マーケティング資料室:ピジョン、少子化の逆風下でも哺乳瓶の収益伸ばす

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執筆者:兵法経営コンサルタント 濱本 克哉

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◆◆◆ 日経MJに見る社長のための兵法的経営戦略 1882号 ◆◆◆

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    〜〜〜【兵法マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
        顧客ニーズの最重要ポイントは何か。
      それを押さえて徹底的に応えれば必ず発展する。
   
     〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

━━━━━━━━━━━━ 2010年8月27日付日経MJより ━━━━━
□■□  本日の注目記事(1面)
■□■   少子化でも育つ           ピジョン
□■□      哺乳瓶、超軟らか飲み口
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今日は、少子化の逆風をものともせず収益を伸ばしている、
ピジョンに関する記事です。

■東京・墨田のアカチャンホンポ錦糸町店。ピジョンが3月に改良発売
 した哺乳瓶「母乳実感」を妊娠中の女性らが次々と手に取っていく。

■価格は通常商品より8割前後高い。それでも入荷が追いつかず、1家族
 2品までに購入制限をしている。

■初の全面改良にあたり、大人と異なる赤ちゃんの唇や舌の動きを徹底
 研究し、ミルクが飲みやすく漏れにくい商品の開発にこだわった。

■生後1ヵ月程度までしか使わない商品の市場は限られる。‥‥7月末
 までの売れ行きは計画の3割増。

■欧米メーカーがデザインなどを重視する一方で「人口乳首をいかに
 本物に近づけるか。50年以上もそのテーマを基本に研究してきた」
 (高坂功執行役員)結果、国内シェアは70%超と磐石だ。

          とのこと。それで、↓↓↓

────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────

ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
 ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


●ピジョンのサイトで「哺乳びんの歴史」を見ると、

  1949年 日本初の『キャップ式広口哺乳器』を発売

 とあります。以来60年、同社は哺乳びんを作り続けてきました。


●戦後4年目、早くも哺乳瓶に目をつけた同社。1947〜49年のベビー
 ブームを目の当たりにして、哺乳瓶の需要増大を感じたのでしょう。
 先見の明があったということですが、他にも哺乳瓶に取り組んだ
 企業はあったはず。


●記事に、欧米メーカーは「デザインなどを重視」したとあります。
 これは母親目線だったのではないでしょうか。使い勝手や見た目の
 かっこよさなどを中心に考えたのかもしれません。


●それに対してピジョンは、人口乳首を本物に近づけることを重視して
 哺乳瓶を開発してきました。赤ちゃんの飲み心地を第一に考えたと
 いえます。


●私も4人の子どもたちに哺乳瓶でミルクを飲ませましたが、時として
 ミルクを嫌がったときなど、

 ・もう腹がふくれたのか?
 ・味が薄い、あるいは濃いのが嫌なのか?
 ・口あたりが本物でないのが嫌なのか?

 などと考えました。しかし、いくら考えても正解はわかりません。


●親は赤ちゃんの気持ちを察しようとしますが、言葉を話さないので
 限界があります。ピジョンの人口乳首の研究は、その親の意向に寄り
 添うもの。「口あたりの本物感は任せて」と言ってくれているのです。


●つまり、母親の先の赤ちゃん、顧客の顧客を真剣に考え続けたわけで
 す。その結果、同社は哺乳瓶で国内シェア7割超という支持を得、
 中国での売り上げも、今後、爆発的に伸ばしていきそうな勢いを見せ
 ています。


●得意領域を深く掘ることは重要ですが、その一点をどこにするかと
 いうのはもっと大切なポイントです。欧米メーカーなどに比べ、
 ピジョンは最初から本質を突いていたと言えるでしょう。

 ピジョン「哺乳びんの歴史」
 ⇒ http://www.pigeon.co.jp/about/nb_history.html


●さて、あなたは、

 ・顧客ニーズの最重要ポイントはどこか

 について把握していますか。


●一口に顧客ニーズといっても、たくさんあるのです。その中でどこに
 フォーカスするかが、商品が大きく発展するか否かの分かれ目。間違
 わないよう、よく検討しましょう。また、違っていると分かったら、
 すぐに改める姿勢も大事です。

 
【孫子の名言】「先ずその愛する所を奪わば、則ち聴かん。」(九地篇)


───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

■■■ちょっと一言

昨日の当欄で、高校時代に「ひとつ上の学年に世界クラシックギター
コンクールで優勝した人」がいたと書きましたら・・・

マーケティングサポーターズクラブ(MSC)のYH先生から、

「山下和仁さんでしょうか」

と問い合わせをいただきました。その通りです。

YH先生も中学時代からクラシックギターを習っておられ、
「山下さんは高校時代の憧れの人でした」とのこと。

山下和仁さん。昨日は、今もご活躍かどうか分からなかったので名前を
伏せましたが、インターネットで調べてみると、現役バリバリのご様子。
ウィキペディアには「日本を代表するクラシックギタリストの一人」と
ありました。
http://tinyurl.com/2e6qxou
30年以上、高評価を保っておられるとはすごい。郷土の偉大な先輩です。

YH先生、ありがとうございました!

今朝の福岡は曇り。やや蒸し暑い感じです。(#^.^#)

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