中小企業診断士の勉強部屋:ダイソン、羽根なき扇風機 常識吹き飛ばす

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執筆者:中小企業診断士 濱本 克哉

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◆◆◆ 日経MJに見る社長のための兵法的経営戦略 1768号 ◆◆◆

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    〜〜〜【兵法マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
       プロとしての自分が満足するものを作ろう。
        顧客満足を考えるのはその次の段階だ。

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━━━━━━━━━━━━ 2010年3月10日付日経MJより ━━━━━
□■□  本日の注目記事(14面)
■□■   先入観超えて新風          英ダイソン
□■□      羽根なき扇風機 常識吹き飛ばす 
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今日は、羽根のない扇風機「エアマルチプライアー」を発売して大きな
反響を呼んでいる、英ダイソンに関する記事です。

■日本では昨年12月に一部の店で販売を開始、今年4月23日には、シー
 ズンを前に大手量販店など全国約1000店での本格販売が始まる。

■モーターを内臓した土台部分の吸気口から吸い込まれた空気が上部の
 円形パーツのわずか1ミリメートルの開口部を通って円形気流を形成
 し、吸い込んだ空気の15倍の風量を生み出すというしくみ。

■画期的な技術とデザインを生み出す土壌は、イギリス本社に勤める
 約500人のデザインエンジニアの存在にある。

■商品開発はマーケティング主導型ではなく、デザインエンジニアの
 存在が大きいのだ。

■エアマルチプライアーはオープン価格だが、実勢は30センチメートル
 が3万9000円、25センチメートルが3万7000円。

          とのこと。それで、↓↓↓

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ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
 ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


●初めて見た人が皆、「何だ、これは」と不思議がる製品、エアマルチ
 プライアー。「スピーカー?」「2001年宇宙の旅?」などと訳の分か
 らない言葉まで発せざるを得ない代物。


●それはそうでしょう、ただ真ん中に空洞、というよりも輪があるだけ
 なのですから。英ダイソンは、今までの扇風機の概念を完全に吹き飛
 ばす新製品を作り上げました。


●ダイソン社は1993年の創業。社歴はわずか17年しかなく、家電業界で
 は新興勢力といってよい企業です。しかし、日本でもすでにサイクロ
 ン式掃除機が有名で、記事によれば「金額ベースで市場の約16%の
 シェアを確立」しているとのこと。


●ダイソンの製品では掃除機しか知らない人がほとんどだと思いますが、
 同社には、技術、デザインの両方ができるデザインエンジニアが約
 500人も勤めており、ドライヤーや今回の扇風機を生み出しています。


●通常、技術とデザインはまったく異なる専門領域と考え勝ちですが、
 例えば日本でも、ホンダの創業者、本田宗一郎氏などは、この両方に
 うるさかったようです。


●昔の技術者は、どんなに優れた技術も世の中に受け入れられなければ、
 つまり、買ってもらえなければ意味がない、ということから、自然と
 デザインも合わせて考えていたのではないでしょうか。


●ダイソン社には、そんなデザインエンジニアが500人もいるのです。
 使い勝手も考えるデザイナーの視点からすれば、旧来型の扇風機は
 ナンセンス。手入れが面倒で、しかも危険なのですから。


●かつて本田氏は、消費者が驚く新商品を作るのがメーカーの仕事だと
 いう考えから、市場調査にさほど価値を置かなかったようですが、
 ダイソン社も同じ。


●記事によれば、初代掃除機には吸われたごみが見える部分があり、
 事前の調査で不評だったものの、実際に販売したらそれが人気の要因
 のひとつになったとのこと。

 まず、デザインエンジニアたちが自信をもてる商品を作り出すことが、
 既成概念を超えた商品作りにつながっているのです。

 ダイソン エアマルチプライアー
 ⇒ http://www.dyson.co.jp/fans/


●さて、あなたは、

 ・お客様は神様である

 として、顧客の言うとおりにばかりしていませんか。


●顧客は身勝手なもの。しかも、100人が100通りの声を発します。それ
 らの平均値から商品やサービスを開発しても、何も画期的なものは
 生まれません。あくまでも、あなたのプロとしての知識や技術が主体
 です。それを顧客に受け入れられる形に加工すると考えてください。

  
【孫子の名言】「善く戦う者は、人を致して人に致されず」(虚実篇)


───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

■■■ちょっと一言

今年、2010年は3D元年になるのでしょうか。

3D対応テレビについて、ソニーは昨日、6月に発売すると発表しまし
た。一番乗りのパナソニックは4月に発売予定。

我が家では昨年、ようやく薄型テレビを購入し、地デジに対応したばか
り。おそらくこういう家庭は多いと思います。ところが、もう時代は
3Dの世界へ・・・。子どもから、

「お父さん、友達の家のテレビは3Dだよ」

と言われる日も間近でしょう。く、くやしい。。。

ですが、日本の家電メーカーには、ダイソンやアップルなどの海外メー
カーに負けないような画期的な商品を作って欲しいものです。3Dテレ
ビがその突破口になるとよいですね。

今朝の福岡は春の嵐? 
小型の台風でも来ているかのような感じです。(#^.^#)

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