中小企業診断士の勉強部屋:幸楽苑社長、自信メニューをシステムで売る

日経MJを読み解く!

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執筆者:中小企業診断士 濱本 克哉

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2010年3月2日 〓〓〓〓〓〓 

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◆◆◆ 日経MJに見る社長のための兵法的経営戦略 1762号 ◆◆◆

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    〜〜〜【兵法マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
         マーケティングは社長次第である。
           社長の育成が急務だ。

     〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

━━━━━━━━ 2010年3月1日付日経MJ(3面)より ━━━━━━
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◆◇◆    「王将」がうらやましくなるシステムがある
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 ◆         幸楽苑社長  新井田 傳 氏
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今日は、業績好調なラーメンチェーン幸楽苑の社長 
新井田 傳(にいだ つたえ)氏へのインタビュー記事です。

■「09年1月、約4億円の設備投資をして京都工場にチャーハンのライン
 を導入しました。年間、7億5000万円を外注先に支払っていたのが
 内製化によって4億円の利益要因に変りました」

■「‥‥今期から店長以上の年収を約100万円底上げする施策を始めま
 した」

■「王将さんは工場でギョーザの具材を作るほかは、各店の裁量が大き
 く店舗ごとに特徴が異なります。一方、当社は従業員に『引いた油の
 上にギョーザを5ミリメートル間隔で並べる』など細かいマニュアル
 を暗記して試験を行い、『マイスター制』を導入しています」

■「‥‥丁寧さより勢いを重視する中華料理店特有のサービスから脱皮
 するため、お客様を客席に案内する、水を持って行く、オーダーを
 取りに行く、という順序を分担制にする『ステーション制』という
 仕組みを導入しました」

           とのこと。それで、↓↓↓

  ────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
    わかったゾ!!! これぞマーケティングの極意なり。
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 

●王将フードサービスの「餃子の王将」は各店の裁量が大きいのが魅力。
 店長の個性によってメニューも雰囲気も変ってくるわけですが、変ら
 ないのは餃子の味。これが安心感となって顧客を引き寄せています。


●王将の場合は非常にメニューもバラエティに富んでおり、餃子を中心
 とした中華料理店という趣きですが、幸楽苑はラーメン中心で、その
 他は餃子、チャーハン、デザートくらいしかありません。


●よって、王将は多品種少量生産型で、現場の店長や従業員の力量が
 大きくモノを言います。幸楽苑は少品種大量生産型なので、マニュア
 ルさえ整えれば現場は動きます。


●しかし、ただ機械的に商品が出てくるだけの店というのは味気ないも
 の。幸楽苑では店長を元気にするために、今期から店長以上の年収を
 約100万円底上げする施策を始めました。


●新井田社長は従業員の満足度を高めなければ顧客満足度は高まらない
 という考え方をお持ちですが、その方法は給料を上げることと、マイ
 スター制という仕組みを導入する等して資格を与えることのようです。


●今の不況期にはピッタリの施策です。どこの会社も軒並み給料を下げ
 ている時代に年収が100万円も上がるというのは動機付けになるで
 しょうし、マイスター制や厚生労働省認定の資格を取得することが
 できる教育の仕組みも従業員の安心感を増大させます。


●また、少品種大量生産方式は時代に合っていないように見えますが、
 同社は「36年かけて築き上げてきた290円ラーメン、180円ギョーザ」
 に絶対の自信を持っており、磨き上げた単品の大量生産ですから、
 低価格ということもあり、不況期にかなり強い仕組みができています。
 大変すぐれていると思いますが・・・


●問題は、景気回復後、顧客が他店に流れないかということや、カリス
 マ社長の新井田氏の退任後はどうするかということでしょう。04年に
 会長となったものの06年に社長に復帰した経緯がありますので、特に
 後継者育成については、頭を痛めておられるのではないでしょうか。

 同社では、社長の育成が急務ではないかと思われます。

 幸楽苑
 ⇒ http://www.kourakuen.co.jp/


●さて、あなたは、

 ・従業員の教育と経営者の教育は異なる

 ということを認識していますか。


●従業員の延長線上に経営者はありません。ですから、従業員教育を
 徹底してやったからといって経営者は育たないのです。企業を長く
 発展させたいならば、経営者の教育を第一に考えてください。

 
【孫子の名言】「将とは、智・信・仁・勇・厳なり」


───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

■■■ちょっと一言

日本が成長した時期は、明治維新後や第二次世界大戦終戦後など。
国全体が「このままではいけない」という危機感を抱いていた頃です。

今は不況とは言いながらも、どことなく緊張感を欠く日々を過ごして
いる日本人。政治も経済も不注意からのミスばかり。

そんな中、冬季オリンピックでは19歳の浅田真央選手を始めとした若者
たちが国民の期待を一身に背負い、足を震わせながら戦ってくれました。
今の日本では、こういう姿を多く報道することが救いになりそうに思い
ます。教育では「やって見せる」ことが一番重要ですから。

今年はサッカーのワールドカップもあります。楽しみです。(#^.^#)

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