〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2010年12月13日 〓〓〓〓〓〓
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆◆◆ 日経MJに見る社長のための兵法的経営戦略 1953号 ◆◆◆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
〜〜〜【兵法マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
取引先の利益も念頭に置こう。
味方が増えれば安定感も増してくる。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
━━━━━━━━━━━━ 2010年12月12日付日経MJより ━━━━━
□■□ 本日の注目記事(1面)
■□■ 卸先の専門店と協調 F・0・インターナショナル
□■□ 設立12年で売上高138億円、直営店150店
────────────────────────────────
今日は、子供服の製造販売で急成長している、
F・0・インターナショナルに関する記事です。
■店内を見渡すと元気でワクワクするようなアメカジ風商品と、ナチュ
ラル感のある商品が並ぶ。1着1995円のお手ごろ価格が中心で、
子育て世代の母親の心をとらえた‥‥。
■‥‥急成長した要因は大きく2つある。1つは商品政策だ。量販店の
安さと百貨店の品質の間に位置する「母親が自分で買えるおしゃれな
子供の服」(小野行由社長)を提供。
■もう1つが商品を供給する全国約650社・1000店の子供服専門店と協調
して進める巧みな出店戦略だ。
■FOが店舗物件確保から商品供給、在庫維持まで手掛け、リスクは
すべて負う。一方、専門店には販売員のみ出してもらい、その人件費
を定額でなく、店舗の売上高に連動して増える形で支払う。
とのこと。それで、↓↓↓
────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────
ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!
たまにはおしゃれな服を着せてあげたい、と思いつつも、
家計を考えると量販店でしか買えない・・・。
こういう悩みを抱いている若いお母さんは少なくないでしょう。
長く着られるならよいのですが、子供は成長するので、
ワンシーズンでサイズが合わなくなる可能性もあり、
一般家庭ではなかなか服にお金をかけられないのです。
そこへ登場したのが、F・O・インターナショナルの
BREEZE(ブリーズ)。
1着1995円で、ワクワクするような子供服が買える店。
同社の場合、この商品開発力が、兵法でいう「正」といえるでしょう。
記事によれば、
「飛ぶように売れる」
という評判が立ち、卸先が広がったとのこと。
1998年に製造卸として出発した同社は、2003年に小売りに進出します。
同社の商品を仕入れて販売していた小売店にしてみれば、
面白いわけがありません。反発必至。
ところが、そうはなりませんでした。
同社は奇策を打ったのです。
直営店を出すにあたり、
取引のある専門店に販売員を出してもらい、
店舗の売上高に連動して、その人件費を支払う形にしました。
少子化で子供服市場が縮小する中、
人件費に頭を悩ませている専門店経営者は多いでしょう。
そんな中、
「うちで面倒みますよ。
しかも、売り上げが増えるほど多く払いますよ」
と言って、敵となりそうな子供服専門店を味方にしてしまったのです。
これができたのは、同社の社長の過去の苦労が影響したのではないか、
と推測します。
同社ホームページの代表メッセージにこうあります。
「F・O・インターナショナルは、福崎(F)と小野(O)の2人が
人生における挫折と敗北の結果生まれた会社です。
2人が49歳(1998年6月)にて会社をスタートして、
今年で13年目の若い会社です。
当時は、厳しい社会環境であり
年齢的にも会社勤めが出来る状況でもなく
自分達で会社を興すのが生活をしていく為の数少ない選択肢だった
わけです。 」
いったいどのようなことがあったのか知りませんが、
「人生における挫折と敗北」
という表現からすると、かなりの失敗、痛手を負ったのでしょう。
取引先に同じような目に合ってほしくない、
という気持ちが湧くのは自然ではないかと思います。
そういった心的背景があって、
・子供服専門店と協力関係を結ぶ
という、卸会社としては稀有な仕組みを作り上げることができたのだ
と思われます。
F・O・インターナショナル 代表メッセージ
⇒ http://fo-kids.jp/company/message/
●さて、あなたは、
・取引先の利益
を念頭に置いて仕事をしていますか。
仕入れ値を買い叩いたり、下請け企業に異常な安値で発注したりと、
自社の利益しか考えていない企業が少なくありませんが、
陰でどんなに恨まれているか、ご存知ないようです。
厳しい中、残っていくのは、
本気でWIN−WINの関係を作ろうとする会社だけだと認識して、
商売に取り組みましょう。
【孫子の名言】「敵に勝ちて強を益す」(作戦篇)
───────────── 今日はここまで (^o^) ──────
■■■ちょっと一言
少子化ではありますが、わが家の近所には30代のご夫婦が多く、
10歳未満の小さい子供たちをよく見かけます。
やっぱり子供が多いと活気が出ますね。
中国の老子は赤ん坊を、理想的な存在=聖人に近いと考えましたが、
確かに相手が無邪気であるほど、こちらも警戒心を解いて、
自然な気持ちになれます。赤ちゃんはみんな聖人!
それに対して、私は警戒されることが多い「経営コンサルタント」。
なるべくホッとしていただけるような存在になりたいものです。
さて、今日は久しぶりに東京へ。Sさんと打ち合わせです。
夜は楽しく忘年会? の予定。(#^.^#)
|