〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2003年8月13日 〓〓〓〓〓〓
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◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 195号 ◆◆◆
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〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
壁は幾度も立ちふさがる。
しかし、探せば必ず道は見つかるものだ。
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━━━━━━━━━━ 2003年8月12日付日経MJ11面より引用 ━━━
■アウトドア用ナイフの通販サイト「ナイフショップマルキン」がマニ
アを魅了している。国内外メーカーのナイフ約6千種類を販売。サイト
の年間売上高は2500万円と、アウトドア人口の減少で不振が続く市場で、
健闘している。
■1974年、大学生だった蓬菜社長は刃物の調査のために渡米。当時の店
主だった父親はサンプルの刃物を買って来るよう百万円を持たせた。
■蓬菜社長は米国製の折り畳み式のポケットナイフを中心に38本購入し、
持ち帰った。
■「こんなもの売れるか」。父に怒鳴られた。「値段が高すぎる」とい
うのが理由だった。蓬菜社長は反発、店の一角を借り、米国で見たよう
な大道芸を始めた。
■たちまち顧客の関心をひき、持ち帰ったすべてのナイフを1ヵ月で売
り切った。
サイトはこちら⇒ http://ameyoko.net/marukin/
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ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!
●刃こぼれしたカッターナイフで紙を切ると、切り口がボロボロになっ
てしまいます。上等なナイフは、缶を切ったあとも紙が滑らかに切れる
んですね。おそらく昔の日本の名刀と言われたものも、そうだったので
はないでしょうか。ダイエーの王監督が、選手時代に、天井からダラリ
と垂らした紙を日本刀で切る訓練をしたというエピソードを思い出しま
した。
●サイトを見ると、ナイフについては、安いモノは数千円程度から、高
いモノは10万円以上のモノまで揃えてあります。その他、ナイフをしま
うケースや手入れ用のグッズ、アウトドア用の時計やライトなども取り
揃えています。いずれも、本格的なもののようです。
●サイトは若干使い勝手が悪いです。例えば注文するときは、よくある
「買い物カゴ」にボタンひとつで入れるのではなく、いちいち商品名、
タイプなど書き込まなければなりません。しかし、売る商品がナイフで
すので、社会的な安全面を考えると、あまり簡単に購入できるよりも、
少々不便な方がよいかもしれませんね。
●社長の蓬菜さんが、初めてアメリカのナイフの販売をして成功したお
話は、大変参考になります。まず、店主である父親に売れないと言われ
たこと。サイトによると1949年創業ということですから、この時点で父
親はすでに店舗経営暦25年の大ベテランです。
●つまり、大ベテランでありその道のプロでも、固定観念にとらわれる
と判断を誤ってしまうということですね。何かの判断をする際、常識に
とらわれていないか、自己チェックが必要です。
●このとき父親が保有していた常識は、「顧客は価格次第で買うか買わ
ないかを決める」、つまり安ければ買うということでしょう。記事の引
用部分以外のところに「当時、家庭用包丁の価格が3千〜5千円程度だ
ったのに対し、米国製ナイフは1万〜3万円」とあります。「売れない」
と判断するのが、普通かもしれません。
●また、蓬菜さんがその時点で「すいませんでした、なんとか返品を受
け取ってもらうように努力します」などと言ってしまったら、それで終
わりです。今のサラリーマンは、たいていそう言って、始末書を書いて
済ますのではないでしょうか。いやその前に、こういう商品を仕入れる
というリスクは、避けるでしょうね。
●さらに、高い商品を売るときにはきちんとしたプレゼンテーションが
必要だということを教えてくれます。大道芸は巧みな話術も必要です。
ビジネスでのプレゼンと同じように、蓬菜さんも訓練をして、本番に臨
んだことでしょう。
●場所がアメ横で人通りが多いことも見逃せません。1ヵ月で38本のナ
イフを売り切ったとのことですが、いったい同店の前を1日に何人の人
が通っていたでしょうか。例えば、1万人が通って、大道芸に500人が
注目し、2人購入すれば、19日間で売り切れますね。勝算は十分にあり
ます。
●常識にとらわれ思考に柔軟性を失ったり、やりもしないのにあきらめ
たり、商品に合った売り方をしなかったら、「売れない」という結果に
しかなりません。蓬菜さんは、その逆をやって、日本で最初の「ナイフ
専門店」を立ち上げる原動力となりました。これと似たようなことが、
自分の周辺にも起こっていませんか。判断をレベルアップしましょう。
――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――
■■■ちょっと一言
弊誌もあと5回で、200回を迎えます。ご購読いただきまして、本当に
ありがとうございます。読んでくれる人がいるから書けるわけで、これ
がもし日記みたいに、自分だけのものだったら…。こんなに書けるわけ
がないです。
ところで、勝手ながら、弊誌もいっちょ前に夏季休暇をいただきたく存
じます。<(_ _)> 8月14〜18日の5日間配信をお休みし、19日(火)
よりリフレッシュして再開いたします。
お仕事の方もお休みの方も、それまでお元気で。では、また。(#^.^#)
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