マーケティング資料室:リーガルコーポレーション、新たな商品戦略を探る「試験場」開店

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執筆者:兵法経営コンサルタント 濱本 克哉

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◆◆◆ 日経MJに見る社長のための兵法的経営戦略 2012号 ◆◆◆

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    〜〜〜【兵法マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
          将来、誰が買ってくれるのか。
           鮮明にイメージしよう。

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━━━━━━━━━━━━ 2011年3月16日付日経MJより ━━━━━
□■□  本日の注目記事(3面)
■□■   若者向け特化、流行も探る  リーガルコーポレーション
□■□      新たな商品戦略を探る「試験場」開店
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今日は、昨年10月、東京・渋谷に若者向けの革靴に特化した店、
リーガル・シュー・アンド・カンパニーを開いた、
リーガルコーポレーションに関する記事です。

■店頭に並ぶ革靴は約70品目。カラフルな短靴やブーツなど、いずれも
 ビジネス革靴のイメージが強い「リーガル」ブランドからは想起しに
 くいカジュアル系の商品ばかりだ。

■主力商品は英国伝統の高級靴の製法「グッドイヤーウェルト」を採用
 している。

■中心価格帯は3万円前後と若者でもなんとか手が届く水準に設定。

■2006年に若者向けの商品開発を推進するプロジェクトチームを立ち上
 げ。総合的な商品戦略を練るため、企画や販売、広報宣伝など社内部
 門を横断してメンバーを集めた。

■同店‥‥2人の常駐スタッフはローテーションで数日ごとに入れ替え。
 販売の担当者だけではなく、企画や営業、デザイナーなども接客に
 当たっている。

          とのこと。それで、↓↓↓

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ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
 ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


20代半ば、まだ神戸に住んでいたときのこと。

三宮のガード下で3000円ほどの安い革靴を見つけ、飛びついた私。
2〜3ヵ月履き続けた頃、足の裏がやけに痛くなってきました。
よく見てみると、魚の目が出来ていたのです。
※魚の目はその後、酢につける療法で治りました。

これに懲りた私は、
「靴だけは良いものを履かねばならない」と考えるようになり、
以来、リーガルシューズを履き続けています。

そのリーガルコーポレーションですが、
ここ数年、ジリ貧傾向にあります。

例えば、同社の第2四半期(4月1日〜9月30日)の売上高を見てみると、

(単位:百万円)
平成19年:18,445
平成20年:17,796
平成21年:16,876
平成22年:15,866

といった具合です。

同社は1902年(明治35年)、日本製靴株式会社として設立され、
1961年(昭和36年)にアメリカのブラウン社とリーガル・シューに係る
技術導入契約を締結。「リーガル」ブランド各種紳士靴の生産、販売
を開始しています。

そして、1973年(昭和48年)には、
リーガルシューズ・フランチャイズチェーンの事業を開始。

1990年(平成2年)、アメリカのブラウン社より「リーガル」の商標権
を取得し、同年、 社名を「(株)リーガルコーポレーション」に変更。

同社が生産しているブランドは他にもいくつかあるのですが、
やはり「リーガル」が屋台骨なのでしょう。

業績が落ち込む中、若者層を狙って渋谷に出した店も、

「リーガル・シュー・アンド・カンパニー」

と、「リーガル」を前面に出しています。

同社の主要顧客層は40〜50代とのことですが、
ファッションは二の次と考えるこの年代は、
不況になると靴の購入など後回しにしてしまうので、
それが同社の業績に現れています。

短期的、一時的に落ち込むだけならばまだよいですが、
あと10〜20年もすれば、40〜50代のビジネスマンはリタイヤするので、
このままいけば同社の将来は暗いでしょう。

・今までどおり皮靴を主力商品としていくならば若者、海外重視
・日本の「リーガル」ファンを中心に考えるならば、
 新商品(例えば健康器具、スニーカーなど)の取り扱いを検討する

という、大きくは2つの道が考えられますが、
おそらく顧客管理はしてきていないと思われるため、
後者は難しいでしょう。

とすると、進む道は前者のみ。
なんとしても、若者の支持を得ることが必要です。
また、その若者が日本では減り続けるわけですから、
海外市場への進出も成功させなければなりません。

2006年に若者向けのプロジェクトチームを立ち上げた同社。
満を持して、若者向けに特化した店を開店させました。

ここからは「背水の陣」で臨み、
私の愛するリーガルを存続・発展させ続けてくれることを期待します。


リーガル・シュー・アンド・カンパニー
http://www.shoeandco.jp/


●さて、あなたは、

・将来の顧客層

を鮮明にイメージしていますか。


会社の中で、20年後、30年後を真剣に考えられるのは社長のみ。
社長のあなたが将来の顧客のイメージをもっていなければ、
あなたの会社の将来は無いと考えてよいでしょう。

30年後、誰が商品を買ってくれるのか、
ぜひ今のうちから真剣に考えてください。


【孫子の名言】「明主・賢将の、動きて人に勝ち、
        成功衆に出ずる所以の者は、先知なり」(用間篇)


───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

■■■ちょっと一言

昨日、マーケティングサポーターズクラブ(MSC)に所属している
福島県にお住まいのI先生からメールがあり、

・余震が昼夜問わず続いており寝られない
・原発の放射能漏れの深刻な懸念あり

との2点を訴えられていました。

I先生のご自宅は「サッシ戸2枚、障子1枚が動かなくなった程度」で
被害は軽かった方だと思いますが、それでも余震と放射能には
気が塞いでしまうほどではないでしょうか。心労、お察しします。

私も福岡の地震で経験した余震。
恐怖とうっとうしさはこの上ないほどですが、
これは自然が起こすものでどうしようもありません。

しかし、放射能問題は世界の人智を結集して、
なんとか早期解決を望みたいところです。

今回の地震では、
「左翼も右翼も、人種や宗教の違いも超えてひとつになれ」との、
天からのメッセージが聞こえてくる気がします。(#^.^#)

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