マーケティング資料室:ランセル、レザー製主体にかじを切って成功

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執筆者:兵法経営コンサルタント 濱本 克哉

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2010年6月22日 〓〓〓〓〓〓 

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◆◆◆ 日経MJに見る社長のための兵法的経営戦略 1837号 ◆◆◆

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    〜〜〜【兵法マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
          品質さえ良ければ何とかなる。
        逆に品質が悪いと不況期には厳しい。

     〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

━━━━━━━━━━━━ 2010年6月21日付日経MJより ━━━━━
□■□  本日の注目記事(6面)
■□■   主要顧客が20代にまで広がる      ランセル
□■□      レザー製主体にかじを切って成功
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今日は、仏高級バッグブランドの「ランセル」が、2008年から住友商事
主導で商品構成を見直し、成功しているという記事です。

■かつて実施した消費者調査で、ランセルの認知度は女性で8割近くも
 あったが、ランセルが好きだという人はそのうち1%未満だったとい
 う。

■だが、住商はランセルの品質の高さに商機はあると判断。

■各地の百貨店内の国産バッグと同じフロアにあった売り場15ヵ所を
 09年2月までにすべてやめるという大胆な決断を下した。

■代わりに旗艦店として09年6月、東京・六本木に六本木ヒルズ店を
 開いた。

■レザー製を中心にする戦略は奏功。価格も10万円台が中心とほかの
 海外高級ブランドと比べると値ごろ感があることも関心を高め、
 ランセルの客層が広がってきた。今では売り上げの8割がレザー製
 という。

■中でも人気なのが「プルミエ・フラート」。

          とのこと。それで、↓↓↓

────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────

ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
 ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


●私も1つ、ランセルのセカンドバッグを持っています。確か20数年前、
 ハワイで買ったと記憶していますが、1万円しなかったような・・・。
 偽物かもしれません。


●当時はランセルもそこそこ人気があったと思いますが、徐々に他の
 ブランドに押され、ほとんど名前を聞かなくなりました。記事によれ
 ば、女性の8割がランセルを知っているものの、ランセルが好きだと
 いう人は1%未満とのこと。これはひどい。


●ナイロン製中心という点が、日本人には合わなかったのでしょう。
 安っぽい感じがするのかも。しかし、住友商事は「ランセルの品質の
 高さ」に注目しました。


●品質が高いのならば、デザインや素材の点で消費者ニーズに応える
 ようにしたら売れるはず。買った人は満足し、リピート購入してくれ
 たり、友人・知人に勧めてくれたりするでしょう。


●そこで、住友商事は高級ブランド事業を手掛けるリシュモンジャパン
 と共同で、ランセルジャパン(東京・千代田)を設立。抜本改革を
 推し進めたのです。


●ターゲットは日本人の比較的若い層でしょう。同社はまず、各地の
 百貨店内に設けていた売り場15ヵ所をやめてしまいました。百貨店の
 売り場とターゲットがずれていたためと思われます。


●そして六本木ヒルズ店を開き、そこに並べたのはレザー製のバッグ。
 高級感の漂うものとし、しかも価格を10万円台と抑えました。これに
 よって、ランセルに対するイメージが格段によくなったようです。


●もともと知名度が高く、しかも高品質のイメージはあるブランドです
 ので、ターゲットを意識して作り方、売り場を変えたら、他の高級
 ブランドが伸び悩む中でも売れています。良いところを生かし、悪い
 ところを改善することで復活しました。

 ニュースリリース 「ランセル ジャパン株式会社」設立について
http://www.sumitomocorp.co.jp/news/2008/20080904_101639.html


●さて、あなたは、

 ・高品質であることがすべてのもと

 であることを認識していますか。


●どんなに売り方を工夫したところで、売れば売るほど評価を落とす
 ような商品ではどうしようもありません。逆に、品質さえよければ、
 工夫次第でどのようにでもできます。品質だけは絶対に落とさぬよう
 精進してください。

 
【孫子の名言】「凡そ、戦いは正を以て合い、奇を以て勝つ」(勢篇)


───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

■■■ちょっと一言

ワールドカップサッカーでは、韓国に続き北朝鮮も惨敗。
日本も1対0とはいえオランダに負けましたから、アジア勢は流れ悪し。

北朝鮮は、初戦のブラジル戦で善戦し、国内にワールドカップブームが
起きているそうですが、昨夜のポルトガル戦後はどうなのでしょう。
大のサッカーファンという金正日(キム・ジョンイル)総書記。
サッカー関係者に何か処罰が下るのではと、ちょっと心配。

今回はどうも南米組の調子がいいようです。ブラジルは18回の出場で
優勝5回。確率からいえば、6回目の優勝をしてもおかしくありません。
ジュビロ磐田でのプレー経験のあるドゥンガ監督に優勝してもらい、
次は日本代表監督に、というのも良さそう。

集団と集団との真剣勝負で、企業経営にもたくさんの示唆を与えてくれ
るサッカーワールドカップ。目が離せません。

今朝の福岡は曇り。昨日に引き続き、今朝も涼しいです。(#^.^#)

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