〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2011年7月25日 〓〓〓〓〓〓
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆◆◆ 日経MJに見る社長のための兵法的経営戦略 2098号 ◆◆◆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
〜〜〜【兵法マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
自社が50年、生き残るためには何が必要か。
今から手を打っておくことだ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
━━━━━━━━━━━━ 2011年7月25日付日経MJより ━━━━━
□■□ 本日の注目記事(6面)
■□■ 多品種少量、国産こだわる 吉田カバン
□■□ 他社にまねされるような商品を作る
────────────────────────────────
今日は、1962年に立ち上げたブランド「PORTER(ポーター)」を
さらに進化させているかばんメーカー、吉田に関する記事です。
■同社は昨春、ビジネス用に特化したシリーズ「ポーターハイブリッド」
を発売した。ぬれたペットボトルや折り畳み傘を収納できる防水
スペースや、パソコンを入れられる衝撃緩衝スペースを設けた。
■‥‥桑畑晃取締役は「革新性と細部の作り込みを両立した吉田ならで
はの商品。(他社のような)大量生産型では難しい」と胸を張る。
■吉田がポーターを立ち上げたのは1962年。当時は消費者がブランド名
にこだわることはあまりなく、「百貨店で買い物」ということ自体が
ステータスになるような時代。
■商品群が広がっても変わらないのは、期間限定品を原則出さないこと。
「50年後も買ってもらえる商品、他社にまねされるような先進的な商
品」(桑畑取締役)を追求すべく、ものづくりの精神を原点に挑戦を
続けている。
とのこと。それで、↓↓↓
────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────
ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!
私も常々、セミナーなどで、
「数十年後、数百年後の我が社の姿を描きましょう」
などと申し上げていますが、実際の長寿企業の方がおっしゃると、
説得力が違います。
かばんメーカーの吉田は、1906年生まれの吉田吉蔵氏(故人)が、
1935年に創業した老舗企業。今年は創業76年になります。
主力ブランドのポーターを発売したのが1962年。約50年前です。
果たしてこの頃、日本人の間に、
・ブランド価値
というものがどれくらい理解されたのでしょうか。
記事に「『百貨店で買い物』ということ自体がステータスになるような
時代」とあります。確かに、百貨店で売っている商品なら間違いないと
誰もが考えていた時代でした。メーカーの場合は、
「カバンなら吉田」
というようなコーポレートブランドはあっても、「ポーター」などの
個別商品のブランドそのものがほとんど無かったのでは。
同社のホームページで社史を見ると、
「お客様の手元に商品は残るが、どこの会社が作ったかは伝わらない
し残らない」。吉蔵はその打開策として自社ブランドを作ることを
考えました。
とあります。
今でもカバンに興味が薄い人は、自分のカバンについてどこで買ったか
は覚えていても、どこのメーカーのモノかは知らないでしょう。
吉田吉蔵氏は、それが悔しかったのではないでしょうか。「常にカバン
に触れ、その良さを知る者」という意味を込めてポーターと名づけまし
た。今でこそ「吉田カバン」が有名になっていますが、当時は「吉田」
だとあまりに普通すぎてインパクトが無かったでしょう。
このポーター、発売以来50年弱になる今も、同社の主力ブランドです。
取締役の桑畑晃氏が、
「50年後も買ってもらえる商品、他社にまねされるような先進的な商品」
を追求すると述べていますが、実際にポーターが50年、価値を放ち続け
ているわけですから、口先だけでないことが分かります。
また、通常は「まねされたくない」と思うものですが、実際のところ、
まねされないものには魅力がありません。
野球少年が、古くは王貞治、最近ではイチローのバッティングフォーム
をまねするのは「あんなふうになりたい」と夢を見るからです。
吉田カバンが生き残ってきたのは、常に「まねされる」商品を作って
きたからだとも言えそうです。
吉田カバンの歴史
http://www.yoshidakaban.com/history/history_chronology_top.html
●さて、あなたは、
・数十年後、生き残っているために必要なもの
とは何か、明らかにしていますか。
吉田カバンの場合、それは確かな技術です。
国産にこだわり、国内の協力工場と連携して高品質の商品を作り続けて
いるからこそ、スマートフォン用専用ケース、女性向けブランド
「ポーターガール」など新分野の商品でも高品質を維持できるのです。
核になる部分をしっかり練り上げること。
これさえできていれば、時代の変化にも柔軟に対応できるでしょう。
【孫子の名言】「一に曰(いわ)く道、二に曰く天、三に曰く地、
四に曰く将、五に曰く法」(計篇)
───────────── 今日はここまで (^o^) ──────
■■■ちょっと一言
昨日でテレビのアナログ放送終了。
地デジ対応にしている家庭ではまったく関係のないことでしょうが、
アナログのままの家庭では今日からテレビが映らなくなっているはず。
この「テレビの無い生活」、結構、よいかもしれません。
昔、学習塾の講師をしていた頃、ある優秀な女子生徒が、
「うちにはテレビがありません」
と言ってました。貧乏で買えないのではなく、親の教育方針で、家に
テレビを置いてなかったのです。彼女はかなり本を読んでいました。
テレビが映らなくなった方は、しばらくそのまま、過ごしてみては
いかがでしょうか。
テレビを2時間見ていたなら、その2時間を別のことに費やせるように
なるのです。人生が好転するかも。(#^.^#)
|