マーケティング資料室:シャープ、まるで携帯電話のような電子辞書好調

日経MJを読み解く!

メルマガ登録・解除 兵法経営コンサルタントが執筆中! 読者数3万人超
 


執筆者:兵法経営コンサルタント 濱本 克哉

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2010年11月12日 〓〓〓〓〓〓 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

◆◆◆ 日経MJに見る社長のための兵法的経営戦略 1933号 ◆◆◆

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

    〜〜〜【兵法マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
          商品を使う場面を観察しよう。
      本当に望まれているポイントを押さえるのだ。
   
     〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

━━━━━━━━━━━━ 2010年11月12日付日経MJより ━━━━━
□■□  本日の注目記事(3面)
■□■   携帯性を重視、機能絞り安く       シャープ
□■□      電子辞書「ブレーン PW−AC10」好調
────────────────────────────────

今日は、8月上旬に発売した小型の電子辞書が売れ行き好調という、
シャープに関する記事です。

■粉川さんらのチームは消費者の電子辞書の使い方を分析。机上でじっ
 くり学習するときなどに使う場合と、海外旅行先で翻訳に使ったり
 会議中にサッと調べ物をしたりするときの2通りに分類した。

■後者の場合、多彩な機能やコンテンツをそろえた従来型の製品よりも、
 小型で携帯性に優れる機種が好まれると考えた。

■「重さは100グラムを切り、業界最軽量に。店頭価格は1万円程度に
 抑える」。

■辞書や旅行会話集といった収録コンテンツの絞り込みも困難だった。
 収録数100冊という既存機種もあるなかで、価格の制約などから
 新製品の収録数は12。

■‥‥電子辞書‥‥。携帯電話などの扱いに慣れた若年層の商品離れが
 あり「購入者は徐々に高齢化している」(粉川さん)。

          とのこと。それで、↓↓↓

────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────

ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
 ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


私の電子辞書は今、机上の本棚でホコリをかぶっています。
買ったばかりの頃は結構、使ったのですが・・・

言葉や文字について調べるとき、自宅や事務所ではパソコンを使って、
ネット上の辞書やパソコンに入っている辞書ツールを開きます。

その方が圧倒的に速いですし、
作成している文書にも簡単にコピーして取り入れることができます。

ですから、電子辞書を使う必要がありません。

シャープで電子辞書を担当している粉川径子さんらは、
電子辞書「ブレーン PW−AC10」の開発にあたり、
実際にターゲット顧客(おそらく30代女性など)が使う場面から、
コンセプトを決定しました。

・机上で学習するなどの場面

で使われることをコンセプトから除外し、そして、

・海外旅行先で翻訳に使う
・会議中に調べ物で使う

など、

・より手軽さが求められるシーンで利用される電子辞書

を作ると決めます。コンセプトは、

「重さは100グラムを切り、業界最軽量に。
 店頭価格は1万円程度に抑える」

そして、まるでスマートフォンのような電子辞書を完成させました。

海外旅行先で街を歩くとき、
言葉を調べるのにパソコンを開く人は滅多にいないでしょう。
電子辞書の方がコンパクトで使いやすいです。

しかし、従来のものは大きくて重いですし、
開いて入力するなどしていたらタイミングを逃してしまいます。

現代人は、携帯電話のようなタイプならば、
まるで自分の手足のように、自由自在に使えるでしょう。

発売された「ブレーン PW−AC10」は、よく売れているとのこと。
特に女性客に好評のようです。


少子化で、辞書を必要とする子どもが減り、
しかも高機能携帯という強力なライバルが出現する中、

・旅先、出先でサッと調べる

という点だけに絞り、価格も抑えたことが、
そういう商品を求めていた人々に支持されているのです。

ブレーン PW−AC10
http://www.sharp.co.jp/edictionary/lineup/brain/pw-ac10/


●さて、あなたは、

・顧客が商品をどのように使っているか

について、しっかり調べていますか。


どんなに優れた機能をもつ製品であっても、顧客は、

・使いにくい

と感じたら、遠ざけてしまいます。
逆に、機能的には劣っても、

・使いやすい

と感じたら、愛用するのです。

ターゲット顧客が本当に求めているものは何かを明確にし、
その点だけを実現した商品を世に出せば、
必ずヒットにつながります。


【孫子の名言】「まずその愛する所を奪わば、すなわち聴かん。」
                         (九地篇)


───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

■■■ちょっと一言

銀座の次が、福岡天神とは!

昨日、アバクロ(Abercrombie&Fitch)の国内2店舗目が、
福岡市の天神西通りにオープンしました。

ブラピ(ブラッド・ピット)、キムタク、浜崎あゆみなど、
ビッグスターも利用しているファッション店ですが、なぜ福岡に?

調べてみると、
「福岡が流行に敏感で、韓国や中国などアジアからの観光客も多い」
ことが出店の理由だそうです。(YAHOO!ニュースより)

いずれにせよ、福岡に新名所ができたことは、単純にうれしいですが、
店内にいる、名物の裸のイケメン? はどうなんでしょう。。。
客足が落ち着いた頃、見に行きたいと思います。

今朝の福岡は晴れ。では、また来週! (#^.^#)

メールマガジンのご購読はこちら

マーケティング資料室ホームへ