはこれに「いつでも新鮮」シリーズで追撃、容器の機能
 や利便性を強調する以上に、「生しょうゆ」へのこだわりを打ち出し
 て差異化を図った。

■一方、8月発売の200ミリリットルの卓上型では、容器のあり方を追求。
 安心感のあるパウチを採用する案もあったが、「食卓に載せたいとい
 う消費者の意見はなく」(茂木氏)見送りに。

■ボトルを採用する際に「卓上に置きたくなる、インテリアとしても
 違和感のないデザインに」(同)と考え、通常なら同シリーズの500
 ミリリットルパウチとデザインを共通させるところをあえて変えて
 成功した。

          とのこと。それで、↓↓↓

────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────

ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
 ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


以前、ヤマサの「鮮度の一滴」が取り上げられたテレビ番組を見たとき、
衝撃を受けました。

出来立ての醤油は赤に近いあざやかな色であり、今まで醤油だと思って
いた黒い液体はかなり酸化が進んだものだと知ったからです。

こよなく醤油を愛する同社の1人の社員が、なんとか消費者に新鮮な
醤油を味わって欲しいと考えて容器を工夫し、作り上げたのが

ヤマサ 鮮度の一滴
http://www.yamasa.com/sendo/product.html

です。私もこれを知って早速購入。おかげで日々、新鮮な醤油を味わう
ことが出来ています。もはや醤油は、ヤマサ以外は考えられないとまで
思いましたが・・・

トップメーカーのキッコーマンが黙って見ているわけがありません。

記事によれば、「鮮度の一滴」は2009年に首都圏で先行発売、10年2月
に全国発売されたそうですが、これにキッコーマンは「いつでも新鮮」
シリーズで対抗。「しぼりたて生しょうゆ」を10年9月に発売します。

おそらくキッコーマンでは、ヤマサの「鮮度の一滴」に大きな危機感を
抱いたことでしょう。

醤油メーカーの人であれば誰でも新鮮な醤油と酸化した醤油の違いは
知っているはず。新鮮なものを提供できれば人気が出るとは分かって
いながら、技術的に不可能だとあきらめていたのではないかと思います。

そこに風穴を開けたのは、トップのキッコーマンではなくヤマサ醤油で
した。

これは単に新商品がヒットしたというレベルではなく、醤油に革命を
起こしたともいえるものです。

キッコーマンは早速、同じパウチパックで追随しますが、そのままで
終わらせないところにトップの意地を感じます。この8月、同社は
「いつでも新鮮」シリーズにボトル型容器に入った、

「いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ 卓上ボトル」

を加えました。

パウチパックの難点は、卓上で使うときに違和感があることです。
まるでシャンプーやリンスの詰め替え品のような容器がご飯やおかずの
横にあることを嫌がる人もいるでしょう。

キッコーマンはトップメーカーらしく、この微妙な消費者心理に気付い
たものとみえます。料理は味だけでなく見た目が大事。卓上の風景も
大事です。

下位のメーカーが新しい感覚の商品を出しても、それを上回るものを
出し続ける努力を惜しまない限り、同社の地位は安泰でしょう。


キッコーマン いつでも新鮮
http://www.kikkoman.co.jp/kikkoman/syouyu/special/namasyouyu/


●さて、あなたには、

・どうしても自社商品のよさを伝えたい

という、強い思いがありますか。


ベテランになるほど、なかなか伝わらないことについて、

「これ以上は無理」

とあきらめてしまいがち。この壁を乗り越えるには、情熱の火を燃え
上がらせるしかありません。

醤油の場合、壁を打ち破るヒントは容器にありましたが、あなたの商品
を伝えるときの阻害要因は何でしょうか。その点を明らかにし、工夫を
重ねてください。


【孫子の名言】「善く奇を出だす者は、窮まり無きこと天地の如く、
        竭(つ)きざること江河(こうが)の如し」(勢篇)


───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

■■■ちょっと一言

プロ野球日本シリーズでは、なんと、ホークス3連勝でついに王手!

今年のホークスには逆境にめげない、ホンモノの強さを感じます。
日本一の座は目前。この調子ならば明日、決まるのでは。
和田と杉内の豪華リレーなどが見られるかも。

楽しみな週末となりましたが、外は激しい雨が降っています。
大雨になるようで、特に西日本の方はお気をつけを。

では、また来週! (#^.^#)

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