マルエツ店長、農家で宿泊研修

日経MJを読み解く!

 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2003年8月2日 〓〓〓〓〓〓 

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 184号 ◆◆◆

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     〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
          生産者と消費者の思いをつなぐ。
       流通業の役割を自覚すれば差別化できる。
  
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 ━━━━━━━━━━━ 2003年8月2日付日経MJ4面より引用 ━━━

 ■マルエツが店長を対象に、農家への泊まり込み研修を実施している。
 青果の知識を深めるとともに、収穫などの農作業を行い、生産者の苦労
 を実感してもらう。研修後の店長は、現場でいかに来店客に自分の体験
 を伝えるかに腐心し、食品スーパーの中核である青果売り場の活性化に
 つながるとのことだ。

 ■「生鮮品は工業製品とは違う。売り手は作り手の努力や苦労を理解し、
 きちんと消費者に伝えていく責務がある」。マルエツの太田清徳社長は
 産地研修の狙いを語る。

 ■高知県の産地研修に参加した調布店の杉本治三店長は「自分が育てた
 野菜は安全なのだという農家の誇りに胸を打たれた。たった一つのピー
 マンも宝石のように思えてきた」と語る。研修が終わって現場に戻って
 からは青果を見れば農家の顔が浮かんできて、どうしたら農家の情熱を
 消費者に伝えられるかをまず考えるという。

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  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
  ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


 ●以前私がある出版社で働いていたとき、編集部に所属していた同僚が
 「自分が編集した本って、自分の子供みたいなもんなんだ」と言ってい
 たのを思い出しました。営業担当の私は、もう少しその思いを理解して
 販売活動をすべきだったと、今反省しています。(^_^;)

 ●近〜現代の産業の発展は、分業による効率化が寄与した面が多いので
 しょうが、「生産・販売・消費の断絶」という弊害も生んでいます。大
 昔は、皆で作り、あるいは皆で獲物をとってきて、皆で食べたから、食
 物の大切さも収穫の苦労も皆がよく知っていました。

 ●食卓で「動物にも植物にも命がある。その命を私たちはいただいてい
 るんだ。決して食べ物を粗末にしてはいけないよ」と子供に言葉で教え
 ることはできますが、実は親の方も、牛や豚を殺したり、稲を収穫した
 りした経験も無いのです。頭から頭へ伝えるだけでは、単なる知識に留
 まって、力をもちません。

 ●テキストで勉強した経営コンサルタントの経営セミナーみたいですね。
 これまた反省です。皆さんが経営の勉強をするにしても、やはり現場を
 知り尽くした人の話を聞きたいでしょう。経営コンサルタントは、本を
 読んで勉強するだけではダメです。現場に立たなければ。

 ●流通業というのは、生産者と消費者を結ぶ役割を果たさなければいけ
 ません。物を生産者から消費者へ流す、お金を消費者から生産者へ流す
 というシステムはかなり整っているでしょうが、人の心を伝えるという
 部分はまだまだです。

 ●食べた人が「おいしかった」と言ってくれるから、作る人も作りがい
 を感じますし、どんな苦労をしてどんな思いで作ったかがわかると、食
 べる方の味わいも違ってきます。ちょっと高級なレストランなどで、料
 理長さんの話を聞きながら食べると、味覚オンチの私にも「これを誰か
 に伝えたい」という思いが湧いてきたりします。

 ●いわゆるマーケティング・コミュニケーションの分野ですね。これが
 未整備なのです。マルエツ社長の太田さんは、この整備に向けて着々と
 手を打っています。すぐに業績に表れず、同業他社等がやりたがらない
 ことをあえて実行しています。

 ●この試みを通して、同社はスーパーの中でも一流ブランド化していく
 のではないでしょうか。生産者の思いを消費者に伝えてくれる店であり、
 逆に消費者の声を生産者に伝えます。ただ機械的に伝えるのではなく、
 同社の社員がそれぞれの立場に立って、生産者の情熱や消費者の感謝の
 気持ちを熱く表現します。消費者は、同じスーパーなら同社を選ぶでし
 ょう。

 ●買う側は、営業マンの「売りたい」という欲望から生まれた話よりも、
 作り手の「商品への思い」を知りたいですね。ならば、営業マンは作り
 手の思いを代弁して伝えたらよいのです。まるで、自分の子供のことを
 話すように商品について語れば、買う側は聞く耳を持ちます。

 ●お客に「自分がこの商品をいかに愛しているか」「どのような思いを
 込めて作られた商品なのか」を伝えましょう。また、お客からの反応に
 は真摯に応えましょう。そのような姿勢が社内に浸透すれば、売り上げ
 は少しずつ上がってきます。

 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――

 ■■■ちょっと一言

 マルエツを取り上げたのは何度目でしょうか。日経MJに掲載される回
 数が多いから、どうしても多くなります。それだけ同社が好調で、しか
 も経営手法が他社と比較してユニークだということでしょう。ダイエー
 さんも良いところはどんどん取り入れて欲しいですね。もとは、ダイエ
 ーの考え方なのですから。

 ずい分暑くなってきました。やっと夏が来ましたね。今日、明日は、皆
 さんご家族であちこちに出かけているのでは。メルマガを読んでる人の
 割合がぐっと減るでしょう。まぁ、いたし方ありません。楽しい夏の思
 い出を作ってくださいね。\(~o~)/

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