蚊帳がネットで売れてます、安眠コム

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 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2003年7月27日 〓〓〓〓〓〓 

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 178号 ◆◆◆

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    〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
        顧客の声に素直に耳を傾けよう。
         商品開発は顧客との共同作業で。
  
     〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ━━━━━━━━━━ 2003年7月26日付日経MJ1面より引用 ━━━

 ■静岡県磐田市にある寝具店「菊屋」の主人、三島治(47)。寝具販売
 サイト「安眠コム」を立ち上げ、客の要望に直接触れてオリジナル商品
 で応える。そんな姿勢に多くの消費者が共感。

 ■午前4時。三島の1日は店頭に置いたデスクトップパソコンの電源を
 入れることから始まる。店のシャッターを開ける午前9時まで、ひたす
 らパソコンと向き合う三島は毎日、数十通は届く顧客からのメールに目
 を通し、発注や問い合わせなど内容に応じ丁寧な返事を一通ずつ書く。
 それが終われば、安眠コムの内容を更新、週一回発行するメルマガ「あ
 なたにやさしい快眠情報」の原稿も執筆する。

 ■全国の消費者から蚊帳に対する要望も相次ぐようになり、三島はオリ
 ジナル商品の開発に本腰を入れ始めた。

 ■5年前に比べると、店頭販売は半分になりましたが、安眠コムは10倍
 になった。

 サイトはこちら⇒ http://www.anmin.com/

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  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
  ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


 ●天井から吊る蚊帳については、私はテレビでしか見たことがありませ
 ん。長崎の山のふもとに育った家があり、とにかく虫の量は半端では無
 かったのですが。ムカデも何回もやっつけました。蚊もアリも多かった
 です。防虫手段は蚊取り線香でした。

 ●今その実家に帰っても、家の中にいると昔ほど蚊に刺されることはあ
 りません。現代は、20〜30年前と比較して、蚊そのものが減っている、
 エアコンをつけて窓を閉め切っていると蚊が入ってこれない、マンショ
 ンのちょっと上の階に住むと蚊はほとんどいない、という状況ですね。
 そんな現代になぜ蚊帳が売れているのでしょうか。

 ●サイトを見ても、どんな人が買っているのかがわかりませんし、三島
 さんご自身もこれほど売れるのは「不思議」とおっしゃっています。サ
 イトの「六面体ムカデ対策蚊帳」のコーナーでは、ムカデの被害に困っ
 ている方々の声は掲載されていますので、これはムカデが出没する地域
 に住んでいる方々が買っているとわかりますが。

 ●広がるのは、ニーズがあるからです。「珍しい」というだけでは一過
 性のものに終わってしまうでしょう。サイトによると、蚊帳が売れると
 いう現象に注目した大学教授が、磐田市と共に安眠コムの顧客からアン
 ケート調査をし、購入客は「『20−40で都市近郊に一軒家を所有。自然
 環境を好み、よい商品なら多少高くても購入する』タイプで、購入動機
 も防虫対策だけでないことが判明した」とあります。

 ●さらに「教授は、蚊帳を健康サプリメント商品などと同じ不安解消型
 商品と位置づけ『新しい階層が自ら積極的に不安を解消しようと蚊帳を
 購入した』と仮説を導いた」そうです。「不安を解消しようと蚊帳を購
 入した」とはどういうことでしょうか?

 ●もう少し私なりに考えてみます。人間というのは現実的なメリット、
 デメリットを考えて物を購入するものです。20〜40歳で一軒家に住んで
 いるということは、ほとんど子供がいる家庭でしょう。購入者は私より
 少し若い層ですので、まだ赤ん坊を育てている方も少なくないはずです。

 ●特に小さな子供がいると、環境が人体に与える影響を心配します。窓
 を閉め切ってエアコンをつけっぱなしにするのは体によくない。かとい
 って窓を開け放して蚊が入ってきて子供を刺し、あちこちかきむしるよ
 うになるのもアトピーの原因になりそうで心配。蚊帳の中ならある程度
 放っておいても安心、ということにならないでしょうか。

 ●昔、よく安眠コムのサイトにあるワンタッチ蚊帳を、赤ん坊にかぶせ
 ているのを見かけました。少子化の今は、家族全員で天井から吊った蚊
 帳の中に入ることで、子供の健康維持と家族の団欒が一石二鳥で図れる
 ということかもしれません。キャンプに行ってテントの中で家族で一晩
 過ごすと、家の中とは異なる一体感が得られます。それと同じ感覚では。

 ●三島さんは、オリジナル商品の開発に顧客からの声を反映させて売り
 上げを伸ばしています。顧客を商品開発に巻き込んでいくことが大切だ
 とよくわかる事例です。

 ●ただ、リアルの店舗で大々的に扱うほどの需要は無いでしょう。ネッ
 ト通販ならではの商品だと思います。三島さんの専門知識の深さに裏付
 けられた情報発信と顧客との密なコミュニケーションによって、このサ
 イトの売り上げはまだまだ伸びるのではないでしょうか。

 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――

 ■■■ちょっと一言
 割と過ごしやすい日が続いています。冷夏ということになるのでしょう
 か。イトーヨーカ堂ではすでに秋色(茶色っぽいもの)の服を売り出し
 ているようです。なんとか気候に振り回されず、主導権を握った販売を
 したいところですね。

 先日、「欧風料理の店を九州中に展開していきたい」という女性から相
 談を受けました。お子さんが3人いらっしゃるとのことですが、バイタ
 リティあふれる感じの方でした。世の中にはがんばってる方が大勢いま
 すね。何事も「思う」ことから始まります。夢を描いた後、どうしたら
 できるか知恵を使いましょう。(*^_^*)

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