マーケティング資料室:アイリスオーヤマ、スピード感あふれる拡販への取り組み

日経MJを読み解く!

メルマガ登録・解除 兵法経営コンサルタントが執筆中! 読者数3万人超
 


執筆者:兵法経営コンサルタント 濱本 克哉

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2011年6月10日 〓〓〓〓〓〓 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

◆◆◆ 日経MJに見る社長のための兵法的経営戦略 2068号 ◆◆◆

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

    〜〜〜【兵法マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
          会社も“復旧”だけではダメ。
          新しい未来を創造しよう。

     〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

━━━━━━━━━━━━ 2011年6月10日付日経MJより ━━━━━
□■□  本日の注目記事(1・5面)
■□■   被災越えLED即増産      アイリスオーヤマ
□■□      スピード感あふれる拡販への取り組み
────────────────────────────────

今日は、自社工場を被災しながらも、発光ダイオード(LED)照明
などの販売拡大を推進して好調なアイリスオーヤマ(仙台市)に
関する記事です。

■「まず発売日決めろ」「スピードが重要やで」──。モニターに映る
 大山社長から容赦ない檄(げき)が飛ぶ。

■6月初旬。アイリス東京事務所(東京・文京)の会議室では、LED
 事業部の法人営業担当者が顔をそろえ、テレビ会議に参加していた。

■同社は‥‥角田工場が被災し、機能が停止。‥‥大山社長は別のこと
 を考えていた。電力不安が増す中、「LED照明の需要が間違いなく
 増大する」。‥‥大山社長は3月中に中国・大連の自社工場へ飛び、
 増産の準備に入る。

■LED事業の売上高は11年度に120億円、12年度に300億円にする目標
 だ。

■「‥‥生活スタイルが変わることはビジネスチャンス。商品をたくさ
 ん作れば、その中に『当たりカード』がある。‥‥」

          とのこと。それで、↓↓↓

────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────

ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
 ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


震災に関わらず、何らかの事故などで工場やオフィスの機能が
停止した場合、まずは、

・復旧を急ぐ

ことに頭を使うのは当然です。

マイナスの状態をゼロに戻さなければ、人件費などの経費は垂れ流し、
売り上げは稼げないことになってしまいますから。

しかし、非凡な経営者はもう片方の脳で、

・チャンスの芽

を見つけます。

世の中は絶えず変化しているので、自社も変化しないと存続・発展は
できません。こう頭で分かってはいても、なかなかできないのが
「変化」。

ところが、震災、事故などで外部から強制的に変化させられると、

・この変化を受け入れざるを得ない

という状況が自然と生まれます。これが契機となって、

・社内に結束感が生まれる
・目立たなかった社員が活躍を始める
・追い込まれた社長が今までにない手腕を発揮する

などが起こり、以前よりも組織風土が良くなるケースは多々あるのです。


今回、大規模な震災が発生したことで、

・日本人の価値観が大きく変わる

事態となっています。

一瞬で数万もの人が亡くなる場面を目の当たりにした日本人は、
人との絆(きずな)の大切さを思い起こすなどの精神面の変化と共に、
電気や水など、気にせず大量に使っていたものを節約するという、
ライフスタイルの変更を余儀なくされています。

そこで必要となるのが、節電、節水などのグッズやツール。


アイリスオーヤマの大山健太郎社長は、自社工場の復旧を急ぎつつ、
「LED照明の需要増大」を確信し、早くも3月中に増産の準備に
入っています。

記事によれば、同社のLED照明の受注量は、

4月:前年同期比2倍
5月:  同  3〜5倍

になったとのこと。

仙台に本社を置く同社は、惨状を目前にしているわけですが、
それでもビジネスチャンスをしっかりつかんでいます。

同社は、

・大量に新商品を出し、その中の「当たり」に注力する

というビジネスモデルで発展してきており、このような訓練を日々、
積んできた結果が、震災後の対応にも現れているのでしょう。


アイリスオーヤマ
http://www.irisohyama.co.jp/


●さて、あなたは、

・今こそ、ビジネスチャンス

という認識はありますか。


戦後、ソニーやホンダが焼け野原から出発し、発展してきたことを
思い出してください。

自社を復旧させるのも大事ですが、むしろ、

・新しく創造する

という視点で将来像を描くことの方が、社長にとっては重要です。
これは社長にしかできない仕事なのですから。


【孫子の名言】「火を発するに時あり、火を起こすに日あり」(火攻篇)


───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

■■■ちょっと一言

この夏の電力はどうなるのか。

九州もあぶないということで覚悟をしておりましたが、
原発の代替となる火力発電の燃料調達が進んできているとのこと。

で、節電要請などについて6月末までに判断するそうです。

この「たぶん大丈夫」という空気がクセ者。
気持ちのうえでは超暑い夏を想定しておきます。
「想定外」とならないように。

昨日から時折り、卓上扇風機をつけていますが、なかなか快適です。

では、また来週! (#^.^#)

メールマガジンのご購読はこちら

マーケティング資料室ホームへ