京都の新商業施設KYOUEN、大人気

日経MJを読み解く!

 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2003年8月3日 〓〓〓〓〓〓 

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 185号 ◆◆◆

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     〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
        常識の逆を考えてみる思考習慣をもつ。
      自分にとって新しいものをお客に提供しよう。
  
     〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ━━━━━━━━━━━ 2003年8月2日付日経MJ10面より引用 ━━━

 ■京都・三条。鴨川のほとりに今夏、現代風の町家が集まったかのよう
 な商業施設「KYOUEN」が誕生した。低層、狭い通路、あえて京都
 以外から集めたテナント群。「中心繁華街と同じ施設を作っても客は集
 まらない」との決断が、駅跡地には珍しい個性的なスポットの誕生につ
 ながった。

 ■「現代風にアレンジした枯山水(かれさんすい)」をうたう広い中庭
 を囲み、5棟の建物に飲食店7店、インテリアと雑貨の店が3店入居す
 る、ゆとりのある敷地の使い方。

 ■開業間もないことも手伝い、週末の夜はもちろん、店によっては平日
 昼にも行列ができている。

 ■店舗は、京都の名店の支店ではなく、「京都以外の一流店で、まだ京
 都や関西に支店がなく、なおかつオーナーが京都にこだわりを持つ店」
 と交渉した。

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  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
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 ●ものごとを見るのに、一方向からばかり見ていても全体はわかりませ
 ん。私は小学校2年生のとき、このことを学校の授業で習いました。生
 徒が家から持参したいろんなものに懐中電灯の光を当て、例えば茶筒の
 影が光を当てる角度によって長方形になったり円になったりするのを見
 て、先生が解説するという授業でした。

 ●もし超ミニミニ人間になって茶筒の中に入ったとしたらどうでしょう
 か。それこそ茶筒がどういう形かわからないでしょうね。中がどうなっ
 いるかはわかるでしょうが。中から見、外から見、外もいろんな方向か
 ら見てみて、初めて全体がわかります。

 ●これをある地域やある企業に当てはめても同じことが言えます。中に
 いては中のことしか分かりません。京都のことは、京都の外から見てみ
 ることで、初めて全体がわかります。

 ●このKYOUEN作りでは、店選びの基準が秀逸でした。「京都以外
 の一流店で、まだ京都や関西に支店がなく、なおかつオーナーが京都に
 こだわりを持つ店」であれば、外から真剣に京都を見ている一流人たち
 が集まることになります。この人たちがKYOUENのソフト担当と言
 えるでしょうか。

 ●そして「京都の本当の良さはこういうところなんだよ」というのを形
 で現したのが、ハード担当のプロデューサー、デザイナーです。そのハ
 ードの中に、ソフトとしての店舗が入ります。京都にお住まいの人たち
 にとっては、新しい施設の中に、古い歴史を持った京都の新しい価値を
 発見できるのではないでしょうか。

 ●また、京都の施設なのに京都の店舗を全く入れないということについ
 ては、かなり地元から反対意見が出たのではないかと思います。そのよ
 うな反対意見を押し切るには、リーダーは失敗したら責任を取る覚悟が
 必要です。京阪電鉄の課長である上野正哉さんが施設作りを担当したそ
 うですが、この人がいなければKYOUENは生まれなかったでしょう。

 ●上野さんのような発想は、単に「若者向け、女性向けの施設を作れば
 人が集まる」と考えるような、固定的、一面的な思考からは生まれませ
 ん。
 
 ●引用箇所以外の部分に、上野さんは「これまでの京都に欠けていたも
 のは何かを考え」て、「『地元の大人』が、『ゆっくり時間を過ごす場
 所』にしようと考えた」とあります。つまり、若者向け、女性向けとは
 一線を画したわけです。

 ●さて、私達もこのような思考力を日頃から鍛えておきましょう。例え
 ば、会議で流れが1つの方向に傾きそうになったら、「その全く逆をや
 ってみたらどうなる?」と問題提起をしてみましょう。社長さんであれ
 ば、役員の8割が賛成するようなアイデアは常識に流されていると判断
 し、その反対を検討してみることをお勧めします。

 ●しかし、少数派のアイデアに対しては、押しつぶそうとする圧力がか
 かります。若社長のアイデアは、古株の番頭さんにつぶされるのが世の
 常ですね。押しつぶされないためには、いかに勝算が見込めるかを企画
 書等にまとめ、プレゼンテーションをしなければなりません。

 ●実績を積んでくると信用が増し、それが社長ならば「鶴の一声」的に
 なっていきますし、社員であれば企画書を作らなくても、「君がそう言
 うのならばそうだろう、やってみたまえ」となる会社もあります。中小
 企業はそういう傾向が強いですね。大企業でも吉本興業などは、トイレ
 での立ち話で一大プロジェクトの実施が決まると何かで読みました。

 ●常識に対抗するのは勇気が要ります。しかし、歴史を振り返ってみる
 と、高い業績には高いリスクがつきものです。ただ玉砕するだけの勇気
 は蛮勇といって武士道でも評価しません。常識の反対をいっても勝てる
 見込みを計算しておくことが大事です。

 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――

 ■■■ちょっと一言

 この京阪三条駅は、私も関西に住んでいた頃何度か利用しましたが、私
 にとっては単なる通り道でした。KYOUENは面白そうな施設ですね。
ちょっと行ってみたいです。でも、京都は今暑いでしょうね。

 暑さといえば、地域によっていろいろ違いますね。私は長崎の出身で、
 九州だし結構暑いと思っていましたが、大阪に住んでみるとビル街の独
 特の暑さがあり、ジャスコの頃に住んでいた三重県の名張市には盆地特
 有の暑さがあったように思います。

 今日はこの暑い中、高校生の息子のサッカーの試合を応援に行ってきま
 す。2試合もするそうですよ。若いですねぇ。(#^.^#)

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