マーケティング資料室:パイロット、技術者を1ヵ所に集めて商品開発

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執筆者:兵法経営コンサルタント 濱本 克哉

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◆◆◆ 日経MJに見る社長のための兵法的経営戦略 1819号 ◆◆◆

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    〜〜〜【兵法マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
            専門知識は両刃の剣。
         時には捨てた方がよいときもある。

     〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

━━━━━━━━━━━━ 2010年5月26日付日経MJより ━━━━━
□■□  本日の注目記事(6面)
■□■   分野越え筆記具に新発想         パイロット
□■□     プロジェクトの数は10を超し、新陳代謝活発
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今日は、昨年10月に「湘南開発センター」を新設した筆記具最大手、
パイロットコーポレーションに関する記事です。

■「ボールペン、シャープペンといった従来の形にとらわれない次世代
 筆記具を開発したい」。

■グループ内でばらばらだった技術者を1ヵ所に集め、分野の垣根を
 越えた斬新な商品を目指す。

■‥‥「湘南開発センター」(神奈川県平塚市)では80人近い専門家が、
 筆記具を巡るさまざまなテーマについて日々ひざをつきあわせて議論
 する。

■これまでは子会社や各工場に技術者が分散しており、シャープペンや
 ボールペンといった商品分野を乗り越えて議論することはほとんど
 なかった。

■‥‥「インクだけではなく、全体設計から考えなければ斬新な商品は
 生まれない」(渡辺社長)と発破を掛ける。

          とのこと。それで、↓↓↓

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ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
 ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


●何もかもが複雑化してしまった現代。私たちが世の中のニーズに応え
 て生きていくには、誰もが何かの分野の、
 
 ・専門家(スペシャリスト)

 であることが欠かせません。


●十数年前、山一證券が倒産するなどでリストラの嵐が吹き荒れたころ、
 人材斡旋会社に飛び込んだ元管理職の人が、「何ができますか?」と
 聞かれて「部長ができます」と答えたという、笑い話だか実話だか
 分からない話がありましたが・・・


●このような、自分の専門分野を持たずに全体を管理する、

 ・ゼネラリスト

 は、生きにくい時代になっているのです。


●では、専門家になりさえすれば大丈夫かというと、そうでもありませ
 ん。一般的に専門家の頭の中は、

 ・過去の知識

 がぎっしり詰まっており、目の前の変化に対応することが苦手です。


●このたび、筆記具最大手のパイロットコーポレーションが、これまで
 子会社や各工場に分散していた技術者を1ヵ所に集めたのは、各自が
 自分の専門ばかりに集中していると、画期的な商品を開発するのは
 難しいと判断したからでしょう。


●「ボールペンとはこういうもの」「シャープペンはこうあるべき」と
 いうような固定概念から、新しいモノは生まれません。互いの技術を
 交換したり、まったく異なる分野の技術に接する中から、皆が驚く
 商品は誕生します。


●5月24日に放映された『カンブリア宮殿』(テレビ東京系)には、
 夢の冷凍技術の開発者、大和田哲男氏が登場。てっきり大学の先生
 などをされていた方かと思いきや、高卒、まったくの素人で、就職し
 てから技術を学んだとのこと。

 氏は「専門知識があったら、新技術の開発はできなかったかもしれな
 い」という意味のことをおっしゃいました。


●専門家は、時としてすでに得た知識を一度捨て、頭をまっさらにして
 問題に取り組むという態度も必要です。おそらくパイロットは早晩、
 画期的な商品の開発に成功するでしょう。

 パイロットコーポレーション
 ⇒ http://www.pilot.co.jp/


●さて、あなたは、

 ・新しい人との出会い、新しい知識に触れることなどに尻込みする

 ということはありませんか。


●「呼吸」は、「呼」=吐く、「吸」=吸う、の順に書きます。吐いて
 から吸うのです。今までに得たものを意識の中で捨て、空っぽになっ
 てみましょう。新しいものを吸収する意欲が湧いてくるはずです。

 
【孫子の名言】「乱は治に生じ、怯は勇に生じ、弱は強に生ず」(勢篇)


───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

■■■ちょっと一言

夢の冷凍技術、CASはすごいものでした。

『カンブリア宮殿』食の流通を変える冷凍革命!
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/list/list20100524.html

ところが、この技術に国は無関心のようです。
大和田哲男氏がおっしゃるには、「すでに22ヵ国から、ぜひわが国に
その技術を、と声がかかっているが、日本政府からはまだ」とのこと。

他のニュース番組でも、すごい先端技術を開発した会社の社長が同様の
ことをおっしゃっていました。きっと、日本の縦割り行政がネックに
なっているのでしょう。

日本の強みは技術力。事業仕分けもよいですが、伸ばすべき部分を見つ
けて国家予算を割り振ることもやっておかないと、日本の将来はジリ貧
となってしまいます。ぜひ、政治家の皆さんには力を入れて欲しいとこ
ろ。

今朝の福岡は曇りで、肌寒いです。暖かい格好で出かけよう。(#^.^#)

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