中小企業診断士の勉強部屋:日清食品、「カップヌードル」刷新戦略

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執筆者:中小企業診断士 濱本 克哉

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2009年10月23日 〓〓〓〓〓〓 

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◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 1681号 ◆◆◆

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     〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
         ときには正攻法で押してみよう。
      奇策が絶対に必要、というわけではない。

     〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

━━━━━━━━━━━━ 2009年10月23日付日経MJより ━━━━━
□■□  本日の注目記事(18面)
■□■   「カップヌードル」の刷新戦略     日清食品   
□■□        価格に見合う価値を提供する
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今日は、4月以降、前年を上回る売れ行きを見せている、日清食品の
カップヌードルシリーズに関する記事です。

■カップヌードルシリーズが改良で取り上げることにしたのは具材だ。

■理由は目で見えるというほかに、「うどんやそばなら本物の店がある
 が、カップヌードルには類似のものがない」‥‥

■発売以来、採用されていたのは豚肉や野菜を練り合わせて固めたダイ
 ス状のミンチ肉。「同じ形で本格的なチャーシューを作れないか」
 ‥‥

■今回の刷新では個別商品のテレビCMを復活させた。さらに商品を
 改良した点のみを愚直にアピールする作戦に出た。

■カップヌードルの誕生日9月18日には東京・渋谷で3万食を無料で配布
 する活動を実施した。

■‥‥現在は小売業者を対象に優秀な商品の並べ方を表彰する陳列コン
 テストを実施中だ。

          とのこと。それで、↓↓↓

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ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
 ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


●この不況下、値下げして売ろうとする動きがやたらに目に付きますが、
 中には値下げできないものもあります。2008年1月に一斉に値上げし
 た大手即席めんメーカー。主な理由は原材料費の高騰でした。


●カップヌードルシリーズの税抜き希望小売価格は155円から170円に
 上昇。スーパーではこれよりもかなり安く売られている印象がありま
 すが、それでも値上げは販売数量を激減させたようです。


●頭を悩ませる日清食品。売り上げを回復させるために何を変えるべき
 か? 価格戦略を封じられているのですから、マーケティングの4P
 で残るは、プロダクト(製品)、プレイス(流通経路)、プロモー
 ション(販促)の3つ。


●すでにカップヌードルは認知率が90%を超える商品。誰もが知ってい
 るわけですから、同じ商品を新しい販路に流したり、テレビCMを
 繰り返したりしても、効果はたいして上がらないでしょう。


●同社は、1971年9月に発売して以来、初めて中身を本格的に改良する
 ことにしました。価格を上げた分、商品の価値を高めて納得してもら
 おうというのです。


●変更によって反発を招く恐れのあるスープやめんを変えることは避け、
 選んだのが具材。新技術を使い、乾燥チャーシュー「コロ・チャー」
 開発し、投入しました。


●この変化を消費者に伝えるべく、同社はSMAPの木村拓哉さんを
 テレビCMに起用し新チャーシュー名を連呼させ、容器やフタにも
 変更した具材の写真を載せ、9月18日のカップ・ヌードルの誕生日に
 は渋谷で3万食を無料配布したのです。


●同社が行ったマーケティング施策は正攻法が多く、消費者を驚かせる
 奇策は目につきません。しかし、カップヌードルシリーズの売れ行き
 は回復しています。愚直に「やるべきことをやる」ことの大切さを
 教えてくれる事例です。

 日清カップヌードル
 ⇒ http://www.cupnoodle.jp/


●さて、あなたは、

 ・奇策を思いつかない

 と悩んでいませんか。


●マーケティングの本質はそんなところにはありません。正攻法であれ、
 奇策であれ、

 ・顧客に喜んでもらい、感動してもらうこと

 こそが大事なのです。それが基本にあれば、正攻法でグイグイ押すだ
 けでもかなり価値が伝わり、売り上げアップにつながるはずです。


───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

■■■ちょっと一言

プロ野球のクライマックスシリーズ、盛り上がってます。

理屈で考えれば、今年は巨人対日本ハムで日本シリーズを戦わなければ
おかしいとは思うものの、こういうトーナメント形式を入れると確かに
ファンは燃えます。

企業の施策でも、社員が燃え上がるようなものが欲しいですね。
10月というのは年末に向けて、いろいろと新企画を打つのによい時期で
す。お考えになってみてはいかがでしょう。

アイデアを生み出すのに秋の道の散歩もよさそう。(#^.^#)

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