マーケティング資料室:西武池袋本店、バギー族消費取り込む

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執筆者:兵法経営コンサルタント 濱本 克哉

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◆◆◆ 日経MJに見る社長のための兵法的経営戦略 1923号 ◆◆◆

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    〜〜〜【兵法マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
           顧客の障害は自社の障害。
        取り除けば双方が喜ぶことになる。
   
     〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

━━━━━━━━━━━━ 2010年10月27日付日経MJより ━━━━━
□■□  本日の注目記事(3面)
■□■   バギー族消費取り込め        西武池袋本店    
□■□      フロア中央に休憩室、乳幼児連れに配慮
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今日は、バギー(ベビーカー)に乳幼児を乗せ、外出を楽しむ母親らを
取り込む施設作りなどを行なっている、西武池袋本店に関する記事です。

■6階中央部に設けられたベビー休憩室に足を踏み入れると、小さな
 子どもに離乳食を食べさせる母親らの姿が目に入る。

■壁に渡したテーブルには子ども用のイスがすっぽりはまった穴が開き、
 保護者は対面してゆっくりご飯を食べさせてあげられる。

■‥‥重点分野と位置付けたベビー関連コーナーを充実させ、改装前は
 7階の端にあったベビー休憩室を6階中央部に配置した。

■‥‥カフェレストラン「ラ・グラスリィ」を座席数を変えずに増床。
 ベビーカーを畳まず入れるようにし、月齢別の離乳食を出すなどきめ
 細かな対応を始めた。

■こうした設備が口コミで評判を呼び、ベビーカー連れの消費者は
 「改装前のほぼ2倍」(幡谷課長)に。

          とのこと。それで、↓↓↓

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ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
 ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


●社長は、自らの前に立ちはだかる障害に対し、敢然と挑まねばなりま
 せん。次々と発生する問題を解決し続けることが社長の仕事。

 これができなくなると、企業はたちまち奈落の底へ沈みます。


●では、消費者はどうでしょうか。目の前の障害はするりするりとよけ
 て通り、自分の欲するものを効率的に手に入れることが大事。幸福感
 を楽に得られれば、家庭内も平和です。ですから、わざわざ苦労する
 道を消費者が選ぶことはありません。


●そんな消費者、顧客を味方につけるには、企業経営者は、

 ・いかに顧客の障害を取り除くか

 ということを、最優先課題として取り組むことが求められます。


●このたび、西武池袋本店では、

 ・乳幼児連れの母親たちの障害を取り除く

 ことを第一に考えて、売り場を改装しました。


●南北に細長い作りの同店。フロアの中央部分は売り場にしたいところ
 ですが、そこに広めの休憩室を配置しました。「非常識」とも言える
 決断ですけれども、ベビーカーを押す母親たちにとって、休憩場所が
 便利な位置にあるかどうかは極めて重要なポイントだからです。


●もしもフロアの北端にある場合、南端にいるときに赤ちゃんが泣き出
 したら、北端の休憩室まで移動するのは大変。中央にあれば、どこに
 いてもある程度安心していられるはずです。


●また、レストランにもベビーカーを畳まずに入れる、ベビー休憩室横
 に助産師が常駐する「プレママステーション」を設置して悩み相談に
 応ずるなど、乳幼児連れの母親を歓迎する体制を整えています。堂々
 と赤ちゃんを連れていけることに、ママたちもホッとするでしょう。


●かつて、小売業の王様として君臨した百貨店ですが、今は青息吐息。
 顧客の来店に関わる障害を取り除くことが喫緊の課題です。バギー族
 だけでなく、他の客層にもコミュニティースペースを潤沢に提供する
 ことが必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。

 西武池袋本店 6階平面図 ※拡大してご覧ください。
 ⇒ http://tinyurl.com/2erqmoz


●さて、あなたは、

 ・顧客のために障害を取り除く

 ことに取り組んでいますか。


●それはおそらく、あなたにとっても障害のはず。しかし、「できませ
 ん」と言うようでは、生き残ることも「できません」。頭をフル回転
 させ、非常識とされることにも果敢に取り組みましょう。

 
【孫子の名言】「能(よ)く敵をして自ら至らしむる者は、
        これを利すればなり」(虚実篇)


───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

■■■ちょっと一言

海外の大学や研究機関に1か月以上滞在する日本人研究者数は、

2000年度:7674人
2009年度:3739人

急激に減少しています。

ハーバード大学への留学者数は、昨年の留学生666人のうち、

日本人:5人
韓国人:42人
中国人:36人
シンガポール人:22人
インド人:20人

とのこと(YAHOO!ニュースより)。寂しい限りです。

世の中を変革するのはいつの時代も若者ですが、上の数字は日本の若者
のエネルギー減少を示しているように感じられます。

明治維新時、海外留学を望みながら病気で果たせなかった高杉晋作が
この現状を見たら、どう思うでしょうか。

「面白き こともなき世を 面白く」

できるかどうかは、チャレンジ精神にかかっていると思いますが。

今朝の福岡は曇り。寒い日が続くと日本酒が恋しくなります。(#^.^#)

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