マーケティング資料室:ラオックス、外国語の駆使と接客に磨き

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執筆者:兵法経営コンサルタント 濱本 克哉

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◆◆◆ 日経MJに見る社長のための兵法的経営戦略 1962号 ◆◆◆

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    〜〜〜【兵法マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
          10年後の顧客像を想定しよう。
        それを長期戦略の土台とするのだ。

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━━━━━━━━━━━━ 2010年12月27日付日経MJより ━━━━━
□■□  本日の注目記事(5面)
■□■   外国語駆使、接客に磨き   ラオックス銀座松坂屋店  
□■□      価格競争とは一線を画す事業モデル
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今日は、11月20日、松坂屋銀座店内に出店した、中国の家電量販最大手
の蘇寧電器集団(南京市)傘下のラオックスに関する記事です。

■時間帯によっては日本語よりも中国語、英語が多く飛び交うほどに、
 客層は国際色豊かだ。35人の従業員のうち半数は日本語、英語、中国
 語の3ヵ国語を流ちょうに話す。

■購買力の高い中国人客を意識し、つめ切りなど人気の日本土産の雑貨
 も充実させている。

■外国人客頼みの店と思いきや、当初の商品構成比は外国人向けが3割、
 日本人向けが7割だった。

■ただ、開店から1ヵ月もたたないうちに部分改装を迫られた。理由は
 尖閣問題に端を発した中国人旅行客の伸び悩みだ。そこで日本人向け
 の家電製品の取り扱いを2割程度増やし、構成比を7割から8割に引き
 上げた。

■巻き返しの好機とみるのが、来年2月の春節(旧正月)だ。中国人客
 を対象とする年間最大の商戦期を控え、売り場も再度改装し、品ぞろ
 えも変える。

          とのこと。それで、↓↓↓

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ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
 ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


先日、秋葉原のラオックス本店に入ったとき、

接客している従業員から聞こえてくる中国語、英語や、
店内のいたるところで見られる外国語表記を見て、

「今後、日本の小売店はこんなふうになっていくのかもしれない」

と感じました。

少子高齢化で人口減少が続くと予想されている日本。
国内の小売店が売上高を維持、増大させるには、
積極的に海外からの観光客を取り込まねばなりません。それには、

・中国語や英語での案内

がどうしても必要になります。
店員が話せないとしても、せめて店内表記は対応させておかねば、
買ってもらえないでしょう。

また、外国人が日本製品に求めているのが、

・品質

であることを考えれば、当面は安さの追求より、
サービスの充実に注力するべきと思われます。

そういった点からすると、
ラオックスの現在の戦略は至極、妥当なものです。

尖閣問題などで反日感情が高まり、
中国人観光客が減っているというものの、長期的に見れば、
日本向けの観光客は増え続けるでしょう。

今のうちに対応レベルを上げたところが勝ちを得ます。


一方、ラオックス銀座店には、

・銀座初の家電量販店

という側面もあります。

「開店してみたら、予想以上に単身、2人世帯の日本人客が多かった」

とのこと。銀座で家電を買う日本人は、

・小規模世帯で暮らす富裕層たち

と思われます。おそらく女性客の割合が他店より多いのでは。
同店では女性店員の割合を5割と多く配置することで、
女性目線での接客を行なっています。

家電製品に弱い女性客も安心して購入することができるでしょう。


「出足はやや苦戦気味」

と伝えられていますが、今後、同店がどのように対応していくかは、
他の小売店にとっても非常に参考になるはずです。

日本国内の小売店が国際化にどう向き合うべきか、
ラオックスの動向に大いに注目し、学び、
自社の施策に取り入れましょう。

ラオックス
http://www.laox.co.jp/


●さて、あなたは、

・長期的な顧客構造の変化

を見据えて、戦略を構築していますか。

果たして10年後、
あなたの会社の顧客はどのように変化しているでしょうか。
あるいは、どんな顧客像があなたにとって望ましいと考えますか。

これが戦略の土台となります。
時間をとってじっくり考えてみてください。


【孫子の名言】「明主・賢将の、動きて人に勝ち、
        成功衆に出ずる所以の者は、先知なり。」(用間篇)


───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

■■■ちょっと一言

クリスマスが終わり、スーパーは正月色に染まっています。

年末の発注はなかなか難しいものです。
チャンスロスを防ぐためには大量発注は避けられませんが、
売れ残った場合、元日や2日は客数が激減するため、
廃棄処分も大量となりかねません。

各店、売り場担当者は緻密な計算のうえに計画を組んでいるはず。
しかし、計算どおりにいくかどうか、
すでにドキドキと胸が高鳴っていることでしょう。
そんな担当者の緊張感も感じながら買い物をすると、
あなたの小売店の見方も少し違ってくると思います。

さて、今号が今年最後のメルマガ配信となります。
なんとか1年を通してメルマガを配信できました。
読者の皆様に感謝!

2011年は、1月4日(月)より配信します。
あなたもどうぞよいお年をお迎えください! (#^.^#)

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