マーケティング資料室:メーカーズシャツ鎌倉会長、日本と日本人の為に仕事する

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執筆者:兵法経営コンサルタント 濱本 克哉

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◆◆◆ 日経MJに見る社長のための兵法的経営戦略 1944号 ◆◆◆

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    〜〜〜【兵法マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
        何の為に誰の為に仕事しているのか。
       あなたはこの問いに、どう答えますか? 
  
     〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

━━━━━━━━ 2010年11月29日付日経MJ(6面)より━━━━━━
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◆◇◆   「限界まで国内工場の生産性を高める努力をすべき」
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 ◆      メーカーズシャツ鎌倉会長  貞末 良雄 氏
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今日は、昨年末から月別売上高伸び率が前年比35〜150%増と好調を
続ける、メーカーズシャツ鎌倉会長の貞末良雄(さだすえ・よしお)氏
へのインタビュー記事です。

■──昨年末から業績が急伸している
 「テレビに取り上げられたことで認知度が高まり、特に男性客が増え
 た。紳士シャツに限ると前年比2倍の伸びが続いている。ターゲット
 にしているのは高いレベルでの自己実現を目指すポリシーのある人。
 我々の企業理念に共感して購入してくれているので、一過性のブーム
 に終わらず、着実な客数増に結びついている。」

■「‥‥関心を持ってまず1枚のシャツを買ってくれた顧客に、次に
 もう1枚、2枚と買ってもらうためにどうすべきかを考えなければなら
 ない。」

■「コスト上昇は確かにある。ただ、いかにそれを吸収するかを考える
 のが経営だ。自社工場開設も1つのコスト削減策だ。」

■「我々以外の国内のアパレルや衣料専門店は安易に海外生産に傾斜し
 たが、その前に限界まで国内工場の生産性を高める努力をすべきだっ
 た。」

           とのこと。それで、↓↓↓

  ────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────

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    わかったゾ!!! これぞマーケティングの極意なり。
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 

低賃金の海外で生産した方が商品を安く供給でき、
より有利な立場に立てるというのは、
誰も疑いようの無い正論でしょう。

ユニクロを始めとして、すでに多くの企業がそうしていますが・・・

不況下でもすさまじい勢いで快進撃を続ける、
メーカーズシャツ鎌倉(MSK)の会長、貞末良雄氏は、
安易に海外生産を行なうことに異を唱えています。

実際に同社は、「メード・イン・ジャパン」を堅持しており、
海外へは出ていません。

それでも高品質のシャツを5145円均一で出せるのは、
安くできるように工夫した結果です。

一般のアパレルメーカーが商社などを通して、
生地メーカーや縫製工場と取引をし、
決済には手形も利用しているのに対して、
MSKは商社を通さず直取引で、しかも現金決済です。

同社はこうして国内縫製を維持し、
百貨店で1万〜2万円で売られるようなシャツを、
一般のサラリーマンでも手に入れやすい価格で提供しているのです。

記事によれば、貞末会長は、

「もっと生産性を高めれば、日本の工場は人件費上昇が続く中国などと
 コスト面でも十分に戦える」

と語っています。

なぜ、ここまで「日本製」にこだわるのでしょうか。
同氏は2009年12月に出演した「カンブリア宮殿」で、小池栄子さんから、

「あなたは、何の為に誰の為に仕事していますか?」

と質問され、

「日本と、日本人の為に」

と応えたことをブログに書いています。

カンブリア宮殿秘話(最終話)
http://www.shirt.co.jp/column/column_36.php
※残念ながら、実際の放送ではカットされたとのこと。

同氏は一過性のブームに終わらない理由について、顧客が、

「我々の企業理念に共感して購入してくれている。」

と語っていますが、同社のポリシー、

「驚くほど上質なシャツを、4900円で販売する。」

ということの根底に、

・日本の再生

という崇高な精神があることを感じさせる逸話です。


●さて、あなたは、

・隣の芝生は青く見える

的な考え方で、うまくやっている他社の模倣に走っていませんか。

それが、社長自身の根本理念と合致したことであれば、
問題はありません。
そうではなく、表面的な効率のみを追求しての行動なら、
いずれしっぺ返しがくるでしょう。

自社が本来、目指していることは何か、
一度立ち止まって考えてみることをお勧めします。


【孫子の名言】「兵は国の大事なり。
        死生の地、存亡の道、察せざるべからざるなり」
                          (計篇)

───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

■■■ちょっと一言

おそらく、貞末会長のように、

・日本のために

頑張っている経済人の方はかなりいらっしゃると思いますので、
どんどんマスコミに取り上げて欲しいものです。

先週の「カンブリア宮殿」のレンゴー社長も良かった!
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/list/list20101125.html

3番目以後の子どもを出産した社員への出産手当てが100万円。
この制度によって、同社では3番目以後を作る社員の数が、
年間5〜6人から、30人以上に増えたとのこと。
よほど国の少子化対策よりも効き目が大きいですね。
ぜひ政府には見習って欲しいもの。

今朝の福岡は晴れ。昨日よりも寒さが少しやわらぎました。(#^.^#)

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