マーケティング資料室:ハーモニック社長、設立以来54年間増収を続けた理由

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執筆者:兵法経営コンサルタント 濱本 克哉

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◆◆◆ 日経MJに見る社長のための兵法的経営戦略 1921号 ◆◆◆

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    〜〜〜【兵法マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
         業績好調時に次の手を考えよう。
      将来を考えればやるべきことは山ほどある。

     〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

━━━━━━━━ 2010年10月25日付日経MJ(3面)より━━━━━━
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◆◇◆     「法人向け市場の開拓を強化しています」
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 ◆       ハーモニック社長  柄沢 憲司 氏
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今日は、1954年に前身の柄長商店を設立して以来、08年まで増収を続け、
今期も過去最高の売上高、利益を達成する見込みという、ハーモニック
社長の柄沢憲司(からさわ・けんじ)氏へのインタビュー記事です。

■──ハーモニックが伸びた理由は何ですか。
 「IT(情報技術)と物流システムが強みです。カタログギフトは
 ギフトショップや百貨店、総合スーパー(GMS)、婚礼式場などに
 卸し、彼らが顧客に販売するのですが、販売後のサービスが重要なの
 です」

■「危ない業者のカタログを売って『金返せ』という客が押し寄せたら、
 あなたはどうさばくのですかと言うと、当社の決算書を見た取引先は
 ウチを選んでくれます」

■「ここ3、4年、当社の売上高は主販路の冠婚葬祭向け市場が成熟化し
 伸びが鈍っています。昨年はこれにリーマン・ショック後の不況が加
 わりました。そこで今、イオンやイトーヨーカ堂などの総合スーパー
 (GMS)向けや百貨店、それに法人向け市場の開拓を強化していま
 す」

           とのこと。それで、↓↓↓

  ────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
    わかったゾ!!! これぞマーケティングの極意なり。
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●1946年、柄沢憲司氏の父親、柄沢長吉氏が新潟県三条市林町に金物卸
 業「柄長商店」を開業したのが、カタログギフト大手ハーモニックの
 始まりです。


●記事によれば、同社は1954年に法人化して以来、2008年まで54年間も
 の長きに渡り、増収を続けてきたとのこと。一度も崩れず伸び続けて
 きたというのは、よほど既存客からの支持が高いということでしょう。


●ただ、同社が1974年にギフト業界に参入し、1988年には総合ギフト商
 社となり、1992年には「チョイスカタログギフトシステム」を確立し
 た、といった変遷は見逃せません。


●ギフト業界への参入については、国際的な競争激化で金物卸業に将来
 性なし、と判断したのではないでしょうか。金物卸の売り上げが伸び
 続けていたにも関わらず、異業種参入を決断したのですから。


●その後も同社は、適切な判断で環境適応を実現し、売り上げを伸ばし
 続けてきました。冠婚葬祭向け市場が成熟化していると見るや、ここ
 数年は総合スーパーや百貨店、さらに法人向け市場の開拓を強化。


●その際に強みとなるのが同社の信用力です。

 09年には、2社のカタログギフト会社が倒産したとのこと。
 万が一スーパーや百貨店が販売したカタログギフトの会社が倒産し、
 顧客からクレームの嵐が押し寄せる事態を考えたら、より経営が安定
 しているギフト会社をスーパー等が選ぶのは当然。


●今までスーパーや百貨店向け、法人向けなどが手薄だったという同社。
 この新戦略を継続する限り、しばらくはまた増収・増益を続けるもの
 と考えられます。


●既存客には徹底して安心、満足を提供して信用を得つつ、時代に合っ
 た形に自社を変えて売り上げを伸ばし続けてきたハーモニック。財務
 面は万全でしょうから、少々の不景気にはびくともしないでしょう。

 ハーモニック
 ⇒ http://www.harmonick.co.jp/


●さて、あなたの会社の役員陣は、

 ・売り上げが伸び続けていても警戒を怠らない

 人たちの集まりですか。 


●一般の社員と同じように、業績が伸びれば安心し、悪化すれば心配す
 る役員陣ならば不要です。

 ・ピンチの中にチャンスを、チャンスの中にピンチを見出す

 人でないとリーダーは務まりません。そういうリーダーだけが、長く
 組織を発展させることができるのです。 

 
【孫子の名言】「智者の慮(おもんぱかり)は、必ず利害をまじう。」
                           (九変篇)


───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

■■■ちょっと一言

昨日、こんな電話がありました。

 先方「NTT西日本のオノと申します。弊社の光回線をご利用いただ
    いている事業所様向けに保守サービスの一環としてご連絡さし
    あげております。最近、不具合等は起こっていないでしょうか」

  私 「はい、大丈夫です」

 先方「では、そちらでお使いになっている電話機はどこのメーカーの
    ものでしょうか? 不具合が起こった際、すぐにこちらで対応
    できるよう、伺っております」

  私 「そんな情報、集めて意味があるの?」

 先方「はい、伺っておくとすぐに対応できるのです」

おかしいなぁ、と思いつつも、メーカー名を言うと、

 先方「○○ですね。ありがとうございました」

と言って、向こうから電話を切りました。どうも変なので、直後に
NTT西日本に電話をかけて聞いてみると、

「NTTが電話機のメーカー名を尋ねるなど、一切ありません」

とのこと。こうしたあやしい電話が今、増えているそうです。電話機
メーカーがNTTを装ってシェアの調査でもしているのでしょうか? 
ともかく、お気をつけください。 

今朝の福岡は曇り。予報では最高気温15度。いきなり寒波? (#^.^#)

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