JCBゴールド会員38万人獲得

日経MJを読み解く!

 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2003年8月5日 〓〓〓〓〓〓 

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 187号 ◆◆◆

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     〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
      顧客が望んでいるサービスを提供しているか。
         そのことを顧客は知っているか。
  
     〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ━━━━━━━━━━━ 2003年8月5日付日経MJ1面より引用 ━━━

 ■ジェーシービー(JCB)など銀行系クレジット会社がゴールドカー
 ド会員の拡大に力を入れている。各社とも年会費が1万円と高く、利用
 頻度も高いゴールド会員の獲得に躍起だ。

 ■JCBは2003年3月期、JCBブランドを持つゴールドカードの発行
 枚数を前期比16%増の269万枚に伸ばした。

 ■秘密は2つある。1つは丁寧な電話応対に代表されるサービス水準の
 向上だ。

 ■もう1つはちょっと変わったダイレクトメール(DM)だ。‥‥顧客
 のし好を分析し、それぞれ異なるDMを送り始めた。
 
 ■今年1月のパンフレットは「海外」「国内旅行」「ゴルフ」「家族」
 の4つがテーマ。海外志向の強い会員向けDMでは海外旅行保険の特典
 を目立たせる。‥‥この手法を取り入れてからゴールドへの切り替え率
 が5割増えたとのことだ。

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  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
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 ●同じ1面の記事に、一般カードではある程度の利用が無いと逆に赤字
 になると書かれています。その意味でカード各社は、一般会員からゴー
 ルド会員に切り替えてもらうのに懸命です。

 ●一般カード所持者(一般会員)は、複数枚保有していてもさほど負担
 にならないので、それらを場面によって使い分けたりするでしょう。し
 かし、ゴールド会員になると、年会費1万円ということもあり、他のカ
 ードは処分するなどして、そればかり使うようになると思われます。

 ●ゴールドカードを複数所持するという人は、ごく一部に過ぎないとす
 れば、他社のゴールド会員になったら、自社のゴールドカードを保有し
 てもらえるチャンスはまずありません。

 ●クレジットカードについては、基本的には、一般会員、ゴールド会員
 の2段階があり、一般会員になるためのハードルは低く設定して多数を
 入会させ、そこから利用額の高い一般会員をゴールド会員化していくよ
 うです。

 ●「1万円払ってゴールド会員になってみようか」と一般会員に思わせ
 るには何が必要でしょうか。当然、それだけのメリットを提示する必要
 があります。どんな特典があるか、がポイントになりますね。

 ●ところが、その手前の一般会員の中で特典を享受している人はどれだ
 けいるのでしょうか。私もすでに10年以上、銀行系のクレジットカード
 のお世話になっていますが、たまったポイントを使ったことは一度もあ
 りません。

 ●一定期間を過ぎるとそのポイントは消えてしまうようです。確かに毎
 月送付される利用明細と共に特典の内容は書かれていますが、もらえる
 プレゼントなどは特に欲しいと思うものでもなく、応募しないままポイ
 ントは消えてしまいます。

 ●今回JCBがゴールド会員獲得に成功した原因は、顧客ニーズに応じ
 て特典を提示した点にあります。この特典ならば、年間1万円払っても
 元を取れると感じさせることができたわけです。

 ●また、メリットを感じられないゴールド会員は、一般会員に戻ろうと
 しますが、それを防止するのにゴールド会員専門のコールセンターが丁
 寧に対応しています。

 ●「一般会員に戻りたい」というのは一種のクレームです。そのときに
 対応が良く、改めてメリットを理解し直すことができれば、ゴールド会
 員を継続することにもなります。

 ●特典を数多く用意しても、そのメリットが顧客に伝わっていないこと
 が多いのです。「毎月郵送してるでしょ」というのは企業側の独り善が
 りです。どうすれば、ひとりひとりにメリットがきちんと伝わるか、電
 話、メール、DM等の手段と、その内容をよく検討しましょう。

 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――

 ■■■ちょっと一言

 スーパーでよく、「ポイントが何個たまったら、○○円の金券をお渡し
 します」などのサービスがあります。こういうのは単純明快でいいです
 ね。記事によると、ユーシー(UC)カードがそんな感じの特典でゴー
 ルド会員を増やしています。クレジットカードの業界でも、いち早く顧
 客ニーズに対応したサービスを実施できたところが勝ち組となるでしょ
 うね。

 「親切の押し売り」という言葉をときどき聞きますが、企業のサービス
 もいつの間にかそんな感じになってることがありますね。本当に喜んで
 もらっているか、顧客の声を収集する仕組みが不可欠です。(*^_^*)

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