お役立ち競争激化、アサヒビール社長池田弘一さん

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 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2003年8月25日 〓〓〓〓〓〓 

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 202号 ◆◆◆

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      〜〜〜【マーケティング実践者に学ぶ】〜〜〜
         時代は企画・提案力を求めている。
      現場に精通しつつ、企画書を書く訓練も積もう。

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 ━━━━━━━━━━ 2003年8月21日付日経MJ15面より引用 ━━━

 ■9月、酒販免許の規制が緩和され、新規参入が事実上自由化される。
 酒の扱い店が一気に増え、アサヒビールの池田弘一社長は酒類メーカー
 にとって業容拡大の絶好のチャンスと見る。

 ■──(酒販自由化で)アサヒにとってチャンスは広がりますね。「そ
 うしたいですね。変化のときが一番のチャンスですから。そのために総
 合酒類化という布石を打ってきました。(新しい販売店側は)酒に詳し
 い人が少なく、店頭でお客さんに聞かれても答えられない。メーカーに
 とってはこの辺の『お役立ち競争』になると思います」

 ■──池田さんは営業力、商品力、それに提案力が必要と言っています
 が、提案力とは具体的に何ですか。「同じスーパーでも立地によって違
 う。中年の主婦が多い店では千円から千五百円のオーソドックスなワイ
 ンが売れますが、若い主婦が多い店ではフルーツワインが売れる。同じ
 ワインでも全然売れ筋が違うわけです。引き出しにたくさん提案を持っ
 ていて、そのうちどの売り方をどの店に提案するか、選ぶ力が必要にな
 ってきました」

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 わかったゾ!!! これぞマーケティングの極意なり。
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 ●引用部分以外のところに、池田さんが根っからの営業マンで、社長就
 任までの38年間で本社勤務はわずか5年であったと書かれています。今
 のような売れない時代は、このように営業の現場を知り尽くした方を社
 長にする会社が増えるでしょう。机上の空論が通用する時代ではありま
 せんから。

 ●現場にいると、最前線でどんな現象が起きているかを感じることがで
 きます。そして、その微妙な変化に臨機応変に対応しなければ、売るこ
 とができません。これは戦略のレベルではなく、戦術あるいは戦闘のレ
 ベルです。本社にばかりいると、戦略はわかってもその先がわからず、
 原則論のみを振り回すことになりかねません。

 ●池田さんは、アサヒビールの大躍進を主導しながらも、消費者や販売
 店、飲食店のニーズの変化に十分に応えられていない自社の弱点を感じ
 ていたのでしょう。

 ●同社がキリンを抜いてシェアトップになるなど、ひところ脚光を浴び
 ましたが、実はこのようなときに会社が衰退する種も生まれます。社員
 の体に成功体験が刻み込まれ、今のままでいいという驕りや慢心が生ま
 れるのです。特に中間管理職は固定観念にとらわれるようになります。

 ●「このままではいけない」という考え方は笑い飛ばされてしまう雰囲
 気が醸成されてしまいます。顧客ニーズの変化を感じている人ほど、組
 織全体の考え方と相容れなくなり、出世コースからはずされたりするの
 です。

 ●しかし、すぐれた組織というのは、そのような中にあってもすぐれた
 人間をリーダーに選びます。だから、長期にわたって繁栄できるんです
 ね。アサヒビールのここ20年くらいの歴史は、いかにすぐれた人をトッ
 プに据えるかが、企業全体の発展に直結することを教えてくれます。

 ●私も漠然と「アサヒはいったい何年スーパードライだけで勝負するつ
 もりだろう」とか「発泡酒の本生もマスマーケティング一本やり。アサ
 ヒが崩れるのは意外と早いかもしれない」などと感じていました。今回
 の池田さんの話で、きちんと環境変化に対応する動きをしていることが
 わかり、納得しました。

 ●これからは企画力の時代です。「どうすれば売れるか」をきちんと企
 画書にまとめてプレゼンテーションできる力を身につければ、生きてい
 けます。池田さんの「お役立ち競争」という言葉の意味は、いかに販売
 店や飲食店に「売れる企画を提案し、採用していただくか」が重要だと
 いうことです。

 ●企画力いかんによって、キリンや他の酒類メーカーとの勝負は決まる
 と池田さんは考えているわけです。酒屋のおじさんも見て理解でき、元
 気のわくような企画書が書けますか。この勉強を早く始めてください。

 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――

 ■■■ちょっと一言

 私は毎日ビールと焼酎(夏はロック)を飲んでおります。晩酌の習慣は
 生意気にも大学3年生の頃からで、ほとんど欠かしたことはありません。
 ダイエット中も、お酒だけは飲んでいました。肝臓に悪そうですが、量
 をたくさん飲まなければ大丈夫のようです。やせた分、返って肝臓君は
 元気になりました。

 関西や広島を経て福岡に引っ越してみると…、やっぱり九州の人はよう
 飲むバイ。九州でも南の方へ講演しに行ったりすると、「まぁ、先生、
 この辺では一杯ひっかけてから話をした方がよかですよ」などと言われ、
 「そ、そうですか?」と言いつつ生ビールをごちそうになってから、し
 ゃべったりします。おおらかな土地柄ですよ。(#^.^#)

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